ドラゴンクエスト11 S【ゲーム評価とレビュー】

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ドラクエ11について

どうも、ドラクエ好きのたご作@tagosaku881)です。

2020年12月4日(金)に『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めてS』が発売されました。

本作は、2017年7月29日に発売されたドラゴンクエストシリーズの11作目である『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて 』のアップグレード版です。

よって、基本ベースは、『ドラゴンクエストⅪ』です。

ウマタロー

ドラクエ11を遊んだ人にとって購入価値あるの?

たご作

フルボイスになったり、プレイの操作感が大幅に強化されているよ!

ゲームおすすめ度:

ドラクエシリーズの集大成ともいえるドラクエ11がパワーアップして、この『ドラクエ11S』として帰ってきました。
ストーリーに追加要素を少し加えるとともに、ストーリーを盛り上げるため、各キャラクターに声がふきこまれるようになったので、ドラクエ11の世界観がよりにぎやかになっています。

以下、『ドラゴンクエストⅪ S』を本作、『ドラゴンクエストⅪ』を旧作と呼称します。

そこで、実際にプレイをしてみて、以下の通り、追加要素が加わり、非常に多くの良かった点がありました。旧作を未プレイまたはこの要素を楽しみたい方は購入するべき、だと思います。


良かった点
  1. 登場キャラクターの魅力を更に高めるキャラクターボイス
  2. 物語をストレスなく進めるための調整機能の追加
  3. オーケストラ音源による没入感と臨場感
  4. 新ストーリーの追加

未プレイの方はもちろんのこと、忙しい方は、追加機能により、サクサクと物語が進められますので、是非ともプレイしてほしいと思います。


不満点
  1. ベースは『ドラゴンクエストⅪ』のストーリーのため目新しさはない
目次

概要

公式サイトドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて S
ハードPS4、Nintendo Switch、Xbox One、PC
ジャンルロールプレイングゲーム
プレイ人数1人
発売日2020年12月4日(金)

ゲーム内容


ドラゴンクエストシリーズの第11作目のナンバリングタイトルに追加要素を加えたものです(以下、旧作『ドラゴンクエストⅪ』の説明も含まれます)。

PS4の機能を生かした広大かつ美しいフィールドのところどころにモンスターが生息しており、探索中に、モンスターとぶつかることで戦闘に入るシンボルエンカウントシステムが採用されている(2Dモードではランダムエンカウント)。
戦闘は、従来シリーズを受け継ぎ、ターン制コマンドバトルです。

主人公は以下の背景を持ち、冒険へと旅立ちます。

主人公は、穏やかなイシの村で暮らす青年。16歳となり、成人の儀式に臨んだ主人公は、自分がかつて世界を救ったとされる「勇者」の生まれ変わりだと知る。勇者とは何か、勇者の使命とは何かを知るため、彼は故郷を旅立つ。
目指すは大陸一の大国デルカダール。主人公の母によれば、この地へ行けばすべてが明らかになるのだという。やがてデルカダールにたどりついた主人公は、王のもとへ向かう。勇者であることを告げる主人公に、デルカダール王は勇者とは何者なのかを語り出す。
デルカダール王が語った内容は、衝撃的なものだった。勇者は悪魔の子である、というのだ。王の言葉に反応し、主人公に立ちはだかる兵士たちと、突きつけられる剣。一体これはどういうことなのか。伝説の勇者の物語は急展開を見せ、大きく動き出す。主人公の運命やいかに……!?

出展元:ドラゴンクエストⅪ S公式ページ

良かった点

登場キャラクターの魅力を更に高めるキャラクターボイス

旧作では、キャラクターのセリフがテキストの表示からメインキャラクターをはじめとし、声が付きました。
私自身は、「ドラゴンクエストシリーズはテキスト表示で十分、むしろテキスト表示こそが堀井節が生きるんだ」と考えている人でしたから、声の追加には賛否ありそうです。

しかし、実際にキャラクターがしゃべる場面をプレイし、今までのドラゴンクエストの概念が一掃されました。
テキスト表示にはない物語の没入感と主人公を取り巻く仲間との連帯感を感じることができました。

特に主人公が村から旅立つシーンでは、エマが主人公との別れを惜しむ気持ちがよく伝わってきました。
旧作では、旅立つ主人公側の高揚感にしか目が向いてなかったため、早く村から旅立ちたい気持ちが大きかったですが、本作では後ろ髪を引かれる思いでした。
キャラクターのセリフを読むのではなく、声を聴くことで、ゲームテンポが落ちることは否めないですが、新たなドラゴンクエストの世界に誘ってくれるのは間違いありません。

物語をストレスなく進めるための調整機能の追加

プレイにあたり便利な機能が追加されました。
これによりストーリーを効率的に進めることができようになっています。

  • 戦闘速度に、「超はやい」が追加
  • 戦闘速度の「超はやい」に設定することで、スピーディーに戦闘を行うことができます。これにより、レベル上げなどの時間を大幅に短縮することができます。


  • フィールド上でのダッシュ機能
  • 旧作では、ダッシュ機能がありませんでした。マップの奥まで進むのにダッシュ機能により素早く到着することができるようになっています。


  • ふしぎな鍛冶がどこでも使用可能
  • ふしぎな鍛冶が、キャンプに限らずどこでも使用することができるようになりました。また、素材が足りない場合は、お金で素材を購入することができるようになっています。

このように効率的なプレイができるような要素が追加されています。
物語をサクサクと進行させたいプレイヤーゲームに時間が取れない忙しい社会人には、必須なシステムが追加されたと言えるでしょう。

ドラゴンクエストの世界観

  • 迫力のあるオーケストラ音源
  • ドラゴンクエストシリーズといえば、すぎやまこういち氏。
    東京都交響楽団やNHK交響楽団コンサートでのオーケストラも有名です。
    本作では、旧作のシンセサイザー音源と迫力のあるオーケストラ音源でBGMを選択して聴くことができます。


  • ついてくる仲間たち
  • 旧作では、フィールド上では、主人公のみしか表示されませんでした。
    広大な世界の中で、仲間がいるにもかかわらず、主人公のみ世界を闊歩するというのは、少し寂しい感じがしていました。
    本作からフィールド上に仲間が表示され、従来のドラゴンクエストシリーズのように主人公についてくるようになりました。


  • 自由に写真が撮れる「フォトモード」
  • 仲間と一緒にいろいろなポージングをさせて撮影することができます。
    本作から見た目が変えられる装備が増えました。

個人的には、主人公の後ろについてくる仲間が表示されたことが個人的に一番うれしい追加です。仲間との旅の賑やかさを与えてくれます。
ちなみに、ベロニカのアラレちゃん走りが確認できます。
(某YouTuberは、トランクスの飛び方と言っています)

パーティー

また、フォトモードでの撮影に明け暮れるほど、いろいろな装備を変えつつ、様々なポージングができます。

フォトモード

新ストーリーの追加

新ストーリーの追加部分まで進めていませんが、非常に楽しみです。
また、本作から懐かしのドット絵で表現される2Dプレイができるようになっています。
3DS版にあったヨッチ族の一族関連の冒険を「冒険の書の世界」としてプレイすることができます。
ベロニカとセーニャが仲間になった後、サマディー地方へ向かう際に誘導されることでスタートします。

不満点

『ドラゴンクエストⅪ』をアップデートしたのが本作です。
新ストーリーの追加はあるにせよ、メインストーリーに変わりはありません。
よって、旧作で初めてプレイした高揚感や緊張感など、改めて大きく驚くようなシーンは残念ながらありません
また、発売方法として、追加DLCとして発売する方法はなかったのだろうか。
ニンテンドースイッチ版で発売された際にDLCとして発売してほしかった。
もしくは、最初からこのクオリティで発売してほしかったのが本音です。

まとめ

旧作から3年経過して完全版として発売された『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて S』。
『ドラゴンクエストⅪ』をプレイしたことがない人には、ぜひともプレイしてもらいたいです。
王道のストーリーに加えて、それぞれの個性に惹かれる魅力あふれるキャラクターとの冒険物語はシリーズ最高の作品といっても過言ではありません。

プレイ経験済みの人は、旧作発売から3年も経過しているため、ストーリーを忘れていることもあるでしょう。特に、キャラクターボイスとオーケストラサウンドは、魅力的なキャラクター達を更に引き立ててくれます
今作で多く追加された要素を楽しみつつ、久しぶりにドラゴンクエストの世界に舞い戻って、プレイしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

鬼のインドア派。
当然、仕事もインドア派を望むも、叶わぬ毎日の現実に嘆息している。
本ブログでは、鬼のインドア派にふさわしいパソコンの紹介やパソコンを使ってできるゲームやデジタルイラストなどを紹介している。
唯一のアウトドア派の趣味である野球観戦・競馬観戦を踏まえた写真撮影方法なども記している。

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