どうも、鬼のインドア派のたご作(@tagosaku881)です。
三国志を舞台にした高難度アクションゲームの『Wo Long: Fallen Dynasty(ウォーロン フォールン ダイナスティ)』を遊んでみたので、レビューします。
発売前から体験版などを通じて、割と期待されていた本作は、”死にゲー”です。
敵にやられるのが前提ということで、敬遠してしまう人がいるかもしれませんが、本作はゲーム内において、難易度の調整がしやいゲームとなっており、死にゲー初心者に是非とも触れてほしい作品と感じました。
- アクション性の高い”死にゲー”をプレイしたい人
- 三國志の世界観が好きな人
- “死にゲー”初心者の人
このゲームを購入し、遊んでみましたので、レビューしていきます。
ゲーム概要
タイトル | Wo Long: Fallen Dynasty |
対応機種 | PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC |
ジャンル | アクションRPG |
対象年齢 | CERO:D(17才以上対象) |
発売日 | 2023 年3月3日 |
『Wo Long: Fallen Dynasty(ウォーロン フォールン ダイナスティ)(長いので以下から「ウォーロン」とします。)』は、コーエーテクモの「Team NINJA」が開発した三国志をテーマにしたダークファンタジーのアクションゲームです。
Team NINJAの死にゲーの代表作には、『仁王』シリーズがあるぞ!
日本の戦国時代をテーマにしたダークファンタジーのアクションゲームである『仁王』シリーズ、開発チームは異なります(ωフォース)が『真・三国無双』シリーズなどを手掛けているコーエーテクモということで、ウォーロンにも大まかなシステムやアクションなどの操作性、グラフィックなどは似ているところがあると感じました。
物語は黄巾の乱よりスタート
ウォーロンは、三国志が舞台となっており、ストーリーは、中国の後漢王朝末期の黄巾の乱から始まる。
キャラクリで作り出した主人公は、反乱軍である黄巾党を討伐する一人の義勇兵として、三国志の英雄たちと駆けていく。
本作は、三国志になじみのある人物がたくさん登場しますが、あくまで三国志を舞台にしたダークファンタジーです。
なので、武将たちが「妖魔(妖怪みたいなもん)」になってしまったりと、少し不気味なシーンもチラホラと出てきます。
ちなみにウォーロンとは、臥龍という意味なんだぜ
三国志で臥龍と言えば!
そう臥龍こと諸葛亮もストーリーに関与してきます。
ネタバレになるので詳細は伏せますが…
そして、諸葛亮やエンディング等から間違いなく、『Wo Long: Fallen Dynasty 2』といった形で第2弾があるでしょうね。
爽快な高速アクション
本作は、スピード感のある戦闘が醍醐味となっています。
ほかの死にゲーと比較しても、最もスピーディーなアクションが展開されていることがわかります。
ウォーロンでは、「化勁(かけい)」と「氣勢」を常に念頭に置いて、戦闘を行う必要があります。
「化勁」とは、いわゆるジャストガード・パリィです。
化勁(かけい)とは、中国武術において相手の攻撃力を受け流すなど、ベクトルをコントロールする身法のことをいうらしい。
タイミングよくボタンを押し、受け流しを駆使することで流れるような連撃アクションへとつなげられたときには、スピーディーさとカッコよさの両面の気持ちよさに酔い痴れることは間違いないでしょう。
「氣勢」とは、魔法のように相手を攻撃したり、自身にバフやデバフかける「仙術」や武器ごとに決まっている必殺技である「武技」を使用するときに必要となります。
「氣勢」は、ドラクエ的に例えると、MPです。
「仙術」は呪文、「武技」は特技みたいなもの。
「氣勢」は、攻撃や化勁を行うことで増えていきます(右側の青バーへと上がっていく)。
逆に攻撃を受けてしまったり、化勁ではなくただのガード、避けるなどの動作をすることで減るようになっています。
この「氣勢」がなくなると(画面で一番左にいったとき)、身動きができないダウン状態となり、敵からの攻撃を受けやすくなってしまいます。
仙術や武技を使用する際も、「氣勢」が必要となるため、逃げているばかりではなく、敵の攻撃を化勁するか、こちらかの攻撃をしっかり当てていく必要があります。
「化勁」や攻撃を敵相手に当て続けることで、相手の「氣勢」を完全に削ぐことができます。
完全に敵側の氣勢を削ぐことができれば、大ダメージを与えることができる「絶脈」を行うことができます。
この「絶脈」は、大ダメージを与えるだけでなく、本ゲームで最も興奮すること間違いなしのダイナミックな演出されるので、常に狙っていきましょう。
この絶脈がカッコいいし、決まると気持ちいい!
ステージ制のフィールド
本作のフィールドは、オープンワールドではなく、ミッションごとに用意されたフィールドをクリアするステージ選択制です。
ファンタジー要素が入っているものの三国志の史実にある程度沿っていることが特徴です。
ミッションステージには、主戦場と副戦場と用意されており、前者がストーリーに大きくかかわるメインミッション、後者がサブミッションといった具合です。
1節ごとにある主戦場をすべてクリアすることで、次の節が解放されるという仕組みです。
親切にも主戦場と副戦場とも推奨レベルが明示されています。
三国志を知っている人であれば、主戦場の進行具合がなんとなくわかるのが良いぞ。
あと、親切にも推奨レベルが明示されているのもありがたい!
各ステージは、オープンワールドではないものの、広いマップとなっています。
後述する軍旗・標旗を探したり、分かれ道や死角に敵が隠れているなかでの探索要素はかなりあり、マップの広さを実感することができるでしょう。
ただ、基本はそのステージのボスを倒せばクリアになるため、1本道と考えてよいだろう。
難易度について ⇒ そこまで高くない
死にゲーにしては、難易度が低いな、と思いました。
もちろん、高難度アクションを謳っているだけに、ボスなどに何度もやられました。
ただ、このゲーム、結構、難易度を下げる方法が存在するため、死にゲー初心者の方には、おススメできる難易度だと思います。
以下、簡単に本ゲームの攻略法についてまとめてみました。
以下のことをある程度、実践すれば、1周目はクリアできると思います。
一番最初のボスであきらめない!
一番最初のボスである張梁であきらめないことが大事です。
実は、コイツが一番の難敵なんです。
相手の攻撃を避けて、その隙にチクチクと攻撃するという一般的な死にゲーとは異なり、積極的にジャストガード・パリィの動作である「化勁」を使う必要性を教えてくれるチュートリアル的に存在するボスがこの張梁です。
ゲーム操作やシステム、プレイスキルに慣れない最序盤に戸惑うのは当然です。
ゲーム内で一番苦戦したボスと言っても過言ではない!
軍旗・標旗をたてること
ステージ内に設置されるすべての軍旗・標旗をできるだけ立てるようにしましょう。
「軍旗」とはチェックポイントのようなもので、士気ランクと不屈ランクの向上、体力の全快、回復アイテムの自動補充がされる。レベルアップも行うことができる場所
「標旗」は、軍旗の簡略版であり、士気ランクと不屈ランクの向上と体力の全快とさせることができる。
この軍旗・標旗を立てる最大の利点は、上記に加えて、「士気ランク」及び「不屈ランク」を上げることができることです。
この「士気ランク」が高ければ高いほど、プレイヤーの攻撃力・防御力がアップし、敵の弱体化へとつながります。
「不屈ランク」は、道中やボスにやられてしまっても、士気ランクの最低値を確保できるというものです。
例えば、軍旗・標旗を全く回収せずに、ボスまで到達し、ボスにやられると、最初からのスタートに加え、士気ランクも0からスタートとなります。
一方、すべての軍旗・標旗を回収すれば、不屈ランクにより士気ランクを高く維持することができます。
なお、ボスまでの道中の敵にも士気ランクの表示があり、自分より高い士気ランクを持つ敵を見つけたら素直に回避して、各場所に点在する軍旗・標旗を立てて、自らの士気ランクを高めてから対峙する戦術をとることで、無駄死にを防ぐことができます。
同行武将を連れていく
NPCの武将たちが同行者として連れて行くというのも手です。
2名まで同行武将を連れていくことができます。
連れていくには「召兵の虎符」というアイテムが必要となりますが、頻繁に手に入るので、積極的に使用しましょう。
ステージ内の道中の敵は、複数で襲ってくることも少なくないため、同行武将の存在が難度を低くしてくれます。
同行した武将は、一緒に戦うことで有好度を高めることができ、義兄弟(結義レベル10)になると、その武将が使用する特有の装備品をゲットすることができます。
関羽…青龍偃月刀、美髯公の防具一式
張飛…丈八蛇矛、猛張飛の防具一式
攻略が楽になるばかりでなく、武将特有の装備品一式を装備することで有利な特性「揃え効果」を得ることができるので、積極的に利用したいところです。
ただし、後述しますが、道中は頼もしいですが、ボス攻略の際は邪魔な存在となるケースもあるので注意しましょう。
無理に「化勁」を狙う必要はない
「化勁」は、パリィやジャストガードとのイメージと少し異なります。
パリィやジャストガードは、タイミングよくボタンを押せずに失敗すると、こちらがダメージを受けてしまいます。
ウォーロンでは、ガードしながらの「化勁」ができるので、タイミングがずれて、失敗したとしても、ガードによりダメージが最小限に済むという死にゲー初心者にはありがたい仕様となっています。
ガード(L1ボタン)+〇(化勁ボタン)を押すことで、化勁に失敗してもガードでダメージを抑えられる!
ただし、唯一、秘技が発動する合図である敵が赤くなったときときの攻撃に対しては、ガードが全くできないので注意が必要です。
避けられなかったり、化勁に失敗すると大ダメージを受けることになります。
赤く光るのが合図ですので、視覚的にとても分かりやすいので、化勁のタイミングに集中しましょう。
化勁に成功すれば、敵の氣勢を大きく削ることができるので、絶脈のチャンスが生まれる最大のチャンスとなります。
敵の攻撃を観察して、タイミングを計りましょう!
この一連の流れを抑えておけば、攻略はそこまで難しくないと思います。
レベル上げ・装備品を整える
ステージを攻略するにつれて、より強い装備品を得ることができ、さらに経験値を得て、レベルアップができるハスクラ要素のあるゲームとなっているので、「攻略が難しいなあ」と思ったら、過去にクリアした主戦場や副洗浄といった別のステージでレベル上げやより強い武器や防具を手に入れましょう。
先に進めた同行武将との結義レベルをマックスにして、武将特有の武器を手に入れるのも良いでしょう。
レベル上げについては、中国の五行説を踏まえて、「木」「火」「土」「金」「水」のどれかに振るといった形になっています。
最序盤は、敵の攻撃に耐えられ、一撃で死なないように体力を上げる目的で、「木」を積極的に上げることをおススメします。
ある程度上げたら、重い装備品の装備ができるように、「土」に振っていくのが良いと思います。
五行 | 効果 | おすすめ |
---|---|---|
木 | ・体力大幅増 ・ダメージを受けても氣勢の消費が少なくなる |
★★★★★ |
火 | ・攻撃時の氣勢獲得量が増 ・武技に必要な氣勢消費量が減る |
★★★ |
土 | ・装備重量が増える ・化勁成功したときに、氣勢が増えやすい |
★★★★ |
金 | ・仙術で消費する氣勢量が減る | ★★ |
水 | ・敵に気付かれにくくなる ・遠距離攻撃力増 |
★ |
これらを実践すれば、1周目はゴリ押しでクリアできるため、死にゲーに慣れている人はライトな作りを感じるでしょう。
2周目から敵の秘技の攻撃が即死レベルとなるため、死にゲーとしての実力が試されることになります。
良い点・悪い点
アクション性を重点に置けば、とても良いゲームだと思います。
死にゲーとしての致命的なカメラワークの悪さなどが見受けられますが、プレイスキルが伴い、ゲームに慣れれば、必ず面白いと感じるところがあります。
本ゲームの良いところと悪いところを掘り下げていきたいと思います。
良い点
- 化勁アクションが楽しい
- 士気ランクによるフィールド探索
- ハスクラ要素が盛りだくさん
- キャラクリがすごい
化勁アクションが楽しい
本作の見どころの化勁からの絶脈は、本当に気持ちが良いです。
最初は、敵から繰り出される攻撃の早さに慣れないかもしれませんが、化勁が成功したときに、剣戟のサウンドである「カキーン、カキーン」と連続で鳴らせるようになってくると、ゲームがうまくなった自覚と化勁の音の心地良さが相まって、本ゲームの面白さを刺激してくれます。
さらに、ボスが赤く光り、秘技を繰り出し、その秘技を化勁でかわし、相手の氣勢を奪い、ダウンさせた後の絶脈が決まるまでの流れの爽快感といったら!
これを是非ともウォーロンで皆さんに体験してほしいです。
それぐらい気持ちいいんです。
まさにスタイリッシュ死にゲーアクションを体感できるのは、このウォーロンだけではないでしょうか。
死にゲーと言えば、相手の攻撃をかわしながら、隙を見て攻撃というパターンが一般的ですが、本ゲームでは、相手の攻撃を受け流す化勁をしつつ、攻撃を与えるほど相手の氣勢を削るとともに、自らの氣勢を高めることができ、多彩な武技や仙術を発動させやすくなっています。
このように守勢ではなく攻勢というスタイルを続けることで、プレイヤーがドンドン有利になっていくといった仕様は、今までに遊んだことのない新鮮味により、僕にとっては、かなり面白いという評価になっているところです。
士気ランクによるフィールド探索
フィールドにある軍旗や標旗をたてることで、士気ランクが上がり、道中の敵やボス戦に有利になるということが先ほど言いました。
このように敵やボスの強さを調整できるという点が、本作独自のシステムと言っていいでしょう。
このゲーム仕様により、ボスを簡単に攻略したい場合は、すべての軍旗・標旗を回収することなると思います。
死にゲー初心者ほど軍旗等を回収することになると思いますので、必然的にフィールドをくまなく探すことになり、それに伴い、宝箱等も回収することになるので、より強い装備品を得ることができ、攻略難易度を下げることができます。
ボスと早く戦いたい、骨のあるボスと戦いたいといった場合は、軍旗等を回収する必要はありません。
プレイスキルに自信があって腕試しをしたいといった方は、ボスのところまで一気に駆けて、ボスと対峙しましょう。
このように同じボスでも軍旗等の回収によっては、全くレベルが違い、プレイヤーのプレイスキルに合わせて、難易度を自分で調整して、戦うことができるのが面白い試みだな、と感じました。
ハスクラ要素が盛りだくさん
たくさんの三國志ゆかりの武器や防具を手に入れ、身につけることができる点において、三国志ファンとしては、盛り上がる点として挙げられます。
武器も刀、剣、槍、斧など全13種類用意されており、それぞれ異なる武技が設定されており、自分のプレイスタイルに合う武器を探すのも試行錯誤することになります。
武器に加えて、防具や小物、遠距離武器なども用意されており、それぞれレア度、アイテムに付与される特殊効果がすべて異なるので、より使いやすく、強い武器や防具を求めたくなるように仕向けられています。
倒したボスや同行武将からもらえる特有の装備品には、揃え効果といった特殊技能が付いていることが多いため、前者であればボスを周回して倒す、後者であれば一緒に道中で戦うという繰り返し行うことで、自分が求めた装備品を得るといった形でやり込み要素がかなりあると言ってよいでしょう。
気に入った武器や防具は、素材を用いることでより強力なものへと強化することができるとともに、特殊技能も付け替えることができるので、こだわり始めたらきりがないほど、遊び要素があります。
ただ、アイテムを装備する際に装備前と装備後のアイテムの比較が一目でわかるUIでないのが謎ですので、そこは改善を!
仁王2ではできていたはずです。
仁王2のハスクラ要素と比較すると薄い
レベル上げについても、さきほど5行説の1つを選んで上げることになるわけですが、例えば、自分が仙術メインで行くのであれば、「金」を上げ、それに見合う武器と防具を用意するといった具合に、どのように戦っていくかで、いろいろなことが調整する必要が出て、奥が深くなっています。
キャラクリがすごい
仁王シリーズを受けてか、キャラクリが細かく設定することができます。
この間、発売されたコーエーテクモが開発した『WILD HEARTS』も同様ですね。
顔の輪郭、目の形・大きさ、鼻の高さなど細かい設定ができ、自分が納得できるまでついつい作り込んでしまう方もいると思います。
美男美女から奇妙奇天烈なキャラなどいろいろできるのが魅力です。
作成したキャラを保存ができるため、いくつか作成しておいて、飽きたら別のキャラで遊ぶということもできるのでありがたいところです。
このあたりは、先日、発売された『WILD HEARTS』にはなかったので、とてもありがたい仕様です。
悪い点
- カメラワーク・ロックオンが貧弱
- ボス戦の同行武将は邪魔
- ストーリーがよくわからない
カメラワーク・ロックオンが貧弱
カメラワークについては、ボスや道中の雑魚敵からの秘技を化勁で交わす、絶脈を決める一連の流れのシーンの演出はかっこよく、何度見ても飽きないので、文句はありません。
しかし、問題は、複数の敵が現れたときの1体に対して、化勁からの絶脈を決めたときに、カメラの向きや敵へのロックが外れたりして、プレイヤーキャラがどちらに向いているのかわからないことがあり、その隙に残った敵に攻撃されまくるということがいくらか経験しました。
さらに、このとき、ロックオンの対象が外れてるんだか、切り替えがうまくいかないことところが見受けられました。
一度の攻撃にやれると致命的なゲームなので、円滑なカメラワークやロックオン動作になることを望みたいですね。
ボス戦の同行武将は邪魔
同行武将は、道中ではかなり有用な存在ですが、ボス戦では、はっきり言って邪魔な存在です。
ボス相手に攻撃をしてくれ、ボスからの攻撃対象がプレイヤーに集中するということはありません。
このおかげで、赤く光ったボスの秘技が同行武将へ向いたときに、その攻撃に対してプレイヤーキャラは化勁できません。
そのため、ウォーロンの醍醐味の脳汁全快になるアクション『化勁→絶脈』のハイリスク・ハイリターンの攻防を楽しむことができないのです…
むしろ秘技にロックオンされた同行武将の近辺にいたとき、化勁ができないことにより、巻き添えを食って死んでしまうこともあったり・・・
ボス戦だけは、ソロで挑むほうが楽しめると思います。
アイテムの「柳の枝」を使えば、ソロにできます。
同行武将と一緒にボスを倒した方が友好度が上がるので、とても悩ましいところではある…
ストーリーがよくわからない
主人公の立ち位置がよくわかりません。
丹薬で悪に染まる三国志に登場する人物を止め、暗躍する首謀者を追うのですが、一介の義勇兵が活躍しすぎるのはいいとして、劉備、曹操、孫堅といった様々な君主にいつまでも駒使いにされているのがよくわからなかったです。
困っている偉い人の前にフラッと主人公が現れ、問題を解決して去って、今度は違う君主の前に現れ、解決したら別のところへ…
こんなすごい奴、離さないでしょ、普通。
そういった感じで、三国志の濃いキャラの掘り下げがうまくできていない印象がぬぐえません。
その点、仁王2は、歴史的な流れを踏まえつつ、秀吉にフォーカスが当たってよかったと思います。
また、暗躍する首謀者の目的がよくわかりませんでした。
丹薬の力で何したかったんですかね、この気持ち悪い悪徳仙人は。
まとめ
以上、『Wo Long: Fallen Dynasty』のレビューでした。
てっきり、Team NINJAが作る死にゲーということで、仁王シリーズの日本の戦国時代から三国志に部隊を移し替えたものを単にイメージしていましたが、全く異なっていて驚きました。
ただ、完成度としては、仁王2の方が上だろうという評価ですが、新規タイトルですから今後に期待しましょう。
特に化勁を使って、スピーディーなアクションができる死にゲーは、今のところ、このゲームだけでしょう。
さらに、ハスクラ要素に加えて、ステージ内で敵のボスなどの難易度の調整ができるのもこのゲームの特徴です。
このいくつか用意された難易度の調整を行うことで、ゲームクリアへと結びつきやすくなっているため、死にゲー初心者にも安心しておすすめができるゲームとなっています。
- アクション性の高い”死にゲー”をプレイしたい人
- 三國志の世界観が好きな人
- “死にゲー”初心者の人
ゲームおすすめ度:
このウォーロンには、以下のDLCが登場する予定です。
- DLC 『中原の争覇』 2023年6月配信予定
- DLC 『江東の小覇王』 2023年9月配信予定
- DLC 『荊州の風雲』 2023年12月配信予定
他に遊び他ゲームがあったりして、このゲームに手を出すのに出遅れたと思っても、DLCのタイミングで本作を購入しても良いでしょう。
これらのDLCの登場により、おそらくアップデートにより、さらに遊びやすく、ハスクラ要素も強まると思いますので、今年いっぱいはこのゲームで楽しむことができると思いますので、機会があったら手に取って遊んでみてはいかがでしょうか。
他の死にゲーレビューは、こちら。
コメント