今作のウイニングポストで最も注目の的が海外牧場の早期開設でしょう。
プレイヤーの所有馬と史実馬と一緒にレースを走ることができるようになったウイニングポスト7シリーズ以降、海外牧場を開設するには史実期間を終える必要がありました。
海外牧場を設立するまでにゲーム内で20年以上の時間を要するため、海外牧場を開設する頃には遊びつくしてしまい、他のゲームへと熱意が移ってしまうこともあるでしょう。
今作の「ウイニングポスト9 2022」からは従来の海外牧場の設立の期間をグッと短くできるようになりました。
今回は、「ウイニングポスト9 2022」における海外牧場の設立条件を説明していきますので、早期設立を目指しましょう!
「ウイニングポスト9 2021」以前の開設条件ではないので注意!
海外牧場とは
日本を生産拠点とする牧場だけでなく、海外にも生産拠点としての牧場を開設することができるようになりました。
アメリカと欧州にそれぞれ1つずつ牧場を持つことができます。
すなわち、プレイヤーは日本、米国、欧州、そしてクラブの計4つの牧場を持つことができるわけです。
(クラブ牧場は若干、意味合いが異なりますが・・・)
海外牧場設立のメリット
海外牧場を設立するメリットは以下にあるものが考えられます。
- 設立した地域の海外幼駒や海外牝馬を購入できる
- 10文字以上の海外史実馬を購入できる
- 生産拠点が増えるため、さらに多くの生産馬を生産できる
- 海外馬を起点とした系統確立がしやすくなる
海外牧場を開設する前は、毎年1月2週に如月英里子または青葉エリカからの海外幼駒(1歳馬)を購入するイベントを経なければ、手に入れることができませんでした。
このイベントは、1年で1頭のみしか購入できず、お守りの消費が虹のお守りを複数枚使用することになったり、購入額が評価額の2倍だったりと、やみくもに購入することができません。
しかも、海外所属で走らせることもできず、日本所属で走ることを強制される仕様となっています。
よって、アメリカで活躍したサンデーサイレンスを本イベントで購入した場合、日本所属のため、海外輸送のデバフがかかった状態でのアメリカ遠征で、ライバルであるイージーゴアと戦わなければなりません。
海外牧場を開設していれば、史実の通り、アメリカ所属で参戦することができます。
また、この海外幼駒(1歳馬)を購入するイベントでは、自身または子孫に9文字を超える馬を購入することができません。
従来シリーズでも購入することができませんでした。
おそらく、日本競馬における馬名は9文字以内という制限をプレイヤー所有の海外馬にも適用させてしまったのがゲーム上の仕様が原因だと思われます。
エルグランセニョール
サイレントウィットネス
ミエスク
アーバンシー
前者2頭は10文字以上、後者2頭は子孫に10文字以上の馬がいるという理由のみで、従来シリーズではプレイヤーに所有すら認められていなかった馬たちでした。
今作では、海外牧場を開設することで、上述の9文字以内の馬でしか所有できない悩みが解消され、庭先取引で手に入れることができるようになっています。
日本に加え、アメリカとヨーロッパの3つの生産拠点を持つことにより、それぞれの拠点で繁殖牝馬を所有し、仔馬を生産することができるため、繁殖牝馬と種牡馬を多く所有することができます。
日本牧場(繁殖牝馬・種牡馬)
5頭→10頭→20頭
海外牧場(繁殖牝馬)
5頭→7頭→10頭
海外牧場(種牡馬)
5頭→10頭→20頭
海外牧場を所有することで繁殖牝馬と種牡馬をこれだけ拡張できるため、プレイヤーが狙った系統確立も発生させやすくなる利点があります。
米国・欧州は種牡馬・繁殖牝馬の頭数が少ないため、日本よりも支配率を上げやすいです。 新たな系統を確立したい場合、日本よりも米国もしくは欧州で5%以上で確立を狙った方が効率的となります。
また、配合面においても利点があります。
それは、サヨナラ配合を成立させやすくなるということです。
海外牧場を所有することで、世界中の競走馬を選り好みすることができ、プレイヤー自身のオリジナル血統で埋めつくした競走馬を生産し、箱庭牧場を経営することができるわけです。
海外牧場の開設はメリットばかりあることがわかると思います。
海外牧場設立のデメリット
メリットを語ってきましたが、デメリットとして以下のものとなるでしょうか。
- 毎月の運営維持費がかかる
- 所有頭数が多すぎて、管理しきれない
- 建設できない施設がある
本ゲームにおける海外牧場は、施設の工事費及び月の維持費が2倍となります。
よって、毎月の運営費がかさむため、ゲーム開始序盤に海外牧場の育成施設などをバンバン建設しまくると、破産を垣間見ることになりそうです。
また、日本、アメリカ、ヨーロッパに所有する馬が多くいると、レース選択や観戦など所有馬の管理に時間がかかります。
あわせて、生産馬を生産するために所有する繁殖牝馬たちへの種付に大きく時間を取られることでしょう。
管理しきれず、本ゲームを投げだすということにもなりかねません。
この辺りは、プレイヤーが所有する馬の頭数を制限したり、レース選択時におけるローテーションやオート進行、レース観戦をスキップしたりするなど、ゲーム内の機能を使って、効率よく進めていくことが大事になってくると思われます。
すべて手動でやっていると、1年進めるのに平気で半日経過してたりするぞ!
日本の牧場と異なり、「キッズハウス」と「Private種牡馬繋養施設」は建設できません。
海外牧場でも「Private種牡馬繋養施設」が建設できれば、より系統保護などが進めやすくなると思うのですが、そこは建設できませんのでご注意を。
海外条件の設立の条件
ここまで、海外牧場の特性やメリットなどを述べてきました。
どうやったら海外牧場って建設できるの?
と思った方が多いと思われます。
ゲーム内における案内やマニュアルでは、こんな感じ説明されています。
- 名声値がかなり高い
- 生産者として実績がある
- 資金に余裕がある
- 海外競馬でかなり良い成績を残している
- 特定の人物と出会っている
かなり抽象的じゃね?
ということで、具体的な条件をお伝えすると以下の5つの条件をすべて達成していることが必要です。
- 名声値が米国と欧州ともに750以上
- 優秀生産者賞を獲得したことがある
- 資金が30憶円以上ある
- 海外でGⅠ勝利がある
- 如月英里子と青葉エリカと知り合っている
名声値が米国と欧州ともに750以上
1つ目は名声です。
米国と欧州の名声をともに750以上にすることが条件となります。
ところが、海外での名声値というのが本ゲームでは具体的に確認することができません。
馬主情報から確認できるプレイヤーの名声値は、日本・米国・欧州すべてを合計したものが表示されたものとなっていますので注意が必要です。
ゲーム内では米国・欧州それぞれの名声値を確認できない
ゲーム内では確認できない米国・欧州のそれぞれの名声ですが、それぞれの地域でレースに勝つと得ることができる名声が決まっています。
GⅠ | 名声200 |
GⅡ・GⅢ | 名声75 |
すなわち、米国・欧州とそれぞれの地域でGⅠを3勝、GⅡまたはGⅢを2勝することができれば、名声750を得ることができます。
米国・欧州の名声が確認できないので、米国・欧州のレースに勝利したらメモを忘れずに!
なお、香港やオーストラリアで優勝した場合は、米国・欧州ともに名声を得ることができません。
どちらかに一方だけに牧場を開設したい場合においても、米国と欧州の名声を両方とも750にしておかないと海外牧場開設のイベントが発生しません。
- 香港・オーストラリアでレースの名声は海外牧場開設には関係なし
- 米国・欧州ともに名声750にしなければ海外牧場開設イベントが発生しない
優秀生産者賞を獲得したことがある
プレイ中に優秀生産賞を獲得することが条件となります。
「優秀生産賞」とは、生産者ランキングで10位以内を指します。
1位である「最優秀生産賞」ではないので、安心してください。
社台ファームやノーザンファームまで倒すとなると大変!
しかし、10位以内ならそんなに難しくないぞ。
多くの頭数を自牧場で生産し、活躍させれば、優秀生産賞を獲得することは難しくありません。
お守りを使って、史実馬の母馬を購入し、史実馬を生産して、活躍させることで、さらに簡単に達成することができるでしょう。
資金が30憶円以上ある
資金が30憶円以上が必要となります。
米国・欧州の牧場建設の初期投資にそれぞれ15憶円ずつかかります。
稼ぎ方としては、以下のことを実践していけば、すぐに貯まるでしょう。
- 生産馬を活躍させまくって賞金を稼ぐ
- たくさんの馬を種牡馬入りさせて、種付料で稼ぐ
- たくさん生産して、不要な幼駒を売る
- 史実馬の母を購入し、史実馬が大活躍した後に売る
- 観光施設をレベル3にして観光収入で稼ぐ
海外でGⅠ勝利がある
海外でのGⅠ勝利することも条件の一つです。
しかし、上述で説明した米国・欧州にて名声750を獲得するには、米国・欧州それぞれのGⅠを勝つことがほぼ必須と言えるので、この条件は必然的に達成する物だと思います。
如月英里子と青葉エリカと知り合っている
如月英里子と青葉エリカと知り合っていることも条件となります。
如月英里子とは、米国のレースで出会うことができます。
また、青葉エリカとは、欧州のレースで出会うことができます。
彼女たちと知り合うと、米国レースに勝つと如月英里子、欧州レースに勝つと青葉エリカとの友好度がアップしますが、海外牧場開設あたっては、友好度は関係ありません。
海外牧場開設の条件達成後の流れ
上記の5つの条件を達成すると、以下の流れで海外牧場の開設していくことになります。
6月1週 |
海外牧場についての説明がある。 |
7月~11月 |
名声の高い地域の方から、如月英里子・青葉エリカから海外牧場開設の打診がある。 |
8月~12月 |
海外牧場を購入した翌月の1週に牧場名や牧場長を決める。 |
牧場が開設されたら日本にいる種牡馬や繁殖牝馬を海外に移すのも良し、海外繁殖牝馬や海外幼駒を庭先取引できるようにもなります。
欧州や米国で生産した馬で日本のジャパンカップなどに参戦させ、日本で生産した馬と戦わせ、箱庭内の世代ナンバーワンを決めるのも良いでしょう。
海外牧場の開設によって、ウイニングポストでのゲームの遊びの幅がより広がり、楽しさも倍増することでしょう。
一方、デメリットで上げさせていただいた通り、管理が大変にはなりますので、1年進めるのに相当な時間がかかったりする・・・
DLCを利用することで2年目での開設が可能
上記の条件を充たさずとも海外牧場を開設することはできます。
それはDLC『米国・欧州牧場 最速開設セット』を購入し、適用することで、2年目2月のタイミングで海外牧場の設立ができるようになる。
早期に海外牧場を開設したい人は、DLCを購入してみてもいいだろう。
ただし、引継データを使用し、100憶円からスタートしたとしても、ゲーム開始当初は種牡馬や繁殖牝馬を全く持っていないところからは始まるため、牧場施設の運営費が2倍となる海外牧場までも所有すると、引継ぎデータの100億円では全く足りないことを実感するでしょう。
【引継データ使用有り、DLC利用なし、1976年シナリオ開始】
1984年に海外牧場設立することができました。
当然、自分なりに早期開設を目指した中で、ミスターシービーやシンボリルドルフといった馬をお守りを消費して購入した結果です。
あと1,2年は短縮できるような気もしますが、普通のプレイヤーの開設目安はこんなものではなかろうか。
なお、他のDLCについては、過去記事を参考にしてください。
筆者がおススメするDLCなども紹介しています。
まとめ
「ウイニングポスト9 2022」における海外牧場のメリットと開設方法についてを説明しました。
海外牧場を持つことで一気にプレイの幅が広がり、より面白くなることは間違いないので、できるだけ早期に開設を目指すことをおススメします。
そのためにもDLCを検討したり、本記事を参考に開設に向けて遊んでくれれば幸いです。
従来シリーズでは海外牧場の楽しみを知らずに、ゲームを辞めてしまったプレイヤーが結構、いたのではないだろうか?
今作から史実期間内に海外牧場を開設できるようになったので、多くの人が海外牧場を設立して遊べるようになったことでしょう。
さらに、馬名9文字以下制限により、従来シリーズでは所有できなかった馬たちを持てるようになったことも従来シリーズからの大幅な改良と言ってよく、「ウイニングポスト9 2022」は近年で最もパワーアップした年度版と言って過言ではないでしょう。
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