どうも、たご作です。
テレビゲームが好きな人は、このように少しは考えたことがあるはずです。
「ゲーム制作会社を設立し、自分が作ったゲームで世の中を席捲させたい!」と。
そこで、ゲーム会社を経営し、ゲームを制作・販売を体験することができるゲーム会社経営シミュレーションゲームをご紹介いたします。
その名も『Mad Games Tycoon 2』
1月22日にSteamで早期アクセスで発売された少しマイナーなゲームをご紹介します。
概要
発売日 | 2021年1月22日【早期アクセスゲーム】 |
フォーマット | PC(Steam) |
ジャンル | 経営シミュレーションゲーム |
開発元 | Eggcode |
購入先 | Mad Games Tycoon 2 Steam購入ページ |
『Mad Games Tycoon 2』は、ビジュアル面等を含め、前作をパワーアップさせた作品となっております。
1976年のゲーム市場の状況からスタートし、自身がゲーム会社の社長として、ゲーム開発に携わっていきます。
ゲームソフトから携帯型・据置型ゲームハード、オンラインゲームまで制作することができ、会社の利益を増やし、世界一のゲーム会社を目指しましょう。
なお、開始年は、1976年、1985年、1995年、2005年及び2015年から選ぶことができます。
似たゲーム会社運営シミュレーションゲームとしては、カイロソフトの『ゲーム発展国』シリーズがあげられますが、よりリアルにゲーム開発現場を描いているのが特徴です。
- ゲーム開発現場のマネジメントを体感することができる
- 自社オフィスのレイアウト設計を自由にすることができる
- ゲーム史のifを実現させることができる
実際のゲーム会社に模した会社が多数出てくることも楽しさを倍増させてくれます。
史実通り、ファミコン(ゲーム上のは表記「Mintendu MES」)も出てきます。
プレイ次第では、1990年代ゲーム機戦争におけるSEGAのゲーム機を自社ソフトで全面的にバックアップし、SEGAが任天堂やソニーのゲーム機からシェア・ナンバーワンの座を奪うことも可能です(SEGA、任天堂、ソニーともゲーム上の表記は、似せた名前で登場)。
また、劣悪な作業環境は、社員のやる気が喪失につながるので、完璧な部屋づくりに励んだり、予算確保のため過去のヒット作の完成版をリリースし、姑息な小遣い稼ぎをしたり、社運をかけて自社ゲーム機を開発するも大爆死するなど、ゲーム制作会社を取り巻く環境を意識したゲームとなっています。
- 日本語対応していない
なお、私は、このやり方により、日本語化をしています。
本製品の正式に行われているものではありませんので、自己責任で行ってください。
なんと、アップデートで日本語対応がされました!
これで安心して、ゲームプレイに集中できますね!
ゲームの流れ
『Mad Games Tycoon 2』のサイクルを説明していきたいと思います。
初期設定
まず初めに、「会社名」、「ロゴ」、「会社の所在する国」、「ゲームスタートをする年」などを決めていきます。
「会社の所在する国」については、各国で売れるジャンルの特性があります。
例えば、イギリスを所在地とすると、「アクション」ゲームのジャンルを制作・販売すれば、通常よりも多くの売上ボーナスが得られるといった具合です。
「会社の所在する国」と「ジャンルの特性」の固定の組み合わせは、アップデートにより廃止されました。
所在地の国を選び、得意とするジャンルを自由に選択することができるようになったため、メガヒットを飛ばしたいジャンルを選んでプレイしてみましょう!
『Mad Games Tycoon 2』からは、社長であるCEOの外見などを鼓膜設定することができます。前作の社長の設定は、スキルの調整のみで、外見はマネキンみたいな味気ない感じ1択でしたので、かなりの進化を遂げていますね。
ゲーム開始
最初は、車の置いてある一番小さいオフィスのガレージからCEOたった一人でスタートします。
資金次第で、周りにある大きなオフィスへ引っ越すことができるようです。
オフィスのレイアウト
まずは、与えられた作業場のレイアウトを行いましょう。
ゲーム開始時に作成できる部屋のレイアウトはこんな感じです。
- 開発部屋
- 研究室
- ラウンジ
- トイレ
ゲーム等を開発するための「開発部屋」、ゲームジャンルやシステム開発技術の礎を研究する「研究室」、社員のやる気向上のための憩いの場「ラウンジ」、そして「トイレ」などのレイアウト割りをしていきます。
会社の規模が大きくなり、ゲーム技術の発展により、さらに「グラフィックルーム」やオンラインゲーム制作では必須な「サーバー室」などが作ることができるようになります。
そして、それぞれの部屋にデスクなどの備品を設置していきます。
制作するための社員「デスク」のほか、部屋を暖めるために「ヒーター」を設置したり、「観葉植物」などを置くことで社員のやる気が上がるよう雰囲気のいい部屋づくりを行なわなければなりません。
このあたりのプレイは、『Sims』シリーズの家づくりと少し似ていると思います。
社員の雇用
CEO一人では、作業がはかどらないので、社員を雇いましょう。
社員が有する能力は、それぞれこのようになっています。
- ゲームデザイン
- プログラミング
- グラフィックデザイン
- 音楽とサウンド
- マーケティング&サポート
- ゲームテスト
- ハードウェア&エンジニアリング
- 研究
また、社員のには「才能がある」、「寒さに強い」などの特性(下画像でいう「本」や「雪の結晶」の絵のこと)を有しています。
当然、グラフィック映像に強い社員だけを集結させても良いゲームを作れませんから、サウンドやゲームデザイナーといったバランスよく自社に必要な人材を見極めて社員を雇いましょう。
当然、毎月、給料を支払う必要がありますので、コスト面にも注意が必要となります。
資金確保と研究開発
序盤は、いきなりゲーム開発してもノウハウもないので制作しても売れません。
そして、開発資金もバカにならないため、借金生活へ陥る可能性もあります。
よって、コツコツと他社のゲーム開発の一部を請け負って、資金を貯め、ゲーム制作の経験値を得ていきましょう。
最初は、パズルゲームしか制作できなかった自分の会社が時間を経過するごとに新たなゲームジャンルが解放されたり、その時代に合った技術が登場します。
これらは、自社で研究開発を行わないと、実際に使用することができませんので、資金と相談しながら研究投資も併せて行いましょう。
ゲームソフト開発
ある程度、資金が貯まったら、いよいよ自社でゲームソフトを開発していきます。
ゲーム開発においては、どの部分に力を注ぐかが非常に重要です。
前作においては、ゲームジャンルごとに優先順位の設定が決まっていました(画像3枚目の優先順位の設定のこと)。
この設定を外してしまいますと、「クソゲー」のレッテルを貼られる可能性が高いです。
「クソゲー」を販売すると資金の回収ができないことに加え、年末の「クソゲーオブザイヤー」的な賞を受賞させられることがあり、購入してくれるファンが激減するというデメリットも存在します。
よって、自分が制作したゲームのレビューやファンレターから推測しつつ、設定をいじりながらあなたの手で名作を誕生させましょう!
ゲーム販売後
ゲームの制作を終えると、いよいよ販売です。
ある程度会社が成長すれば、自社で販売することができますが、序盤は他社へ販売を委託することになるでしょう。
現実のゲーム会社をモデルとした会社やゲーム機が出てきますので、思わずニヤリとしてしまいますよ。
このようなゲームソフトの制作を繰り返し行っていき、新たに優秀な社員を雇ったり、広い作業場を求めて会社を移転させ、さらに良いゲームを誕生させる会社へと成長させていきます。
さらに技術力や資金を有していれば、自社ゲーム機を生産することもでき、夢は広がるばかりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。早期アクセスの状態ですから未完成の『Mad Games Tycoon 2』ですが、現段階においても、十分に遊ぶことができます。日本語化はまだされていませんが、有志の方が翻訳してくれたものがありますので使用してみるとよいでしょう。
前作も途中で日本語化が公式対応されましたので、おそらく今回もしばらくしたら日本語でプレイすることができるようになるはずです。
日本語対応がされました!
改めて、プレイしてみようかな、と思っています。
『Mad Games Tycoon 2』は、デザイン性が求められるオフィス設計や社員の育成・管理といったマネジメント、ゲーム開発をコツコツと行ないお金を稼ぐといった会社経営をしっかりプレイすることできる完成度の非常に高い経営シミュレーションゲームです。
まさに、ゲーム業界を賑わせたいという夢を叶えてくれるゲームと断言できます。
ぜひ、プレイしてみてください!
PCでゲームができない方は、似たゲームである『ゲーム発展国』をスマートフォンやニンテンドースイッチ、PS4でもプレイすることができますので、試してみてください。
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