プロ野球選手を撮影するにあたり、ボディの選び方を紹介しました。
選手の一瞬の迫力のプレーを収めるには、ボディにこだわるよりもレンズにこだわりたいところです。
レンズによって、撮れるものが大きく変わるのが、デジタル一眼レフカメラの醍醐味です。
そこで、今回はプロ野球選手を撮影するのに必須となる望遠レンズについて、購入にあたってのチェックポイントなどを紹介していきたいと思っています。
望遠レンズ以外の持込みやその他の注意点について、語っています。
メーカーごとのおすすめレンズについては、後日、紹介していきたいと思っています。
プロカメラマンではないので、すごい写真は撮れていませんが、こんな感じの写真を誰でが撮れるようになります!
プロ野球の撮影には望遠レンズは必須
望遠レンズは、遠くの被写体を大きく写すためのレンズです。
球場やスタンドの観客席から選手などを撮影することになるスポーツ写真の撮影には必ず持って行きたいレンズです。
したがって、野球だけでなく、スポーツの写真を撮影したいと思う方は、望遠レンズは所有しておくべきです。
一般的に望遠レンズとは、フルサイズ換算で300mmまでくらいのレンズをいうみたいです。
300mm超のレンズを『超望遠レンズ』と呼ぶようですが、本記事では、望遠レンズで統一させていただきます。
焦点距離は400mm以上
プロ野球を撮影するには、超望遠レンズと言われる領域の400mm以上の焦点距離は欲しいところです。
ネット裏に近い内野席などから撮る場合は300mm以上、外野席からであれば900mm以上が目安になるでしょう。
望遠レンズを選ぶ際は、価格を検討することは当然だとして、レンズの重さ・大きさも重要視したいポイントです。
想像するよりも大きく、重いのが望遠レンズ。
球場への持込むこ体力が自身にあるのか、カメラバッグに入るのか、などをあらかじめ確認しておくことがとても大切です。
価格の差
焦点距離が長いほど、価格に差が出ます。
ニコンの例で、『AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR』と『AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR』を比較してみます。
Amazonでの両者の価格はこんな感じ(2022年1月現在)。
AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR ¥65,800
AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR ¥269,642
実に3倍以上の価格差となっています。
望遠側が300mmと400mmという、たった「100mm」の差でもレンズ価格にこれほど大きな差を生むことになるとは、自分で調べておきながら、正直、びっくりして驚いています。
こんなに違うのか!
他にも機能的にも差があるとは思うけど。
さらに、ニコンにおいて販売されている最も焦点距離の長い望遠レンズを探してみました。
外野席からは900mmは欲しいと言いながらも、800mmまでしかないようです。
(APS-Cカメラを使用すれば、1200mm相当となります)
そのレンズが『AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR』です。
お値段は、価格.comの最安値で、驚きの173万円です!
上をみるとキリがないこのカメラの世界・・・
どこかで妥協点を見つけ出すことが肝要です。
重さ・大きさ
次に重さと大きさについて比較してみます。
先ほどと同じレンズ『AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR』と『AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR』で比較します。
商品名 |
Nikon 望遠ズームレンズ |
Nikon 望遠ズームレンズ |
---|---|---|
サイズ |
約80.5mm(最大径)×146mm | 約95.5mm(最大径)×203mm |
重さ | 680g | 1480g |
倍以上の重量に、大きさも一回り大きくなっている印象。
このように自分で球場まで持ち運ぶことができるかも勘案して検討しましょう。
また、レンズが大きいと、球場の自席におけるレンズの装着作業や周りのお客さんに迷惑が掛かる可能性があります。
周囲の配慮を決して忘れずに!
単焦点レンズ or ズームレンズ
望遠レンズの中で、「単焦点レンズ」か「ズームレンズ」のどちらが野球場において、撮影に向いているかとても悩むこところです。
僕も未だに悩んでいますから。
プロ野球の写真を撮る目的であれば、野球場内での自席で融通が利く「ズームレンズ」を個人的には推したいところです。
それぞれのメリットを述べたいと思います。
ズームで画角の調整ができない代わりに明るいレンズ(F値が小さい)が特徴です。
ナイターやドーム球場での撮影だと、光量が足りず、必然的にISO感度を高めることになります。
そうすると、ザラザラした写真となり、撮った写真の画質が低下してしまいます。
「単焦点レンズ」であれば、光量をたくさん取り込めるので、ISO感度を上げずに、きれいな写真を撮ることができるようになります。
「ズームレンズ」は、「単焦点レンズ」のメリット・デメリットの表裏一体です。
ズームで画角を調整できるので、いろいろなシーンを撮影することができます。
例えば、望遠レンズを使用していて、選手が自身の目の前に来たときにフレームに入りきれなかったり、シャッターが切れないなど歯痒い思いをすることがあります。
プロ野球観戦では自席の観客席から基本的に動けませんので、ズームレンズを使って撮影した方がいろいろなシーンに対応することができると思います。
こういった点で僕は、「ズームレンズ」を薦めています。
初心者の方なら尚更、推薦したいところです。
標準レンズもあるとよい
望遠レンズとあわせて、「標準レンズ」もあるとよいと思っています。
望遠レンズだけでも、かなりの大きさと重量があるので、持って行く余裕があるときに「標準レンズ」も持って行きましょう。
野球場には、グランド内での野球を楽しむだけでなく、グランド外でも楽しめるスポットがたくさんあります。
例えば、球場の売店で売られている食事といったグルメなどです。
球場で食べた美味しいご飯(球場メシ)の写真をキレイに、オシャレに撮り、仲間とシェアするのもいいと思います。
思い出に残りますし、友人や野球ファンに野球観戦の魅力をより伝えることができるでしょう。
手元付近を撮る写真は、「望遠レンズ」では撮ることができません!
そのほか、初めて訪れた球場の外観や球場内全体を引いて撮るなどして、記録として撮る際にも「標準レンズ」は活躍してくれるでしょう。
このように「標準レンズ」を持っていくと、野球選手以外の撮影に便利で楽しむことができるはずです。
また、「広角レンズ」で球場内を撮影しても面白いかもしれませんよ!
僕なんかは、この間試合開始前にベルーナドーム(旧称:メットライフドーム)周辺を散策し、写真を撮ったりして、麗らかな春の狭山丘陵の自然を堪能しました。
望遠レンズ以外のレンズも持って行くと、より撮影が楽しめることがわかると思います。
ちなみに、「望遠レンズ」の交換作業は、取り外しに手間がかかり、レンズの交換が面倒です。
頻繁に交換するのも嫌になるくらいです。
それであれば、「望遠レンズ」のみでグランド内の選手を撮るという目的のみで球場に向かうのもアリです。
もちろん、「望遠レンズ」を持参せずに「標準レンズ」のみで撮影の勝負に挑むのもアリです。
フルサイズ用レンズの検討
購入対象の望遠レンズは、フルサイズ用ですか?
それとも、APS-C用ですか?
購入するのであれば、お高くてもフルサイズ用のレンズを購入するべきです。
APS-C用レンズは、APS-Cカメラでしか使用できません。
一方、「フルサイズ用のレンズ」はフルサイズカメラだけでなく、APS-Cカメラでも使用できるのです。
フルサイズ用レンズは、APS-Cとフルサイズカメラと兼用して使える!!
あなたが今、使っているカメラがAPS-Cカメラだとしても、いつかフルサイズカメラの魅力に取り付かれ、フルサイズへ移行するかもしれません。
もしくは、APS-Cカメラとフルサイズカメラを兼用して写真という趣味にのめり込んでいるかもしれません。
そんなときに、所有しているレンズがAPS-C用レンズだけの場合、改めて、フルサイズ用レンズを揃える必要が生じます。
最初からフルサイズ用レンズを所有すれば、フルサイズカメラを使用する際にもスムーズにレンズを活用することができるので、最終的にはお財布にも優しいということにつながってくるのです。
APS-Cカメラを使っていると、APS-C用レンズを揃えがち。
だって、安いんだもん。
僕自身、最初はAPS-Cカメラを使っていましたが、フルサイズカメラを購入したときにフルサイズ用レンズを所有していてよかった、と思いましたもん。
ぜひ、レンズの購入は、フルサイズ用レンズを検討してみてください!
そのほかの注意しておくこと
望遠レンズの購入検討に合わせて、以下のものを検討しておいた方が良いと思います。
カメラバッグ
「望遠レンズ」の中でも、焦点距離400mmを超えてくる望遠レンズは、かなりの大きさと重量があるのを実感することでしょう。
そこで、望遠レンズを収納でき、球場へ持ち運ぶための「カメラバッグ」を検討するべきです。
まず、カメラバッグの基本的な構造としては、バッグ内部に、間仕切りがされています。
その間仕切りに合わせて、カメラやレンズを収納します。
この間仕切りは、マジックテープなどで取外し可能となっており、カメラやレンズの大きさに合った仕切りを自分で自由に調整することができるようになっています。
特に、リュックタイプのカメラバッグは、大きなレンズや複数台のカメラボディが収納できるよう設計されているのでおすすめです。
焦点距離400mmを超えてくる望遠レンズを使用する際は、リュックタイプを選ぶとよいでしょう。
ちなみに僕が使用しているカメラバッグを紹介しておきます。
海外でスポーツ観戦・撮影した際にも、このリュックタイプのカメラバッグを使いました。
肌身離さず、持って行けるので、カメラの盗難が多い海外でリスクを大きく避けることができるという点でも役立ちますよ!
レンタルサービスの活用
ある程度、レンズの候補が決まったら、レンズを購入する前にレンタルサービスを活用するべきです。
以下の点に着目しながら試用するのが良いと思います。
- レンズの大きさ・重量の確認
- カメラバッグに収納できるかの確認
- レンズの取付方法・ズームリングの方向の確認
- 撮影した画像の出来具合の確認
これらの点を意識しながら、レンタルしたレンズの性能を確認しつつ、購入の検討をするとよいと思います。
ニコンの「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」とタムロン「100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD(A035)」を野球撮影用レンズとして購入を迷ったことがあります。
最後まで迷った挙句、価格差で安いほうのタムロンを購入しました。
しかし、レンタルサービス「Rentio(レンティオ)」の存在を知ったので、もう一方の「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」を借りてみました。
実際に使ってみて、ニコン「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」の方を購入するべきだったと後悔しました。
大きさと重量が想像以上あったことが難点でしたが、AFの早さはさすがの純正!
実際に球場で使ってみると、タムロンの方は選手を撮影するときに、選手ではなく、ファウルボールが観客席に入らないようにするために設置されている防球ネットにピントを合わせようとすることがあり、AFに迷いがありました。
その反面、ニコン純正は、選手の方へしっかりと素早く合わせてくれ、AFの速さと正確性を実感しました。
あと、野球場での撮影は、焦点距離の長い方が有利だということも実感できたので、500mmの魅力に惹かれました。
最初にレンタルしておけばよかった。
今度からは積極的にレンタルを使っていきたいと思うよ。
このレンズの購入当時に、レンタルサービスの存在を知らなかったが悔やまれます。
このような思いをしないためにも、レンタルサービスを利用することを強く薦めます。
\レンズ選びに後悔しないためにも/
なお、レンタルサービス「Rentio」については、以前、記事を投稿していますので、良かったら参考に読んでみてください。
とても満足できるサービスでした。
まとめ
プロ野球を撮影するとなると、望遠レンズは必須アイテムです。
大きさ・重さに難ありですが、観客席の自席から遠くの選手の動きをダイナミックに切り取るには、望遠レンズでしかできないので、そこは我慢するしかないです。
その他のスポーツや子供の運動会、野鳥などを撮影する目的がある方も必須なレンズとなっていて、意外にも活躍の場が多いと感じるでしょう。
望遠レンズは、所有しておいて、損はないレンズといえます。
ぜひ、この記事を参考にして、野球場に持って行くレンズを検討していただいて、撮影を楽しんでいただけると幸いです。
僕が2021年において、おすすめする望遠レンズをCanonとNikonユーザーに向けて、考えてみました。
参考に読んでみてください♪
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