どうも、鬼のインドア派のたご作(@tagosaku881)です。
Instagramなどに投稿されている写真や『ベースボールマガジン』、『Number』をはじめとする雑誌に掲載された躍動感のあるプロ野球選手の写真に、魅了されてしまいます。
このような写真を見ると、自分で撮影してみたいと思いませんか?
そんなただ写真を見ていただけの素人でもカメラとレンズを揃えれば、撮ることができちるんです!
・観客席からグランドの選手を撮りたい!
・選手のプレーや表情をしっかりと写真に収めたい!!
・どのようなスペックのカメラを選べばいいの?
このような悩む方に向けて、今回はプロ野球を撮影するためのカメラを購入にあたって、押さえておくべきスペックをお伝えしたいと思います。
以前の記事で野球を撮影するにはデジタル一眼レフカメラを推していますが、デジタル一眼レフカメラ・ミラーレス一眼カメラのスペックのチェック項目は共通です。
ミラーレス一眼カメラでプロ野球を撮影したい方もぜひ参考にしてみてください。
カメラメーカーを決める
デジタル一眼レフカメラまたはミラーレス一眼カメラを購入するにあたり、まずはメーカーを選ぶ必要があります。
まず、デジタル一眼レフカメラの初心者の方は、NikonかCanonのどちらかのメーカーを選べば問題ないです。
なぜなら、この2社がデジタル一眼レフカメラ市場のシェア(約97%)を持っているから。
ミラーレス一眼カメラから選ぶとしたら、SONYも対象となってきます。
カメラメーカーを決める注意点としては、基本的にカメラボディ(本体)とレンズは、同じメーカーなければなりません。
レンズとカメラボディを接続する部位(マウント)が異なると装着できないからです。
このマウントの形状は、各メーカー、フォーマットごとに異なります。
例えば、Nikonのカメラボディに対して、Canonのレンズを使用することはできません。
この場合、今後レンズをそろえる際は、Nikonのレンズしか選択肢がなくなります。
(シグマやタムロンといったサードパーティー製のレンズという選択肢はありますが。)
つまり、メーカー選びは今後のカメラ生活を左右すると言っても過言ではないのです。
- デジタル一眼レフであれば、Nikon or Canon
- ミラーレス一眼であれば、SONYも選択肢へ
- カメラボディとレンズは、同じメーカーを使うことになる
一般的にNikon、Canon、SONYの言われているカメラの特徴は、こんな感じです。
- 自然な色が出やすく、風景を撮影するのに向いている
- AF(オートフォーカス)の精度が高い
- 耐久性があり、タフネス
- 「記憶色」の色作りにより、肌の色合いがよく、人物を撮影するのに向いている
- AFが早い
「記憶色」とは、多くの人が、ある対象の色の印象として記憶している色のことをいいます。
よって、出来上がった写真がキレイに出やすいということになります。
ちなみにNikonは「記録色」に近いため、実際の見た目とおりの色が出やすいので両社で絵作りが異なります。
- 瞳AFの精度が高い
- 瞳AFにより顔へのピントが合いやすく、人物を撮影するのに向いている
- ミラーレスカメラの先駆者(一眼レフカメラはほぼない)
こうみると、躍動感のある動く被写体であるプロ野球を撮影するという点では、AFが素早いCanonが向いているように思えます!
ただ、3社のメーカーとも素晴らしいデジタル一眼レフまたはミラーレス一眼カメラを提供しているので、はっきり言ってこの3社どれでもいいと思いますよ。
僕は、Nikonユーザーで、Nikonの色合いが好きです。
スポーツを撮影する際にAFが遅いとも感じたこともなく、今も愛用しています♪
よって、カメラメーカーで悩んでいる方は、周りの友人や知り合いで使っているメーカーと同じにしてみてはいかがでしょうか。
困ったときの相談やレンズの貸し借りもできるので、お互いのカメラライフをより楽しむことができますよ!
レンズとか高いので、使いたいときにレンズの貸し借りができる相手がいると、コスパがいいんです。
チェックするべきカメラのスペック
プロ野球をはじめとするスポーツや動く動物などの被写体を撮影を目的とするデジタル一眼レフカメラでチェックしておくべきスペックの項目を説明していきます。
デジタル一眼レフのスペックとして紹介していますが、ミラーレス一眼でもチェックする点は同じです。
フルサイズ or APS-C
この2つは、カメラのイメージセンサーの大きさの規格のことです。
イメージセンサーとは、レンズから入った光を電気信号に変換する半導体のこと。
カメラの心臓部であり、その性能がデジタルカメラで撮る写真の画質を大きく左右するものです。
デジタル一眼レフやミラーレス一眼カメラでは、搭載するイメージセンサーの大きさによって、2つのモデルに分けることができます。
それが『フルサイズ』モデルと『APS-C』モデルです。
フルサイズのカメラの方が、APS-Cに比べてイメージセンサーが大きいです。
よって、光をたくさん取り入れることができるので高画質な写真が撮れ、夜間の暗い場所でも活躍できるというメリットを持ちます。
プロ野球の撮影におけるナイターでは、フルサイズのメリットを生かすことができます。
- 高画質な写真が撮れる
- 光源の少ないナイターやドーム球場などでは、有利
一方のAPS-Cは、詳しい説明は割愛しますが、フルサイズに比べると「望遠」が得意という特徴があります。
同じレンズを使った場合、焦点距離と画角が異なった形で写真が出来上がります。
フルサイズで使用したレンズをAPS-Cで使用した場合、より被写体を寄せて撮影することができます。
(Nikonの場合「約1.5倍」、Canonの場合「約1.6倍」被写体に迫ることができます。)
フルサイズとAPS-Cで同じレンズを使って撮った場合のイメージがこのようなイメージで撮影することができます。
フルサイズの内側をちょうど切り取った形で撮れるのがAPS-Cのカメラです。
このことが望遠が得意と言われる理由です。
球場の観客席から撮影し、選手のプレーや表情に迫りたい場合、このAPS-Cモデルの望遠力が大きな力を発揮することができます。
また、APS-Cは、イメージセンサーが小さいため、フルサイズと比較してボディとレンズが軽量に作られ、さらにお財布にも優しいです。
- 軽量かつ安価なボディとレンズ
- 遠くの被写体に寄せた写真を撮るのに有利
カメラは持ち出して、撮影してこそ意味があります。
軽量かつ低コストこそが最大のメリットではないでしょうか。
シャッターの連写速度
1秒間に撮影できる枚数のこと。
例えば「5コマ/秒」の表示だと、1秒間に5枚撮ることができます。
当然、この数値が大きければ大きいほど、良いカメラと言えます。
シャッターの連写速度が遅いと、シャッターチャンスの瞬間を逃しやすなります。
逆に連写速度が速いほど、瞬間的に撮影できるコマ数が多いので、決定的瞬間をモノにしやすいメリットがあります。
試合をする選手の突発的な動きを捉える必要があるので、野球をはじめとするスポーツ写真を撮る目的でカメラを選ぶ場合は、このシャッターの連射速度を最も重要視すべきです。
1コマ/秒違うだけでも決定的瞬間を逃しやすくなってしまいます。
野球をはじめとするスポーツを撮影するのであれば、シャッター連写速度は、最低でも「7コマ/秒」は欲しいところです。
AF(オートフォーカス)の性能
AF性能とは、自動でピントを合わせる機能になります。
スポーツなどの被写体が動くものの撮影では、とても大切になる項目です。
「瞬時にピントを合わすことができるか」、「正確にピントを合わすことができるのか」、動きがある被写体だからこそ、このAF性能の良さが重要となります。
選ぶポイントとしては、「測距点○○点」とか「○○点のAFシステム」といった表記を注視しましょう。
測距点とは、ファインダー内に表示される黒や赤い四角の点のこと。
中心部から上下左右に配置される測距点によって、ファインダー上のあらゆる場所でピントを合わせてくれます。
一般的には測距点が多いと、高速で複雑な動きをする被写体の瞬間を捉えるときに有利に働くとされています。
プロ野球の場合、投手や打者は決まった場所での動作になるので、そこまで高いAF性能はなくていいです。
ただし、打球が飛んで処理する野手の場合は、打球によってさまざまな動きをするので、AF性能が高いカメラの方がカッコイイ写真が撮れるはずです。
ISO感度
次に重要視してほしいのがISO感度です。
読み方は、「イソ感度」とも「アイエスオー感度」とも。
ISO感度とは、デジタルカメラが光を電子的に増幅させる性能を言います。
このISO感度を上げることで、シャッター速度の設定を落とさずに撮影することができます。
細かい話を長くなるので、簡潔に述べると、光源の少ない暗い場所などでも、ISO感度を上げれば明るめのきれいな写真を撮ることができます。
ISO感度の上限の数値が高ければ、高いほど感度耐性の強い良いカメラと言えます。
野球を撮影する場合、天気の良いデーゲームの野外球場であれば、ISO感度について、そんなに気にすることはありません。
しかし、ナイターやドーム球場では光源が少ないため、ISO感度を上げなければ、暗い写真が出来上がってしまいます。
よって、適正な明るさのある写真を撮るためにISO感度を上げて、撮ることになります。
ここで注意する点としては、ISO感度を上げすぎると、写真にザラつき(ノイズ)が発生してしまいます。
冬の日暮れ前の撮影ということで、光源がとても少ない環境下での撮影です。
写真がブレないようにシャッタースピードをやや速めにしているため、ISO感度を上げざるを得ない環境です。
ISO感度を上げた結果、ザラついた写真となってしまいました・・・
この写真は、競馬の撮影を例に挙げれいますが、プロ野球の撮影でも同じです。
特にナイターやドーム球場では同じ状況が生まれやすいです。
ISO感度の上げすぎに注意!!
写真にザラつき(ノイズ)が発生することも・・・
対応策としては、感度耐性の強いカメラ(ISO感度の上限値が高いカメラ)を使うか、明るいレンズ(開放絞り値が低い)を利用するといったところでしょうか。
要はいい機材を使おう、というところです。
レンズはともかく、最近発売されるカメラボディはかなりの感度耐性が強いので、結構、ISO感度を上げてもいいと思いますよ!
まとめ
野球を撮影するカメラの選び方について説明しました。
野球をはじめとする動く被写体の撮影ではAF性能とシャッターの連写速度に注目してカメラを選ぶことになります。
これらは、野球だけでなく他のスポーツや飛行機・戦闘機や子供の運動会などの撮影にも適したカメラの選び方となっています。
プロ野球においては、ナイターやドーム球場での観戦も多くなりますから、ISO感度についても着目した方が良いでしょう。
思いのほか、高感度で撮影しているケースが私の場合、結構多いです。
これらの観点から僕がカメラを選んでみました。
また、プロ野球の試合の写真を撮るためのカメラの設定についてもまとめてみました。
参考に読んでみてください!
ただ、いきなり購入するとなると、高価な買い物となりますし、初めてカメラを手に触れる場合はどのような操作性なのか、今後もカメラを趣味としてやっていけるのかを確認するためにも、まずは、レンタルを利用するなど自らの手で試してみるのはいかがでしょうか?
最後に野球に向いたカメラを紹介しているのに、競馬の写真を使っていてスミマセン・・・
説明に合う野球の写真がなかったのでご容赦を・・・
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