どうも、たご作です。
いよいよ、明日は競馬ファンお楽しみの有馬記念です。
まったく競馬に興味がない方もこのレース名くらいは、レース名くらいは聞いたことがあるでしょう。
今回は、過去10年の有馬記念の成績を振り返るとともに、私の独断と偏見の予想を披露したいと思います。
有馬記念とは
毎年12月に中山競馬場で行われる、JRAのGⅠレース。
有馬頼寧理事長が考案した出走馬の選考方式にファン投票を導入しており、有馬氏の功績をたたえ、「有馬記念」と改称されて現在に至っている。
決して、有馬温泉あたりで開催されているわけではないことに注意されたし。
1996年には売上額が約875億円となり、日本競馬における1レースの売上最高額としてギネス世界記録に登録されたこともあるくらいのお金が動いているのです。
年末一番の大勝負に賭けてみてはいかがでしょうか?
2010年 ヴィクトワールピサ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
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2010 | 1 | 1 | 牡3 | ヴィクトワールピサ | 2 |
2 | 7 | 牝4 | ブエナビスタ | 1 | |
3 | 11 | 牡3 | トゥザグローリー | 14 |
3歳勢による決着かと思われた瞬間、音速の末脚を魅せ、飛んできたのが女王ブエナビスタ。
先行勢に有利となった緩やかな展開にもかかわらず、中団からただ1頭、鋭い脚で迫るブエナビスタと最後は粘るヴィクトワールピサと並んでのゴールの差は、たったの2センチだった。
2011年 オルフェーヴル
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
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2011 | 1 | 9 | 牡3 | オルフェーヴル | 1 |
2 | 5 | 牡4 | エイシンフラッシュ | 7 | |
3 | 7 | 牡4 | トゥザグローリー | 9 |
女帝として君臨していたブエナビスタをはじめ、日本馬初のドバイワールドカップを制したヴィクトワールピサなどに加え、3冠馬となったオルフェーヴルが参戦し、グランプリに恥じない豪華メンバーが集結した。
彼らをねじ伏せ、オルフェーヴルが四冠馬となり、現役最強馬も超えて“歴史的名馬”を確信した圧巻のグランプリであった。
2012年 ゴールドシップ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
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2012 | 1 | 13 | 牡3 | ゴールドシップ | 1 |
2 | 6 | 牡4 | オーシャンブルー | 10 | |
3 | 9 | 牡5 | ルーラーシップ | 2 |
凱旋門賞の疲れなどでオルフェーヴルが回避。
そして、3冠牝馬でジャパンカップでオルフェーヴルを降したジェンティルドンナの参戦も見送られ、少しメンバーがさみしくなっていた。
この年の主役は、皐月賞と菊花賞の2冠を制したゴールドシップ。
有馬記念では滅多に見られない、後方に位置し、第3コーナーから馬群の大外を通って、捲りを仕掛け、ゴール板を突き抜ける芦毛の王者の姿に圧倒。
エイシンフラッシュの鞍上のM.デムーロ騎手が尿管結石により、三浦皇成騎手へと当日乗替りになったときの阿鼻叫喚は未だに忘れられない…
2013年 オルフェーヴル
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
---|---|---|---|---|---|
2013 | 1 | 6 | 牡5 | オルフェーヴル | 1 |
2 | 4 | 牡5 | ウインバリアシオン | 4 | |
3 | 14 | 牡4 | ゴールドシップ | 2 |
3冠馬・オルフェーヴルのラストラン。
コーナーをまくり、4コーナー出て直線で先頭にたち、そのままゴール板まで走り続けた8馬身差の圧勝劇は、自ら引退レースの花道を華麗に飾り、競馬場全体のファンが引退を惜しむくらいの感動的な有馬記念であった。
。
2014年 ジェンティルドンナ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
---|---|---|---|---|---|
2014 | 1 | 4 | 牝5 | ジェンティルドンナ | 4 |
2 | 6 | 牡3 | トゥザワールド | 9 | |
3 | 14 | 牡5 | ゴールドシップ | 1 |
3冠牝馬・ジェンティルドンナのラストラン。
同馬は、主要の4競馬場(東京・中山・京都・阪神)のうち、中山競馬場だけは未勝利でした。
このレースに勝ったことで、主要競馬場の勝利だけでなく、最多GⅠ7勝目の獲得となり、名実ともに歴代最強牝馬へとなった瞬間を迎え、有終の美を飾った。
2015年 ゴールドアクター
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
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2015 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | 8 |
2 | 9 | 牡4 | サウンズオブアース | 5 | |
3 | 11 | 牡3 | キタサンブラック | 4 |
最後の走りとなるゴールドシップの道中の仕掛けに大きなどよめきが起きる中、スタンドは大興奮の中、勝ったのは意外の馬だった。
この年の夏に、1000万下特別、1600万下特別、そしてアルゼンチン共和国杯と3連勝をマークしており、勢いを増していた8番人気の伏兵・ゴールドアクター。
吉田隼人騎手の初GⅠ制覇となりました。
2016年 サトノダイヤモンド
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
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2016 | 1 | 11 | 牡3 | サトノダイヤモンド | 1 |
2 | 1 | 牡4 | キタサンブラック | 2 | |
3 | 2 | 牡5 | ゴールドアクター | 3 |
最後の直線では、ゴールドアクターとキタサンブラックが争う。
キタサンブラックが1つ抜け出し、そのまま押し切ってゴールインと思いきや、外からサトノダイヤモンドが差し切り、勝利を得た。
ハイレベルといわれる3歳世代の代表が、世代交代を懸けて勝負を挑み、勝利ししたサトノダイヤモンドの額のダイヤモンドが一層輝いてみえた瞬間だった。
2017年 キタサンブラック
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
---|---|---|---|---|---|
2017 | 1 | 2 | 牡3 | キタサンブラック | 1 |
2 | 3 | 牝5 | クイーンズリング | 8 | |
3 | 10 | 牡5 | シュヴァルグラン | 3 |
演歌歌手・北島三郎氏(大野商事)が所有するキタサンブラックのラストラン。
先行押切り型の王道の競馬で君臨していた同馬の枠順が決まったとき、私には、ほぼキタサンブラックの勝ち方がみえた。
案の定、予想通り、抜群の飛び出しを見せたキタサンブラックはハナを切る。
そして、1周目のゴール前、1コーナーから2コーナー、向正面と、淡々と先頭を走り、直線も他馬の追撃を振り切り、引退の花道を堂々と飾ったのであった。
2018年 ブラストワンピース
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
---|---|---|---|---|---|
2018 | 1 | 8 | 牡3 | ブラストワンピース | 3 |
2 | 12 | 牡4 | レイデオロ | 1 | |
3 | 15 | 牡6 | シュヴァルグラン | 9 |
ダービーの頃からブラストワンピースは強いと言い続けていた私。
菊花賞にも敗れ、有馬記念で雪辱の勝利をもたらした汚名返上劇は、池添謙一騎手のガッツポーズとともに田吾作を狂喜乱舞させたのであった。
しかし、馬券は外している。
池添謙一騎手は、2010年代で有馬記念3回も勝っているグランプリ男。
一応、現役ジョッキー最多有馬記念勝ちの騎手とのこと。
2019年 リスグラシュー
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 単勝 人気 |
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2019 | 1 | 6 | 牝5 | リスグラシュー | 2 |
2 | 10 | 牡3 | サートゥルナーリア | 3 | |
3 | 7 | 牡3 | ワールドプレミア | 4 |
アーモンドアイに大注目された当レース。
しかし、勝ったのはもう一頭の現役最強牝馬であった。
直線入口、一気に外へと持ち出されてスパート態勢で一気に中山の坂を駆け上がり、フィエールマンやサートゥルナーリアをまとめて交わし、5馬身差の勝利。
同一年の宝塚記念・有馬記念勝利は、牝馬としては初の快挙を成し遂げ、ターフを去っていった。
2020年 有馬記念の予想
初心者の方は、気楽にお好みの番号を買えばいいと思います。
過去10年の有馬記念の傾向から、予想してみました。
このブログで掲げた範囲内のみですので、まったく参考にならない可能性が高いことにご留意ください。
信じる、信じないは、Youしだい!
- 1番人気の1着(過去5回)
- 3歳馬 or 5歳馬が1着(4歳馬の1着はゴールドアクターのみ)
- 5枠と8枠の1着なし
当日、フィエールマンとクロノジェネシスのどちらが1番人気になるか不明ですが、3歳馬か5歳馬が1着という実績から1着は、⑬フィエールマンと予想します。
- 4歳馬が2着最多(過去6回)
- 4番人気~9番人気(過去5回)
- 7枠と8枠の2着なし
2着は、⑤ワールドプレミアと④ラヴズオンリーユーあたりを推したい。
- 5歳馬の3着(過去4回)
- 5枠が3着最多(過去3回)
- 2枠と3枠の3着なし
3着は、⑩カレンブーケドール、⑧ラッキーライラックあたりを推したい。
まとめ
明日は、いよいよ有馬記念。
アーモンドアイやコントレイル、デアリングタクトなどは、出走しませんが、それでも十分、見ごたえのあるメンバーが集結していると思います。
このレースで引退する馬もいるので、無事と勝利を祈りつつ、応援するのもありです。
過去のデータや映像を見ながら予想合戦を是非とも楽しんでいただきたいと思います。
今年は、コロナ禍により現地観戦が叶わず、写真を撮れないのが非常に残念です。
有馬記念についても、3年連続で行けていない状況です。
今年は1枚も馬の写真が撮影できず、さらに歴代屈指の名馬・アーモンドアイの現役時代の写真を一枚も収めることができなかったことに非常に後悔しています。
来年こそは、コロナが終息して、競馬場での撮影を楽しむことができればと切に願っています。
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