どうも、鬼のインドア派のたご作(@tagosaku881)です。
自作PCを組む人やBTOパソコンの購入を検討しているパソコン初心者の人に向けて、PCパーツの一つであるCPUの役割と選び方について解説していくよ!
PCパーツについて知識を得ることで、よりパソコンに親しみを持てるだけでなく、あなたが最高で理想のパソコンに出会えるチャンスを得ることできるはずだ。
特にCPUは、PCパーツの中でも高価であり、重要なパーツなので、後悔のない選び方をしてほしいと思っている。
パソコン初心者の方は、ぜひ、本記事を読んでCPUについて、チェックしたうえで、最適なCPUを選んでほしい。
CPUの基本的な知識
CPU(Central Processing Unit / 中央処理装置)は、人間でいうところの「頭脳」にあたる。
プロセッサーなんて呼ぶこともある。
パソコン内のすべてのデータは、このCPUを通して、制御・計算・演算を行うことになっている。
よって、このCPUの性能が高ければ高いほど、データの処理速度が速くなるため、パソコンの作業効率に大きく影響を与えることになるため、超重要なパーツだ。
あなたがパソコンで作業する目的に合ったCPUを選ばないと、作業に対する処理速度が落ちるので、作業効率も落ちてイライラが募ることだろう。
例えば、動画編集ソフトの操作でカクつくなど、ゲームが映らないなどの支障が出る。
ゲーミングPCを除けば、CPUは最も重要であり、こだわってほしいPCパーツである。
IntelとAMDが主要メーカー
CPUを製造しているメーカーは、主にIntel(インテル)とAMD(エーエムディー)の2社だ。
Intelは、2016年頃までCPUの圧倒的なシェアを獲得しており、市場をリードしてきた分、安定性のあるCPUを供給してきた。
- Pentium
- Core
- XEON
一方のAMDは、近年になってIntelに匹敵するCPUを高性能かつ低廉な価格で提供し、コストパフォーマンスに優れるという点でじわじわとシェアを拡大している。
- AMD A
- AMD FX
- Ryzen
自作PCやBTOパソコンで搭載しているCPUを選ぶ際は、この2社のCPUから選ぶことになる。
IntelであればCoreシリーズ、AMDであればRyzenシリーズから選ぶのが一般的だ。
IntelのCPUは、Coreシリーズから選ぶ
AMDのCPUは、Ryzenシリーズから選ぶ
CPUの型番の見方
IntelもAMDもCPUには、型番がある。
法則に沿って型番が付けられているので、型番を見れば、ある程度の性能を把握することができる。
シリーズ・グレード
シリーズとは、IntelやAMDが提供するCPUの製品の種類である。
上図においては、IntelがCore、AMDがRyzenがシリーズに該当する。
上述の通り、自作PCやBTOパソコンを購入する際に搭載するCPUのシリーズは、IntelであればCoreシリーズ、AMDであればRyzenシリーズを選択するケースが多いので、どちらかを選べば問題はない。
グレードとは、シリーズの中でさらにランク付けされたものとなる。
Intelの場合だと「Core i5」、AMDの場合だと「Ryzen5」といった数字の部分がグレードにあたる。
数字が大きいほど、CPUの処理性能が高く、価格も高くなる。
各グレードでのパソコンの使用目的を紹介しよう
グレードが高いほど負荷のかかる作業ができることがわかるね!
Intel | AMD | 使用用途 | |
---|---|---|---|
超高性能 | Core i9 | Ryzen9 | プロレベルのクリエイティヴ作業向け ・3Dゲーム(グラフィックにこだわり派) ・プロ顔負けの動画編集 ・3Dモデリング |
高性能 | Core i7 | Ryzen7 | |
中性能 | Core i5 | Ryzen5 | 初心者から中級者まで幅広に利用できる ・3Dゲーム ・軽い動画編集 ・画像/写真編集 ・プログラミング ・イラスト制作 |
低性能 | Core i3 | Ryzen3 | 軽めの作業向け ・ネットサーフィン ・動画視聴 ・2Dゲーム ・officeソフトの作業 |
世代・SKU
世代とは、CPUの発売時期を示すものである。
数字が大きいほど、最新のCPUであることを示している。
当然、最新世代のCPUの方が、技術進化によって生産されているため、出力面、エネルギー効率面などの進化が図られていて、性能が良い。
Core i5 13500(第13世代 2023年1月発売)< Core i5 14500(第14世代 2024年1月発売)
最新の第14世代の方が高性能ということになる。
これから自作PCを組んだり、BTOパソコンを購入する場合は、特に理由がなければ、素直に最新世代のCPUを搭載したものとすることをおすすめする。
SKU(Stock Keeping Unit)とは、同じグレード同じ世代のCPUの中にもいくつかの製品が出ており、この中でランク付けされたもの。
Core i5 13500 < Core i5 13600
SKUの数字の高い方が高性能
SKUも同じく、数字が大きいほど高性能となる。
ただし、そこまで性能に対して大きな差がないため、これまで紹介したシリーズ、グレード、世代ほどSKUについては重要視する必要はないと思う。
サフィックス
サフィックスとは、CPUの型番の最後に表示される英字。
注意点としては、IntelのCPUの「F」モデル以外は、グラフィックボードを装着しなくてもCPUの内蔵GPUによって、モニターにPCの映像を打つことができる。
一方のAMDのCPUは、「G」モデル以外は、グラフィックボードの装着が必須であることだろう。
Intel製CPUの主なサフィックス | |
---|---|
表記なし | 標準モデル |
F | グラフィック機能非搭載モデル 別途、グラフィックボードが必要 |
K | オーバークロックモデル CPUの性能を極限まで高めることができる |
KF | Kの機能とFの機能の融合 |
H | ノートパソコン向けの高性能モデル |
U | ノートパソコン向けの低消費電力モデル |
AMD製CPUの主なサフィックス | |
---|---|
表記なし | 標準モデル |
G | グラフィック機能搭載モデル |
X | 通常モデルよりベースアップしたモデル |
XT | Xよりもさらに性能のいいモデル |
H、HS | ノートパソコン向けの高性能モデル |
U | ノートパソコン向けの低消費電力モデル |
E | ノートパソコン向けの超低消費電力モデル |
CPUのスペック、機能の見方
CPUの型番については、CPUの商品名として表示されることが多いので、一目みれば、上述の内容を理解していればすぐにわかると思う。
具体的なスペックや機能については、商品名からは確認することができないため、IntelやAMDのウェブサイトで確認することになるわけだが、そこで困らないよう解説していく。
コア数とスレッド数
パソコン作業の効率性を左右するのがコア数とスレッド数だ。
コア数とスレッド数が多いほど、パソコン作業の多くを同時並行で素早く処理することができる。
PCを使って、音楽を流し、イラスト描いて、描いている様を録画してといった様々な作業を処理落ちせずに作業できるぞ!
コアとは、CPUに内蔵しているプロセッサー(演算処理装置)のこと
かつてCPUは、1つのコアだけで処理を行っていたため、プログラムなどの命令を順番に処理するしかなかった。
近年は、近年のCPUは複数のコアを内蔵しているため、命令を順番に処理するのではなく同時に処理できるようになっており、4コア、6コアと数が多ければ多いほどマルチタスクがはかどることになる。
例えば、ゲーミングPCでゲームするときは4コアで十分!
ゲーム以外に配信・録画、攻略サイトのネット検索なども並行する場合は、6コア、8コアのCPUを検討していくことになる。
スレッド数とは同時に処理できる仕事の数のこと
本来であればコア1つに対して、命令は1つしか処理できないところを、スレッド数が増えることで、CPUに余力があるときには1つのコアで複数の作業ができるようになった。
このスレッド数はあくまで理論コアのため、CPUに余力がない場合など処理状況によっては、速度があまり向上しないケースがある。
よって、高速で処理を求めるパソコンには、スレッド数よりもコア数を重視するべきである。
キャッシュメモリ
キャッシュメモリとは、CPU内蔵のメモリ(記憶装置)のこと
キャッシュメモリの容量が大きいほどメインメモリ(マザーボードに挿しているメモリ)へのアクセスを減らすことができるので、高速で処理することができる。
クロック周波数
クロック周波数とは、1秒間にどれだけ命令を処理できるかの数値。単位はGHz(ギガヘルツ)
同一のCPUでコア数が同じであれば、クロック周波数の値が大きいほど処理速度は早くなる。
ただ、近年のCPUにおけるクロック周波数は頭打ちしている傾向があるため、コア数や世代に着目した方が良いかも。
TDP
CPUの設計上想定される最大発熱量。熱設計電力とも訳される。
CPUクーラーを選ぶ際の目安となる数値である。
この数字が高いほど、消費熱量が大きく、電気代が高くなることになるが、高性能なCPUほどTDPが高い傾向にある。
TDPが高いCPUは、大型CPUクーラーや大容量電源の用意、高効率グリスを使用するなど、CPUが高温とならないような対策を講じないと、パソコンの動作が不安定となるとなるので、気を付けよう!
逆にTDPが小さければ小さいほど、低消費電力なCPUであるといえる。
後悔しないCPUの選び方
これまでの内容でCPUの型番やスペック等の見方を理解していただけたはずなので、ここからはCPUの選び方について解説していく。
CPUは、高価かつ最も重要視されるPCパーツなので、後悔のないよう選んでほしい。
最もCPUを選ぶにあたっては、あなたがパソコンで何の作業をメインにして使うかを明確にしておく必要がある。
自分の使用しているCPUを確認しよう!
CPUを選ぶ前に、パソコンを持っている方は、まずは自分のパソコンに搭載されているCPUを確認しておこう!
古いパソコンからの買い替えやCPUの交換を検討する際に、現在使用しているCPUと購入予定のCPUの性能差を比較した方がより正確な買い物の判断ができるというものだ。
よって、現在、使用しているパソコンに搭載しているCPUを事前にチェックする方法を説明していく。
Windows11のCPU確認方法
デスクトップ画面での「スタートメニューボタン」をクリック
または、キーボードの「Windowsキー(ロゴキー)」を押す
設定(歯車)アイコンをクリックする
メニューの一番下に「詳細情報」があるので、そこをクリック
プロセッサの表示があなたが使用しているパソコンのCPUである
Windows10のCPU確認方法
デスクトップ画面での「スタートメニューボタン」をクリック
または、キーボードの「Windowsキー(ロゴキー)」を押す
設定(歯車)アイコンをクリックする
設定画面が開くので、その中の「システム」をクリック
メニューの一番左下に「詳細情報」があるので、そこをクリック
プロセッサの表示があなたが使用しているパソコンのCPUである
(自作向け)マザーボードの規格に注意!
自作PCで組む人に対しての注意事項だ。
自作PCの組立の過程でCPUを取り付ける際には、マザーボードのCPUソケットにCPUを装着することになるが、CPUメーカーやCPUの世代によってソケットの形状が異なるのだ。
つまり、マザーボードにあるソケットに取り付けることができるCPUを選ぶ必要があるのだ。
CPUとソケット形状が異なる場合は、CPUが取り付けられない!
例えば、第11世代以前のIntel製CPUから最新の第14世代のIntel製CPUまたはAMD製CPUを取り付ける場合は、マザーボードの規格が異なることによるCPUを取り付けるソケット形状が違うので、CPUを取り付けることができないので、マザーボードも一緒に買い替える必要が生じる。
BTOパソコンや家電量販店で購入する場合は、店側で動作確認済なので、CPUとマザーボードの関係について気にする必要はないぞ!
IntelとAMDどちらがいいの?
IntelとAMDのCPUは、どちらのCPUがいいかであるが、結論としては、どちらでもいい。
IntelにしてもAMDにしてもパソコンを使用するうえでのCPUの製造技術は高いため、そこまでの差はないと言える。
最終的にはこれから説明する2社の特徴と使用予定のCPUをチェックしよう!で紹介しているサイトで性能を踏まえたうえで、自分に合ったCPUを見つけると良いだろう。
Intel製CPUの特徴
- シングルコアが得意
- 価格が高め
- 消費電力が高め
- シェア率はIntelの方が高い
IntelのCPUは、シングルコアの性能が高いため、ゲームや重めの単一のアプリの起動などをサクサクとこなすことができる。
価格は、AMDよりも高い傾向にあると言わているが、同程度のスペックでAMDの方が高いケースもある。
消費電力だが、特にデスクトップパソコンにおけるIntel製CPUは、シングルコア性能を上げる結果、消費電力を大きく消費してしまう傾向がある。
ノートパソコンのCPUの消費電力については、AMDと五分五分くらい。
CPUのシェア率は、2023年現在でIntelが7割を占め、AMDが3割という結果となっている。
その結果、IntelのCPUの方がソフトウェアの最適化が図られる結果につながっている。
AMD製CPUの特徴
- マルチコアが得意
- 価格が安め
- 消費電力が低め
- シェア率はIntelの方が高い
AMDのCPUは、マルチコアを得意とするため、複数のアプリを同時並行して使うことに優れている。
例えば、動画編集のエンコード、画像のレンダリング、プログラミング、AI処理などに向いている。
価格は、AMDの方が安い傾向がある。
そもそも、近年、AMDがジワジワとIntelからシェア率を奪った要因が、性能の高いCPUに対して価格の安いCPUを提供してきたことによるものだ。
デスクトップパソコンにおける消費電力については、AMDの方が低消費電力を実現しているところである。
ノートパソコンについては、AMDとIntelは五分五分といったところだ。
シェア率については、近年、伸びてきているところではあるが、まだまだIntelには及ばないのが現状だ。
以上のIntel製とAMD製のCPUの特徴を踏まえると、向いてる用途はこんな感じだ。
使用目的 | Intel or AMD |
---|---|
ゲーム | Intel |
プログラミング | AMD |
クリエイティブ作業(動画・写真編集、イラスト制作) | AMD |
ビジネス用、ネットサーフィン等の一般的な使用 | どちらでもお好みで |
ノートパソコン(ビジネス用、ネットサーフィン等の一般的な使用) | Intel |
パソコンの使用目的別におすすめのCPUを紹介
ここからは、パソコンの使用目的に沿ったCPUを紹介していくぞ!
ただし、あくまで一般的な内容となっているため、具体的には目的のために起動するソフトウェアの公式ページ等に掲載されている動作推奨環境をチェックも忘れずにしてほしい。
ゲーミングPC
Intel:Core i5 以上
AMD : Ryzen5 以上
美麗な3Dグラフィックスを表現しているゲームで遊びたいという方は、 Core i5またはRyzen5以上のCPUがおすすめとなる。
スペックの余裕を見て、 Core i7またはRyzen7も視野に入れてもいいかもしれないが、予算等はCPUよりも高価なグラフィックボードにかけるべきである。
CPUを決めるにあたっては、必ずプレイしたいゲームタイトルの公式サイトなどで推奨環境をチェックしたうえで決めるように。
動画編集用
Intel:Core i5 以上
AMD : Ryzen5 以上
エンコードやフィルターの適用など、複雑な計算処理を高速に行う動画編集用CPUには、ある程度性能を有したCPUがおすすめ。
性能の低いCPUでは、エンコードに時間を要したり、カクつきが発生して作業効率が低下してしまうので、Core i5またはRyzen5以上のCPUを選ぶと良いだろう。
かつては、Core i7相当のCPUと言われていた時代があったが、現在はCore i5またはRyzen5以上のCPUでもサクサクと動画編集ができる時代となっている。
ただし、フルHDを超える4Kの編集や多くのエフェクトを挿入していくような趣味よりも仕事面でも使用していきたいと考えているのであれば、Core i7またはRyzen7以上のCPUを選ぼう。
デジタルイラスト用
Intel:Core i5 以上
AMD : Ryzen5 以上
Core i5またはRyzen 5であれば、デジタルイラストで使用するCLIP STUDIO PAINT PRO(クリスタ)やAdobe Photoshop、Adobe Illustratorを使用して快適にデジタルイラストを描くことができるはずだ。
イラストを描くだけにとどまらず、ゲーム実況のようなイラスト制作のライブ配信をしたり、メイキング動画を作成するために動画編集の作業をするなどを考えているのであれば、もう一つ上のランクのCore i7またはRyzen7を選んでもいいだろう。
写真現像用
Intel:Core i5 以上
AMD : Ryzen5 以上
写真現像のためのパソコンは、RAW現像ができるスペックを要する必要があり、CPUについては、Core i5またはRyzen 5以上のCPUがあると安心だ。
たくさんの写真を一気に編集して書き出すといった場合は、ワンランク上げてCore i7またはRyzen 7以上することで作業時間の短縮につながることだろう。
CPU以外には、写真の見た目を正確に表現するためのモニターを配備したり、たくさんの思い出の詰まった写真データを保管し、万が一の写真データの喪失に備えたストレージ、バックアップ体制などにも気に掛けたいところだ。
ビジネス用、インターネット・動画視聴用
Intel:Core i3 以上
AMD : Ryzen3 以上
Word、Excelといったビジネスで使うOfficeソフトを使った事務作業、ネットサーフィン、Youtubeなどの動画視聴といったパソコンをライトに使う方には、Core i3またはRyzen 3相当のCPUがおすすめだ。
ただ、これらを同時に使って作業したりする場合などは、Core i5またはRyzen 5以上のCPUを検討してもいいと思う。
使用予定のCPUの性能を確認しよう!
自分の使用したいCPUの性能が見えてきたら実際に、現在使用しているCPUとの性能差を比較してみることをおすすめするぞ。
最新のCPUや購入検討しているCPUの性能については、BTOパソコンメーカー等のウェブサイトに掲載されていることが多いのでチェックしてみよう。
この図のように各CPUのスペックと性能をグラフで一目で見ることができる。
スクロールしていけば、かなり古いIntelとAMDのCPUの性能まで掲載されている。
このようなCPU性能表が掲載されているページから同じくらいのスコア値を示すCPUをいくつかピックアップし、価格比較をすることで安いCPUを購入することができたりと大きく参考にできるはずだ。
【結論】結局、おすすめのCPUはどれ?
ここまでタイプ別にCPUを紹介したきた。
将来的にパソコン使用目的が変わるかもしれないから選べん!
こういう悩みを持つ方が多いと思うので、僕が2024年現在でおすすめするCPUを紹介しておこうと思う。
原則は、Core i5または Ryzen5
パソコンの使用目的別におすすめのCPUを紹介のところで紹介したとおり、ほとんどのパソコンの使用目的に対して、IntelであればCore i5、AMDであればRyzen5以上のスペックのCPUを紹介していたことにお気づきだろう。
まさにそれが答えであり、最新世代のCore i5または Ryzen5のCPUを選ぶとよい。
- Core i5 14400
- Ryzen5 7600
10年弱前のイメージだと、動画編集やゲーミングPC等においては、Core i5よりもCore i7の方がいいのではないか、と思う方がいるかもしれないが、CPUとソフトウェアの進化とともに、Core i5でも十分な性能を有している。
特に、これから動画編集やゲーム、写真の現像などを始めてみたいという個人の趣味から始めるような方にとっては、紹介したCore i5 14400FやRyzen5 7500Fで全く問題なくパソコンを快適に使えるはずだ。
上を目指すなら、Core i7または Ryzen7
- Core i7 14700
- Ryzen7 8700G
- Ryzen7 7700
- 200FPSを超えるような超美麗なゲームを楽しみたいようなガチゲーマー
- ゲームだけでなく実況などの多目的な作業をするストリーマー
- 動画編集や写真現像の処理時間をより短縮したいクリエイター
これらの作業において、個人的趣味をやや超えて、仕事に近くなるような効率性を追求する作業をしていきたいといった方は、Core i7または Ryzen7を検討してもいい。
しかし、この場合、CPUの力だけでなく、グラフィックボードの力も大きく影響するので、グラフィックボード選びもしっかりと行わないと、性能を発揮することができないだろう。
また、パソコンの使用目的別におすすめのCPUを紹介のような使用方法で、長くパソコンを使っていきたいという方に対しても、Core i7または Ryzen7を選べば、少なくとも5年間は、性能不足に悩むことはないと思う。
まとめ
CPUの基本的な知識とCPUの型番の見方や後悔しないCPUの選び方まで説明してきた。
予算が多ければ、最高性能のCPUを選べばよいところだが、CPU以外にもPCパーツは選ばなければいけないパーツがたくさんあるのでそうも言ってはいられないところだ。
- IntelかAMDのCPUのどちらかを選ぶ
- パソコンの使用目的を明確にする
そこで、みんなにおすすめなのが最新世代のCore i5または Ryzen5のCPUを選べば、パソコンを使ううえで困ることはないだろう。
そして、さらに個人的な趣味を超えた使い方や長くパソコンを使い続けたいというケースは、Core i7または Ryzen7以上のCPUを検討すればよいだろう。
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