どうも、ドラゴンボール好きのたご作(@tagosaku881)です。
Amazonプライムでドラゴンボールのアニメを鑑賞していたら、テレビ放映時とガッツリ直撃したリアルタイム世代のオジサンである僕に突き刺さり、ドラゴンボールへの愛と情熱が沸き上がらせてしまったところです。
最新のドラゴンボールのゲームを遊びたいということで本作の『ドラゴンボールZ KAKAROT(カカロット)』を購入し、遊んでみました。
結論から言うと、
「ドラゴンボールZの世界を堪能できる!!」
「ドラゴンボールの作品のすばらしさに感動!」
といったところでしょうか。
ドラゴンボール知らないんだけど。
知らなくてもこのゲームで学べるし、楽しめるぞ!
ゲーム概要
タイトル | ドラゴンボールZ KAKAROT(カカロット) |
対応機種 | PS4、Nintendo Switch、Xbox One X |
ジャンル | 悟空体験アクションRPG |
発売日 | PS4、Xbox One X:2020年1月16日(木) Nintendo Switch:2021年9月22日(水) |
希望小売価格 | PS4、Xbox One X:7,600円(税込) Nintendo Switch:6,680円(税込) |
2023年1月より、グラフィック等がパワーアップして、PS5版及びXbox SeriesX|S版が発売されました。
(PS4版の所有者は有料でPS5版へのアップグレードが可能)
公式サイトの記載どおり、本ゲームのジャンルが「孫悟空体験アクションRPG」となっているところからわかる通り、ドラゴンボールの主人公である孫悟空をメインとして、「ドラゴンボールZ」の世界を堪能できるゲームとなっています。
タイトルもKAKAROT(カカロット)こと孫悟空ですしね。
これだけで制作陣のドラゴンボール愛が伝わってくるぞ!
要は「アクションRPG」なんですけどね。
ドラゴンボールZに登場するサイヤ人編から魔人ブウ編までの敵キャラクターとの熱く激しいバトルを繰り広げていながらゲームを進めていくスタイルです。
もちろん、ストーリー内では、悟空以外のZ戦士を操って戦うことも可能となっています。
どうやら開発に5年もの歳月を費やすほどの気合の入れようだったとか。
特徴をまとめるとこんな感じでしょうか。
- ドラゴンボールZのアニメに沿ってのストーリー展開
- 「イベント」→「探索」→「バトル」の繰り返しのゲーム進行
- マップはオープンワールド的なマップでドラゴンボールの世界観満載!
原作に忠実
ドラゴンボールZのストーリー順に辿って本ゲームは進行していきます。
つまり体験できるストーリーは、「サイヤ人編」、「フリーザ編」、「人造人間編」、「魔人ブウ編」となっています。
登場するキャラクターすべてにフルボイスが当てられています。
さらに、ところどころにムービーが挿入され、再現度はかなり高い!
ドラゴンボールZを観ていた人にとっては、間違いなく、懐かしさと感動を覚えながら、アニメ同様に迫力・活気のあるイベント・シーンを楽しむことができるでしょう。
アニメ同様の声優が担当しているが、一部のキャラの声優は他界されていることから代役が担当している。
個人的には申し訳ないが、界王様とあらすじのナレーターの違和感が最後まで取ることができませんでした。
やはり八奈見乗児さんのナレーションに慣れている自分がそこにはいたわけです。
他の声優さんもすでにご高齢のため、ところどころで声を出すキツさが否めないところもありました。
時代の流れを感じ、寂しい気持ちになってしまう・・・
その反面、主人公である悟空を演じる声優・野沢雅子さんは80歳を超えているにもかかわらず、3者(悟飯・悟天を含む)を演じ切るとともに、気合の入った声を張り上げることができることに感動すら覚えるところです。
いつまでも元気に悟空を演じてほしいものです。
追加コンテンツ
ドラゴンボールZの本編以外のサイドストーリーやその後の世界のエピソードが用意されています。
これらは有料DLC(←公式ページ)において、発売されています。
主な有料DLCは以下のとおり。
- 新たなる覚醒(前編・後編) 1,000円+税
- TRUNKS 希望の戦士 2,000円+税
- BARDOCK たったひとりの最終決戦 2,000円+税
前者が映画版の『神と神』と『復活の「F」』のエピソード、後者が未来のトランクスがタイムマシンに乗り込む前の人造人間17号・18号に無茶苦茶にされた世界を描いたエピソードを追体験するものとなっています。
さらに、2023年には悟空の父であるバーダックの物語を描いた『たったひとりの最終決戦』の追加販売もされるとのこと。
ありとあらゆるドラゴンボールの世界を網羅するために現在進行形で続くゲームだ!
ゲームの基本的な流れ
本ゲームの基本的な流れは、「イベント」が発生し、ムービー等でのストーリー展開が行われます。
その後、「探索パート」へと移り、広々としたマップを探索しながらメインの敵のところへ向かうといった流れです。
探索はドラゴンボールの世界観を持ったマップを自由に行動できます。
悟空たちの家はもちろんのこと、ブルマたちが住む「西の都」や孫悟飯が通っていた「オレンジシティ(後のサタンシティ)」などいろいろ訪れることができるオープンワールドに近いマップ構成となっています。
「探索パート」では、サブクエストや素材集めをしながらキャラクターの強化を図っていきます。
その後、ボスキャラクターとの「バトル」が始まり、これに勝利するという一連の流れを繰り返しながら、ドラゴンボールZの原作アニメに沿ってゲームも進行していきます。
ドラゴンボールZのストーリーにほぼ準拠するため、オープンワールドのように自由に探索して、ところどころに存在するバリエーションのある敵と戦うといった自由度は、はっきり言ってありません。
ただし、プレイヤーを単調にさせない試みがいくつか存在しています。
- サブクエスト
- キャラクターの強化(修行)
- 素材集め(食材集め)
サブクエスト
サブクエストでは、基本的にマップに点在するキャラクターの依頼をこなすというRPGにはおなじみの「お使いクエ」がこのゲームにもあります。
このサブクエストの一部には、「ソウルエンブレム」と呼ばれるドラゴンボールに登場するキャラクターのメダルを獲得することができるメインおよびサブクエストがあります。
悟空が少年時代に冒険して出会ったドラゴンボール(無印)のキャラクターまで登場するので、懐かしさをより僕らに与えてくれます。
この「ソウルエンブレム」でゲットしたキャラクターメダルを上述の画像の「コミュニティボード」に配置することで、獲得経験値のアップやアイテムなどが取得しやすくなる確率を高めてくれる効果が発動するシステムとなっています。
この「ソウルエンブレム」をコレクションするのが楽しくなってきますので、メインクエストだけでなく、積極的にサブクエストをこなす動機付けにつながります。
キャラクターの強化(修行)
マップには修行する場所があり、キャラクターの強化を行うことができます。
具体的には、新しい「技」を得ることができますが、修行するには必要な条件を充たすとともに、バトルで勝利する必要があります。
基本的には「Dメダル」というのを集める必要があるので、後述の素材集め(食材集め)の時に合わせて、集めていくとよいでしょう。
この修行や後述の料理を食べることにより、操作キャラクターの新しい技を身につけて、バフをつけながら強化していくことで有利にストーリーを進めることができます。
素材集め(食材集め)
広大なマップには様々な素材が落ちています。
この素材を集めて、料理を作る食材を集めます。
具体的には、「動物・恐竜の狩猟」、「果物採集」、「釣り」などで食材をゲットします。
集めた料理の材料を使ったコース料理をチチに作ってもらうことで、キャラクターのステータスを大幅に引き上げてくれます。
料理の食材をたくさん集めて、質の高い料理を作ってもらおう!
良い点・悪い点
それでは、僕が『ドラゴンボールZ KAKAROT』を遊んでみた感想を良い点と悪い点をまとめてみました。
良い点が悪い点を大幅に上回っていることは間違いないです。
良い点
- ドラゴンボールZがゲームでも完全に楽しめる!
- 戦闘はそんなに難しくない
- マニアにはたまらない膨大な情報量
ドラゴンボールZがゲームでも完全に楽しめる!
この『ドラゴンボールZ KAKAROT』で特筆しなければならないのが、「ドラゴンボールZ」のアニメを30時間弱で楽しめるということです。
節々のシーンでドランゴンボール愛をこのゲームから感じることができますよ。
原作アニメは、全291話あるため、最初から見直そうと思えば、1話30分と単純計算すると、全話を観終わるには6日かかるわけです。
この機にアニメを観る時間がない人は、本ゲームにストーリーが凝縮されているので、ゲームを通じて振り返るのも良いでしょう。
ドラゴンボールZを見たことない人も本ゲームで遊べば、おおまかなストーリーを把握することができるぞ!
また、演出に加え、BGMも「ドラゴンボールZ」のアニメ版を踏襲されています。
リマスター版の「ドラゴンボール改」ではなく、「ドラゴンボールZ」のBGMというのが僕らのリアルタイム世代ではアツくさせてくれています。
戦闘はそんなに難しくない
『ドラゴンボールZ KAKAROT』の「バトル」である戦闘は、多彩なアクションでのハイスピードバトルを謳っています。
それだけに圧巻のスピード感や迫力はあります。
地面にたたきつければ、地面も砕けるといった破壊的アクションなどのダイナミックな演出を垣間見ることもできます。
操作性が難しく感じるでしょうけど、そんなに難しくありませんので、その点はご安心を。
攻撃のパンチ 【〇】
エネルギー弾 【□】
回避 【×】
ガード 【L2】
必殺技 【L1+〇、×、△、□】
必殺技の出し方を覚えていれば、大体の敵に対して立ち回ることができるので、そんなに難しくないでしょう。
通常の格闘ゲームでは十字キーなどを組みわせるところですが、上記のように悟空のかめはめ波の場合、【L1+△】で簡単に放つことができます。
事前にキャラクターの必殺技を4つセットするわけですが、忘れっぽくて、どんくさい中年に合わせてくれているのかわかりませんが、必殺技を繰り出す【L1】を押すと、スローモーションになります。
このスローモーションによって、セットした必殺技を確認する時間が十分にあることができるのが個人的にはGoodでした。
このあたりは、本作が「格闘ゲーム」ではなくて、「アクションRPG」といっていることからも、難度が落ちていることがわかります。
スピードのあるゲームだから必殺技などのスローはありがたいね!
4つの必殺技の配置が覚えきれんのよ、この歳になると・・・
マニアにはたまらない膨大な情報量
本作には「Z大全集」というドラゴンボールZの百科事典のような事典が収録されています。
この「Z大全集」にある情報量がかなりスゴイ!
ファン歓喜になるのは間違いなしです。
- 相関図
- キャラクター
- ワールド
- 生き物
- 乗り物
- アイテム
- 用語
- カードダス
- ムービー
- BGM
ストーリーやサブクエストなどを進めていくと徐々に更新されていきますので、「Z大全集」を更新していく楽しみ方もできますよ!
個人的にはカードダスまであるのが驚き!
まだ、家にあるかもしれんなぁ。
悪い点
- ロードが多く、長い
- RPG要素が活かされていない
ロードが多く、長い
ストーリーを進めると、イベントの長いムービーが挿し込まれています。
また、サブクエストなどではいろいろなロケーションへジャンプする指示があるクエストが多いです。
よって、ロケーションへの移動の際のマップ切替えのロードが多く入ります。
このムービーやマップ移動のファストトラベルを使う際に10秒以上のロード時間が挟まれるため、残念ながら快適なプレイを阻害する結果になっています。
「探索」での操作性も悪く、マップ上での筋斗雲や舞空術を使ってドラゴンボールの世界観を空から眺めるのは爽快なのですが、この飛行の操作性が悪いです。
通常のスピードだと遅すぎるし、気を開放してスピードを全開にすると速過ぎてマップに散らばる素材やZオーブの獲得がしにくいです。
RPG要素が活かされていない
「探索」でのマップでのザコ敵の会戦がダルいです。
マップの敵を倒してもそこまで経験値をくれるわけでもないため、レベルアップの見込みも薄く、必要性を感じませんでした。
あくまで、主要の敵キャラクターを倒さないとレベルを上げることがほとんどないわけです。
ドラゴンボールの世界観バッチリのマップだよな!
そうなんだけど、そこをうまく活かしきれているとは言えないかも…
たしかに、ドラゴンボールの世界って、通常のRPGのようにザコ敵を倒してレベルアップというよりは、自身で修行していきなり強敵と戦ういったストーリー仕立てなので、本ゲームのようにマップで敵に合うという想定自体が合ってもいないでしょうし、ザコ敵のバリエショーンが少ないのは、仕方ないと思います。
また、「ソウルエンブレム」と「コミュニティボード」について、キャラクターごとの組み合わせで効果がアップするなどの工夫は、思わずファンをニヤリとさせてれる場面があるのですが、効果が見えにくく、途中でキャラクターが多すぎて管理しきれなくなってきて、ちょっと面倒になってくることも。
まとめ
「ドラゴンボールZ」の原作への忠実な再現がされているのが『ドラゴンボールZ KAKAROT』の最大の特徴であるため、ドラゴンボール世代は間違いなく、買いです!
思い出補正も加わって、楽しめるはずです。
ドラゴンボールのキャラクターを操作しながら得るスピード感とかめはめ波などの迫力のある必殺技を放って戦うバトルは、爽快感があり、気持ちいいものです。
ストレス発散にも申し分ないと思っています。
「ドラゴンボールZ」をリアルタイムで観ていた人たちは、僕と同じくあくせくと仕事で精神と肉体を消耗している中年ジジイたちでしょう。
毎週のように水曜19時にテレビにかじりついていた少年時代の思い出に浸りつつ、悟空をはじめとするZ戦士たちから勇気と元気を与えてくれるゲームです。
改めて、親子愛、師弟愛、友情といったものが、いろいろなところにちりばめられている作品だと気づかされました。
原作を知らない人も本ゲームを通して、「ドラゴンボールZ」のストーリをざっくりとわかるはずですから、これを機にドラゴンボールデビューをしてみてはいかがでしょうか?
- ドラゴンボールが好きな人
- ドラゴンボールZの原作アニメを観たことがある人
- 孫悟空などのキャラで迫力アクションでストレス解消したい人
ゲームおすすめ度:
ドラゴンボールZ KAKAROTに毒された人の末路
最後に、このゲームに毒された僕の影響に触れなければなりません。
ピッコロさんが死んでしまい、ナッパに怒りの魔閃光を放つ悟飯ちゃんのイラストを描いてしまうほど『ドラゴンボールZ KAKAROT』の影響の恐ろしさ・・・
『CLIP STUDIO PAINT』を使って描いてみました。
悟飯ちゃん以外にも描いてみようか、現在、検討中…
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