【埼玉西武ライオンズ】西武ライオンズのFAの歴史を振り返ってみる

投手 残留!

どうも、たご作です。

日本シリーズは、福岡ソフトバンクホークスがペナントレースの勢いを失うことなく4年連続の日本一を果たしました。

ここで、念のため言っておきます。
確かに、4年連続の日本一は福岡ソフトバンクホークスです。
しかし、一昨年と昨年の2018年と2019年ペナントの覇者は、
埼玉西武ライオンズ
ですから!
何が言いたいかというと、ソフトバンク1強とか言ってほしくない。ロッテはソフトバンクに勝ち越しているんだぞ!!

さて、日本シリーズ終了後は、各チームの補強の一環であるFA移籍は、大いに盛り上がるものです。
一方で、埼玉西武ライオンズファンにとって、ここ数年は、FAによる選手の移籍によりチームを去ることが通例となっています。
このことから戦々恐々・阿鼻叫喚として凍り付く季節がやってきてしまった、と思う方も多いのではないしょうか。
そのような中、うれしいニュースが飛び込んできました。

増田達至投手 残留!!

昨年、球団から提示された複数年契約を断わっています。
過去の例でいえば、複数年契約を断った翌年オフにFAで移籍するという浅村栄斗や秋山翔吾パターンに当てはまります。
よって、FA移籍濃厚と勝手に推測していました。

この残留のニュースを聞いた私は、小躍りして喜ぶ反面、例年の様子とまったく異なるライオンズのFAの動きの状況に、驚きを隠しえません。
そこで、埼玉西武ライオンズにおけるFA移籍の歴史などを話題にしたいと思います。

目次

12球団のFA移籍人数(2019年まで)

巨人阪神中日DeNA広島ヤクルト
8人10人9人9人9人8人
ソフトバンクロッテ西武楽天日本ハムオリックス近鉄
12人8人19人4人14人12人3人
国内・海外移籍含む

この表のとおり、12球団最多の流出人数を誇る埼玉西武ライオンズ
しかも、人数が突出していることがわかるだろう。
2010年代に入ってからは、加速的にFAによる選手流出が進んでいます。

埼玉西武ライオンズのFA資格保有者
(2020年11月末現在)

埼玉西武ライオンズの今シーズン終了後におけるFA資格者は、以下の通りです。

<国内FA>
 金子 侑司、熊代 聖人、増田 達至、松坂 大輔
<海外FA>
 栗山 巧、内海 哲也

表のメンバーを見てわかる通り、来季以降の戦力を考えるうえで、今シーズン最多セーブ投手に輝いた増田達至のFAに注目されることは一目瞭然。
ライオンズファンのみならず、獲得を目指す他球団も彼の動向に注目していた。

ライオンズからのFA移籍

ちなみに、過去のFAによる選手の移籍を振り返ってみます。

選手移籍先
94工藤 公康 ダイエー
石毛 宏典ダイエー
96清原 和博巨人
03松井 稼頭央米 メッツ
05豊田 清巨人
07和田 一浩中日
10細川 亨ソフトバンク
土肥 義弘米 独立リーグ
11許 銘傑オリックス
帆足 和幸ソフトバンク
12中島 裕之米 アスレチックス
13片岡 治大巨人
涌井 秀章ロッテ
15脇谷 亮太巨人
16岸 孝之楽天
17野上 亮磨巨人
18炭谷 銀仁朗巨人
浅村 栄斗楽天
19秋山 翔吾米 レッズ

改めてみると、タイトルホルダーなど超主力級の選手ばかりで、驚きを隠せません。かなりの流出人数です。
さらに、2010年代では、2014年を除くと、毎年、FAにより移籍しています。

ちなみに、ポスティングでメジャーリーグに挑戦し、ライオンズを去っている選手もいます。

<ポスティング移籍者>
 森慎二、松坂大輔、牧田和久、菊池雄星

ポスティングでの移籍も実は、12球団イチです!

そのような中で、2018、2019年のパ・リーグ連覇に4年連続Aクラスを確保しています。
すごいことですよ、これは!
流失したらしたで、「はい、サヨナラ。新天地で頑張ってね!」というだけで、大きな補強をしない球団スタイルなのに…

埼玉西武ライオンズの今後のFAについて

過去から現在までのFA移籍を見てきました。
今後、さらに懸念されるFA移籍問題がすぐそこまで来ていることに気づいているでしょうか。
『2023年のFA恐慌』です。

「2023年のFA恐慌」とは

順調にいけば、2023年のオフには山川穂高、森友哉がFA取得の見込みです。この前年には、外崎修汰が取得する予定です
2022年、2023年の2年で大物3人がFA流出危機を迎える事象を勝手に埼玉西武ライオンズ『2023年のFA恐慌』と位置付けています。
2年連続本塁打王の山川、昨年のMVPの森、ユーティリティプレイヤーの外崎の主力3人は、今シーズンは不調に終わりましたが、来季以降のライオンズには絶対不可欠な存在であることは間違いありません。
2022年に外崎修汰がFA移籍し、そして、2023年オフには、山川穂高と森友哉の両人が移籍していく。
つまり、最悪の結果として、3人ともが相次いでFA権を行使して、ライオンズを去っていく状況考えられるわけです。

果たして、3人も引き留めるだけの資金力と交渉力がライオンズにあるのでしょうか。
非常に注目されるところですが、3人が揃っている間に日本一に輝いてほしい。

今回の残留がもたらすもの

昨年の十亀剣、今年の金子侑司(昨年に複数年契約済)に続いて、今回の増田達至のFAによるライオンズからの流出を防ぎ、残留させることに成功しました。
あと、熊代 聖人も残留してくれました。
このことは、来たる『2023年のFA恐慌』に光明を差すことができたと思っています。
親会社である西武ホールディングスが630億円の赤字を計上する中で、ライオンズがFA選手に対して、最大級の敬意を払うことができる球団であることを内外に示すことができたのではないでしょうか。

まとめ

毎年、FAにより選手が去っていくことで、チーム戦力が低下し、Bクラスが定位置が常態化してしまうと、目も当てられません。ファンは、毎年、それを危惧しているのです。
FAで去る前提の選手を応援しても、ただただ空しいだけであり、例えば、山川が2年後いなくなる前提で応援できるほど、私の心は広くないです。
今回のFAは、ひとまず、2010年から続いていた相次ぐ主力選手流出という悪循環を見事に断ち切ってくれました
残留の選択をしてくれた選手たちには、心から敬意を表したいと思います。
メットライフドームの球場改修が来年に終わり、練習環境の整備、ファンサービスの向上といった名実ともにファンと選手にとって、魅力的なチームへと生まれ変わってくれるはずです。
来季こそは、日本シリーズ進出して、辻監督の胴上げを観たいものです。

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この記事を書いた人

たご作です。
ゆるやかな生活を夢見て早く退職したいです。
プロ野球(埼玉西武ライオンズ)、ゲーム、カメラ、そのほか日常生活に役立つ商品・サービス等について語ってます。
ゲームは、ウイニングポストが多めです。

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