どうも、鬼のインドア派のたご作(@tagosaku881)です。
競馬場で走るサラブレッドほど、カッコイイ動物はいないと思います。
美しい毛並みと、速くそして迫力のある走りは魅了されませんか?
僕は魅了され続けて、競馬の写真を撮り続けています。
馬券を購入して当てるだけでなく、ブラッドスポーツとしての思い出作りにもなり、カメラを持って競馬場に行くのが毎回楽しみになってしまいました。
そんな美しい馬を撮影するためのカメラ選びについて、お伝えしていきたいと思います。
カメラの種類はどんなのを選ぶべきか?
カメラにはいろいろな種類があります。
現在の主流であるデジタルカメラの中にも、いくつか種類があります。
例えば、デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼、コンパクトデジタルカメラなどが挙げられます。
もちろん、スマートフォンのカメラもありますよね。
競馬のレース写真を本格的に撮影したいのであれば、デジタル一眼レフカメラが最適です。
デジタル一眼レフと望遠レンズを用いれば、上の写真のような颯爽と走る馬をピタっと止めたカッコイイ姿を残すことができるようになりますよ!
コンパクトデジタルカメラやスマートフォンは、持ち運びに便利で今ではとても綺麗な写真を撮ることができますが、どうしても競走馬のスピードにピントを合わせることが難しいので、レースの写真には向きません。
あくまでも思い出のために残すという観点で使うとよいでしょう。
ミラーレス一眼も昨今ではデジタル一眼レフ並みの技術を備え、一眼レフを超える市場となっているので、ミラーレス一眼も選択肢としてはアリです。
デジタル一眼レフカメラが最も適している。
ミラーレス一眼カメラも候補に入れてよい。
おすすめは一眼レフカメラ
一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラとも、レンズを交換して、様々な写真が撮れるカメラとして有名です。
両者とも同じような綺麗な写真を映し出すことができます。
では、なぜ一眼レフカメラを推しているのかを、両者に違いを説明しつつ、お伝えします。
一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの特徴
- AF(オートフォーカス)やシャッターの高速連写機能が優秀
- 光学ファインダーにより、目に見えたシーンを確実に撮影できる
- レンズの種類が多く、スポーツ写真で必須の望遠レンズが多い
- カメラ・レンズが重いため、携帯性が皆無
- デジタル一眼レフより小型化されている
- デジタル一眼レフと同等のAF(オートフォーカス)と画質の写真を撮れる
- 電池の消費量が大きい
- デジタル一眼レフに比べて、レンズの取扱いがまだ少ない
- カメラ市場の主流になりつつある
一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの違いは、上の図のとおり、ミラーとペンタプリズムの有無です。
一眼レフカメラは、レンズに映した景色をミラーとペンタプリズムを反射させることで、「光学ファインダー」でリアルタイムで見ながら撮影することができます。
一方のミラーレス一眼カメラは、レンズに映った景色を映像に変換し、それを「電子ビューファインダー」や「液晶モニター」に映しだしたものを見ながら撮影することになります。
この両者の違いは、走っている競走馬のスピードに合わせて、カメラを構えるて撮影したいときの微妙な違いが生まれており、シャッターチャンスに影響を及ぼします。
一眼レフカメラの場合は、直接、光学ファインダーを通じて被写体を見ながら、「撮りたい!」と思った瞬間にシャッターを切ることができます。
一方、ミラーレス一眼カメラは、レンズから入った景色をモニターへ変換して表示させることにより、モニターに映し出される映像が一瞬遅れたり、チラついたりする現象が生じてしまうことがあります。
この点から、僕は競馬を撮影するのには一眼レフカメラを薦めているところです。
また、一眼レフカメラの方が歴史が古いため、それに対応する望遠レンズの取扱いが豊富です。
NikonのZレンズ(Nikonのミラーレス用のレンズ)からは、最近、やっとテレ端400mmのズームレンズが発売されたばかりで、ミラーレスカメラに対応する望遠レンズの取扱いが少ないのが現状です。
光学ファインダーの利点から競馬などのスポーツを撮るなら一眼レフカメラの方がよい!
ただし、2022年現在では、各カメラメーカーとも一眼レフカメラよりもミラーレス一眼カメラの市場へシフトしているのが明らかです。
よって、これからカメラを趣味として始めてみようと購入を検討している方は、上述の内容を頭に入れたうえでミラーレス一眼カメラを選んでも良いと思います。
僕が今使っているカメラは、NikonのD750です。
チェックすべきカメラのスペック
一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラをおススメしました。
その中でも、エントリー機といった入門機ではなく、中級機以上のカメラボディ(本体)を選ぶとストレスなく競馬の写真を撮ることができます。
競馬をはじめとするスポーツ写真といった動く被写体を撮るには、以下の項目に着目してみましょう。
中級機以上のカメラであれば、クリアできている項目となります。
- シャッターの連写速度
- AF(オートフォーカス)の性能
- イメージセンサーの大きさ
シャッターの連写速度
時速60㎞/s近くでレースを走る競走馬をしっかりと撮りたいという目的であれば、シャッターの連写速度のあるカメラを選びましょう。
シャッターの連写速度とは、1秒間に撮影できる枚数をいいます。
例えば、「5コマ/秒」の表示であれば、1秒間に5枚撮影することができます。
このシャッターの連写速度の数字が大きければ、大きいほど性能の良いカメラと言え、決定的な瞬間をとらえるチャンスが広がります。
競馬などのスポーツを撮るのであれば、理想は7コマ/秒以上はほしいところ。
競馬だけでなくスポーツ写真を撮ってみたいと思うあなたには、最も最重要視してほしいチェックポイントです。
AF(オートフォーカス)の性能
AFとは、自動でピントを合わせる機能です。
競馬をはじめとするスポーツなどの被写体が動く撮影には、AFの性能も大事です。
AF性能で大事なのが「瞬時にピントを合わせることができるか」、「正確にピントを合わすことができるのか」、動きがある被写体だからこそ、このAF性能の良さが重要となってくるわけです。
ピントが合わないとブレブレな残念な写真になってしまいます。
このAF性能のチェックすべきポイントとしては、「測距点〇〇点」とか「〇〇点のAFシステム」といった表記に着目しましょう。
測距点とは、ファインダー内に表示される黒や赤い四角の点のこと。
中心部から上下左右に配置される測距点によって、ファインダー上のあらゆる場所でピントを合わせてくれます。
一般的には測距点が多いと、高速で複雑な動きをする被写体の瞬間を捉えるときに有利に働くとされています。
ただし、競馬の場合、馬はゴールに向かって走るので、予測不能な突拍子な動きをするわけではないので、そこまでAF性能が高くなくてもいいように思います。
むしろこのAFは、牧場にいる馬を撮るときに求められる性能かもしれません。
イメージセンサーの大きさ
フルサイズ機かAPS-C機かもチェックすべきでしょう。
これらは、イメージセンサー(撮像素子ともいう)の大きさに応じたカメラの呼称です。
イメージセンサーとは、レンズから入った光を電気信号に変換する半導体であり、カメラの心臓部です。
このイメージセンサーがデジタルカメラで撮る写真の画質に大きく影響を与えることになります。
デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼では、搭載するイメージセンサーの大きさによって、性能などが変わります。
フルサイズはセンサーの大きいので、光をたくさん取り込むことができるので、高画質な写真が撮れ、夜間の暗い場所でも活躍できるというメリットがあります。
逆にAPS-Cのメリットは、望遠が得意という利点があります。
フルサイズ機で利用した同じレンズをAPS-C機で使用する場合、より被写体を寄せて撮影することができます。
(Nikon、SONYの場合「1.5倍」、Canonの場合「1.6倍」の焦点距離となる)。
観客である僕たちと離れた馬場にいる馬を撮影するわけですから、馬や騎手の表情に迫りたいときには、このAPS-Cカメラの望遠力が大きな力を発揮してくれるでしょう。
さらに、APS-Cはセンサーが小さい分、フルサイズ機よりも軽量で作られ、価格も安いため、お財布にやさしいです。
- 高画質な写真が撮れる
- 冬の夕暮れなどで光源の少ないレースなどに向いている(有馬記念とか)
- 軽量かつ安価なボディとレンズ
- 遠くの被写体に寄せた写真を撮るのに有利
カメラは持ち出して、撮影してこそ意味があります。
軽量かつ低コストのAPS-Cカメラから始めるのがいいかも!
ISO感度
おまけ程度ですが、ISO感度についても触れておきます。
読み方は、「イソ感度」とも「アイエスオー感度」とも。
ISO感度とは、デジタルカメラが光を電子的に増幅させる性能を言います。
このISO感度を上げることで、シャッター速度の設定を落とさずに撮影することができます。
細かい話を長くなるので、簡潔に述べると、光源の少ない暗い場所などでも、ISO感度を上げれば明るめのきれいな写真を撮ることができます。
ここで注意する点としては、ISO感度を上げすぎると、写真にザラつき(ノイズ)が発生するということ。
競馬の場合は、基本的に昼間に行われているので、そんなにISO感度を重要視することはありません。
しかし、年末の大レースの有馬記念では、この問題が直結したりします。
冬至に近い時期に開催されるということで日暮れが早く、中山競馬場のスタンドの庇(ひさし)の影が馬場にまで伸びて、全体が暗くなりがちとなります。
冬の日暮れ前の撮影ということで、光源がとても少ない環境下での撮影。
写真がブレないようにシャッタースピードをやや速めにしているため、ISO感度を上げざるを得ない環境でした。
ISO感度を上げた結果、ザラついた写真となってしまいました・・・
ISO感度の上げすぎに注意!!
写真にザラつき(ノイズ)が発生することも・・・
対応策としては、感度耐性の強いカメラ(ISO感度の上限値が高いカメラ)を使うか、明るいレンズ(開放絞り値が低い)を利用するといったところでしょうか。
回避したければ、いい機材を使おう、ということ。
レンズはともかく最近発売されるカメラボディは、かなりの感度耐性が強いので、結構、ISO感度を上げてもノイズの発生を防ぐことができますよ!
カメラメーカーを決める
スペック以上に大事なのが、カメラメーカー選びです。
初めて購入したカメラメーカーとは、カメラの趣味を続けていく以上、一生のパートナーとなります。
美しい情景を撮るために、シチュエーションに合ったレンズ交換をするのが一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラの醍醐味ですが、その交換レンズとカメラボディは同じメーカー同士でないと使うことができません!
レンズとカメラボディを接続する部位(マウント)が異なると装着できないんです。
このマウントの形状は、各メーカー、フォーマットごとに異なるため、こういう不都合が生じてしまいます。
例えば、Nikonのカメラボディに対して、Canonのレンズを使用することはできません。
今後、新たなレンズをそろえる際は、Nikonのレンズしか選択肢がなくなります。
(シグマやタムロンといったサードパーティー製のレンズという選択肢はありますが。)
もしくは、Canonのカメラボディに買い替えるという選択肢になります。
高価な買い物なのに、買い換えるなんて考えたくないっす
では、どこのメーカーを選ぶべきでしょうか?
基本的には、みんなが使っているカメラメーカーを選ぶのがいいです。
理由は、こんな感じ。
- 取り扱うレンズが多く、レンタルなどの貸し借りがしやすい
- 写真の作例が豊富にみられる
自分が持っていないレンズを借りやすいという点がメリットになります。
レンタルサービスの店でも主要なカメラメーカーのカメラボディやレンズを取り扱っているので、比較的簡単に探せて、借りることができます。
今の時代、Instagramをはじめとするネット上で撮った写真を作例がたくさん挙げられています。
主要なカメラメーカーのカメラで撮っている写真が多く挙げられているので、どのような写真を撮ることができるのかメーカーのカメラから検索することで、自分が撮りたい写真の参考にすることができます。
一眼レフならNikon か Canon
一眼レフカメラを検討している方であれば、NikonかCanonのどちらかを選びましょう。
2021年のデジタル一眼レフ市場のシェアを見てもらうと一目瞭然です。
第1位 Canon シェア:51.9%
第2位 Nikon シェア:44.8%
第3位 RICOH シェア:3.0%
CanonとNikonで世界を二分しているのが現状です。
ミラーレスならSONYも
ミラーレス一眼となるとまたシェア率が変わってきます。
第1位 SONY シェア:27.4%
第2位 Canon シェア:23.8%
第3位 OLYMPUS シェア:23.4%
ミラーレス一眼になると、Nikonの名が消え、SONYが1位となっています。
Nikonは、第6位の6.6%らしく、厳しい状況ですが、カメラ雑誌などではNikonの名前は必ず出てくるので、カメラブランドの力はあり、今後の躍進に期待したいですね。
Nikon、Canon、SONYの特徴
本当は、3社のカメラを使って、作例を紹介すべきなんでしょうが、如何せん所有していません。
一般的にNikon、Canon、SONYの言われているカメラの特徴は、こんな感じです。
- 自然な色が出やすく、風景を撮影するのに向いている
- AF(オートフォーカス)の精度が高い
- 耐久性があり、タフネス
- 「記憶色」の色作りにより、肌の色合いがよく、人物を撮影するのに向いている
- AFが早い
「記憶色」とは、多くの人が、ある対象の色の印象として記憶している色のことをいいます。
よって、出来上がった写真がキレイに出やすいということになります。
ちなみにNikonは「記録色」に近いため、実際の見た目とおりの色が出やすいので両社で絵作りが異なります。
- 瞳AFの精度が高い
- 瞳AFにより顔へのピントが合いやすく、人物を撮影するのに向いている
- ミラーレスカメラの先駆者(一眼レフカメラはほぼない)
こうみると、競走馬は動く被写体となるため、競馬のレースを撮るという点では、AFが素早いCanonが向いているように思えます!
ただ、3社のメーカーとも素晴らしいデジタル一眼レフまたはミラーレス一眼カメラを提供しているので、はっきり言ってこの3社どれでもいいと思いますよ。
僕は、Nikonユーザーで、Nikonの色合いが好きです。
スポーツを撮影する際にAFが遅いとも感じたこともなく、今も愛用しています♪
よって、カメラメーカーで悩んでいる方は、周りの友人や知り合いで使っているメーカーと同じにしてみてはいかがでしょうか。
困ったときの相談やレンズの貸し借りもできるので、お互いのカメラライフをより楽しむことができますよ!
レンズとか購入するとなると非常に高いので、使いたいレンズの貸し借りができる相手がいると、コスパがいいです。
最近のミラーレス一眼カメラについて、3社の写り具合を比較している動画をYouTubeで見つけたので、こちらも参考にしてみてください。
まとめ
競馬のレースシーンを撮る目的とするカメラの選び方について説明してきました。
僕が撮った競馬の写真は、Instagramに投稿していますので、見ていただけるとうれしいです。
競馬をはじめとする動く被写体の撮影ではAF性能とシャッターの連写速度に注目してカメラを選ぶことになります。
これらは、他のスポーツや飛行機・戦闘機や子供の運動会などの撮影にも適したカメラの選び方となっています。
今後、競馬の写真のために適したカメラやレンズを紹介するとともに、撮影方法などを紹介していきたいと思っています。
最後に、いきなりカメラやレンズなどを購入するとなると、高価な買い物となってしまいます。
初めてカメラを手に触れる場合はどのような操作性なのか、今後もカメラを趣味としてやっていけるのかを確認するためにも、まずは、レンタルを利用するなど自らの手で試してみるのはいかがでしょうか?
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