『ウイニングポスト9 2022』の配合理論について、まとめています。
本作から「サブパラの爆発力」が追加されたので、そのあたりも説明していきます。
配合理論の概要
本ゲーム内で強い競走馬を生産するために、ウイニングポストの世界の配合理論を駆使することが必須となります。
すなわち、配合理論を覚え、実践することでを、強い馬を作り出し、『ウイニングポスト9 2022』のオフライン・オンラインの世界をより楽しむことができます。
配合の基本用語
配合評価
「配合評価」は、父と母の組み合わせの良さを言います。
一説には、その配合で期待されるスピードとサブパラメーター(勝負根性、瞬発力、パワー、柔軟性、賢さ、精神力、健康)の合計で評価されるようです。
種付時には、S~Dまでの表示がされます。
以後、サブパラメーターを「サブパラ」と言います。
【配合評価の牧場長のコメント】
評価 | コメント |
---|---|
S | 非常にすばらしい配合です |
A | すばらしい配合です |
B | 良さそうな配合です |
C | 悪くない配合です |
D | それなりの配合です |
爆発力
「爆発力」は、これから紹介する配合理論によって導き出されます。
種付時に、クローバーマークで表示されます。
スピード能力を底上げする効果の大きさの可能性を示すと言われています。
ただし、合計数の数値すべてが影響するわけではありません。
例えば爆発力10であれば、0から9までの間の値の範囲で生まれてくる幼駒に伝わります。
【爆発力の牧場長のコメント】
爆発力 | コメント |
---|---|
30以上 | とてつもない爆発力を秘めていそうです |
21~29 | 大きな爆発力を秘めていそうです |
15~20 | なかなかの爆発力を秘めていそうです |
8~14 | ちょっとした爆発力を秘めていそうです |
7以下 | 少し爆発力に欠ける部分があります |
危険度
「危険度」は、体質の弱さや気性に問題が生じる可能性が高い幼駒が生まれる可能性が高くなることを示しています。
種付時に、「!」で表示されます。
「インブリード」などの近親配合に伴う配合理論を行うと危険度が増します。
危険度 | コメント |
---|---|
種付不可 | 極度の近親です。別の配合相手を選んでください |
危険度・大 | 血が濃くなりすぎて、かなり危険です |
危険度・中 | 産駒の健康面が気になります |
危険度・小 | なし |
できるだけ配合評価「S」、爆発力30以上、危険度なしを目指した配合を行うことが重要
優秀な競走馬を生産する方法(初心者向け)
ウイニングポストシリーズを初めて遊ぶときは、配合理論を理解していなくても簡単に最適な配合を行う方法があります。
種付けを行うときの種牡馬を選ぶ際に、各項目でソートを行います。
「爆発力」をソートし、その次に「配合評価」でソートを行えば、この時点での最適な配合が順番に並ぶことになります。
このとき、「配合」に「☆」が表示される場合は、翌年に史実馬が生まれるサインとなります。
「☆」マークの相手の種牡馬と種付けをしなかった場合、それ以降の子孫は誕生しないので、注意しましょう。
ソートを行った際に、危険度が低くかつ、仔出しの良い種牡馬を種付けをするようにしましょう。
仔出しの説明については、後日紹介したいと思っています。
両親とも競走能力が高い方が、優秀な馬が生まれる可能性は高まります。
できるだけ現役時代に育成し、良い競争成績を上げてから種牡馬・繁殖牝馬にすることが重要となります。
配合理論の詳細
簡単な種付け方法としては、先ほど説明した通り、種付け時に「爆発」をソートした後に、「評価」をソートすることで、その時点での最適な種牡馬を選ぶことができます。
しかし、中長期的に良い馬を生産し続けるには、以下の配合理論を頭に入れておく良いと思います。
アウトブリード
父と母の血統表内の先祖(4代以内)に共通の馬がいなく、後述のラインブリードも発生しない異系交配のこと。
- 爆発力1
- 精神力、賢さ、健康、柔軟性、競走寿命が少しアップ
- 危険度0
ニックス
ニックスとは、種牡馬の子系統と母の子系統の相性が良いと成立します。
種牡馬である父の子系統と、対象である母父・母母父・母母母父・母母母母の子系統がニックス関係となることで成立します。
具体的には、以下の血統表を見ていただくとイメージがわきやすいと思います。
ニックスの種類 | 成立要件 | 効果 |
シングルニックス | 父‐母父の系統がニックス関係にある | 爆発力2 |
ダブルニックス | 父‐母父、父‐母母父の系統がニックス関係にある | 爆発力4 |
トリプルニックス | 父‐母父、父‐母母父、父‐母母母父の系統がニックス関係にある | 爆発力6 |
フォースニックス | 父‐母父、父‐母母父、父‐母母母父、父‐母母母母の系統がニックス関係にある | 爆発力8 |
2次ニックス | シングルニックス不成立で、父‐母母父の系統がニックス関係にある | 爆発力1 |
3次ニックス | ダブルニックス不成立で、父‐母母母父の系統がニックス関係にある | 爆発力1 |
4次ニックス | トリプルニックス不成立で、父‐母母母母の系統がニックス関係にある | 爆発力1 |
ニックスの相性の良さは、ゲーム内で確認することができます。
ゲーム画面の「記録」→「ニックスファイル」で確認してみましょう。
ニックスは成立する対象が毎年、変動する。
サブパラ爆発力【NEW】
『ウイニングポスト9 2022』からの追加された新しい配合理論。
上述のシングルニックスからフォースニックスがいずれかが成立したとき、ニックス関係にある父と母系の種牡馬または4代母がサブパラ因子を持っている場合にサブパラへの爆発力が上がることになります。
なお、サブパラ因子は、スタミナ・瞬発力・勝負根性・パワー・柔軟性の5種類となります。
2次~4次ニックスでは成立しない。
ニックスの繁栄状態によって、サブパラの爆発力が変わります。
血脈活性化配合
3代前の先祖馬8頭の親系統が6種類以上の場合に成立し、爆発力がアップします。
3代前にある親系統の種類の数によって6本型、7本型、8本型があり、本数が多いほど爆発力が大きくなります。
さらに、インブリード(18.75%以下の場合)が同時に成立していた場合、危険度を減少させる効果もあります。
血脈活性化の種類 | 成立要件 | 効果 |
---|---|---|
血脈活性化配合 |
3代前の先祖馬の親系統が6種類 | ・爆発力4 ・インブリード(18.75%以下)危険度半減 ・親系統ラインブリード危険度消滅 ・子系統ラインブリード危険度半減 |
血脈活性化配合 (7本型) |
3代前の先祖馬の親系統が7種類 | ・爆発力6 ・インブリード(18.75%以下)危険度消滅 ・親系統ラインブリード危険度消滅 ・子系統ラインブリード危険度消滅 |
血脈活性化配合 (8本型) |
3代前の先祖馬の親系統が8種類 | ・爆発力8 ・インブリード(18.75%以下)危険度消滅 ・親系統ラインブリード危険度消滅 ・子系統ラインブリード危険度消滅 |
3代前の異なる親系統を探すだけなので、成立させやすいぞ!
子・孫と先を見据え、種牡馬や繁殖牝馬の父母をすべて異なる親系統にすることを意識すれば、その子供の馬たちが繁殖に上がっても、血脈活性化配合が成立しやすくなるため、積極的に狙っていきたいところ。
インブリード
父と母の4代以内の先祖に同じ馬がいるときに成立します。
俗にいう近親配合。
ゲーム上の血統表では、赤く表示されています。
この表の例だと4代前と3代前にNorthern Dancerがいます。
このとき、4×3のインブリードが成立することになります。
インブリード対象馬(赤く表示された馬)の持つ因子に対応する能力がアップします。
その馬がスピード因子を持つ場合は、爆発力が「スピード因子の数×3」アップします。
さらに、血量に応じた爆発力が加算されます。
わかりにくいと思うので表にしてみました。
スピード因子無し | スピード因子1つ | スピード因子2つ | |
血量12.5%(4×4) | 爆発力1 | 爆発力4 | 爆発力7 |
血量18.75%(3×4) | 爆発力3 | 爆発力6 | 爆発力9 |
血量25%(3×3など) | 爆発力4 | 爆発力7 | 爆発力10 |
血量31.25%(2×4など) | 爆発力5 | 爆発力8 | 爆発力11 |
血量37.5%(2×3など) | 爆発力5 | 爆発力8 | 爆発力11 |
インブリードには、気性難や体質の弱化など、危険度も高くなるというデメリットが存在します。
危険度 | |
血量12.50%(4×4など) | 危険度1 |
血量18.75%(3×4など) | 危険度2 |
血量25%(3×3など) | 危険度3 |
血量31.25%(2×4など) | 危険度4 |
血量37.5%(2×3など) | 危険度4 |
先ほど紹介した血脈活性化配合と一緒に使うことで、血量18.75%以下の場合の危険度を半減または消滅させることができます。
- 血脈活性化配合(7本型) インブリード(18.75%以下) 危険度半減
- 血脈活性化配合(8本型) インブリード(18.75%以下) 危険度消滅
ただし、インブリードは同じ子系統で成立することが非常に多く、血脈活性化配合を7本以上を成立させることは非常に難しいでしょう。
また、両親の健康が高いと危険度を軽減できます。
- 両親ともに健康S以上の場合は、危険度2減
- 両親ともに健康A以上の場合は、危険度1減
配合面において、競走馬の健康の能力が高いことが有利であることがわかります。
よって、競走馬の健康を伸ばす牧場長を選択することも手です。
「健康」特性を持つ宝塚菊夫あたりを牧場長にして、競走馬の健康を伸ばして繁殖入りさせてあげると、インブリードの配合が使いやすくなるでしょう。
全きょうだいインブリード
『ウイニングポスト9 2021』から新要素の配合理論です。
今作にも通用する理論です。
父と母の先祖(4代以内、かつどちらかが3代以内)に、同じ父と母を持つ馬(全きょうだい)がいる場合に成立します。
よって、3×4や2×4は成立するが、4×4は成立しないことに注意してください。
4×4の全きょうだいでは成立しません
なお、競馬における兄弟姉妹とは、父が異なったとしても母が同じであれば兄弟姉妹となります。
そのなかで、父と母が同じ場合は、全兄弟、全姉妹などと呼ばれたりします。
- ドリームジャーニー(兄)、オルフェーヴル(弟)
- アグネスフライト(兄)、アグネスタキオン(弟) など
全きょうだいインブリード対象の先祖馬が持つ能力系因子に対応した能力が上昇し、爆発力がアップします。
基礎爆発力 | 全きょうだいのスピード因子 n個 | |
血量18.75%(3×4など) | 爆発力3 | 左記 + 爆発力3 × スピード因子n個 |
血量25%(3×3など) | 爆発力4 | |
血量31.25%(2×4など) | 爆発力5 | |
血量37.5%(2×3など) | 爆発力5 |
例えば、3×4の全きょうだいインブリードが成立し、兄がスピード因子1つ・弟がスピード因子1つの場合、
爆発力はスピード因子2つパターンとなり、
3 + 3 × 2 = 9 となり、爆発力9を得ることができます。
また、同じケースで兄だけスピード因子を持つ場合は、
3 + 3 × 1 = 6 ちなり、爆発力6となります。
先述のインブリードと同じ弊害(気性難や体質の弱化など)が出るとともに、危険度が増します。
危険度 | |
血量12.50%(4×4など) | 危険度1 |
血量18.75%(3×4など) | 危険度2 |
血量25%(3×3など) | 危険度3 |
血量31.25%(2×4など) | 危険度4 |
血量37.5%(2×3など) | 危険度4 |
また、両親の健康が高いと危険度を軽減できます。
- 両親ともに健康S以上の場合は、危険度2減
- 両親ともに健康A以上の場合は、危険度1減
配合面において、競走馬の健康の能力が高いことが有利であることがわかります。
よって、こちらの配合を活用する際も競走馬の健康を伸ばす牧場長(例:宝塚菊夫など)を選択することも検討するとよいでしょう。
ラインブリード
ラインブリードとは、父母の子系統をそろえるタイプ(「子系統ラインブリード」)と3代前の先祖種牡馬の親系統をできるだけ揃えつつ、親系統から派生する子系統を異なるようにするタイプ(「親系統ラインブリード」)に分かれます。
血脈活性化配合を同時に成立させない場合、インブリード同様、気性難や体質の弱化となります。
「子系統ラインブリード」と「親系統ラインブリード」ともに、同じ親系統を揃える配合理論のため、血脈活性化配合と相反する理論です。
よって、気性難や体質の弱体化のデメリットを補完する血脈活性化配合の成立は難しくなっています。
子系統ラインブリード
種牡馬と繁殖牝馬の子系統を同じに揃えることで成立します。
SP系統を持つ子系統であれば、子系統ラインブリードSP型が成立します。
子系統ラインブリードの種類 | 成立要件 | 効果 |
子系統ラインブリード |
父と母が同じ子系統 |
爆発力3 |
子系統ラインブリードSP型 | 父と母が同じ子系統でSP系 |
爆発力5 |
親系統ラインブリード
種牡馬と繁殖牝馬の親系統が同じであり、子系統が異なる時に成立します。
SP系統を持つ子系統であれば、親系統ラインブリードSP型が成立します。
3代前の祖先種牡馬4頭のうち、3頭以上の親系統が同じであり、子系統が異なる場合成立します。
親系統ラインブリードの種類 | 成立要件 | 効果 |
親系統ラインブリード |
父と母が同じ親系統でかつ異なる子系統 |
爆発力2 |
親系統ラインブリードSP型 | 父と母が同じ親系統でかつ異なる子系統でともにSP型 |
爆発力3 |
親系統ラインブリード3本爆発型 | 3代前の種牡馬のうち、3頭が同じ親系統で異なる子系統 |
爆発力7 |
親系統ラインブリード4本爆発型 | 3代前の種牡馬4頭が同じ親系統で異なる子系統 |
爆発力1 |
親系統ラインブリード3本爆発SP型 | 3代前の種牡馬のうち3頭が同じ親系統で異なる子系統で父がSP系 |
爆発力9 |
親系統ラインブリード4本爆発SP型 | 3代前の種牡馬4頭が同じ親系統で異なる子系統で父がSP型 |
爆発力13 |
子孫馬を時代へ繋ぐ際に活用しやすい血脈活性化配合と異なり、ラインブリードの成立は、〆配合で使う理論となります。
ラインブリードを活用しながら次代へ繋ぐには、1つの親系統からたくさんの子系統を作らなければならないので、労力がかなりあるため、大変です。
メールライン活性配合
メールラインとは、「父-父父-父父父---」と続く、血統表の最上段を指します。
メールラインが流行血統の種牡馬と母系が零細血統となる繁殖牝馬と組み合わせていくのが「メールライン活性配合」です。
メールライン活性配合(Lv1)は、種牡馬が流行血統であり、繁殖牝馬側の「母ー母母ー母母母」が零細血統である場合に成立します。
メールライン活性配合(Lv2)は、メールライン活性配合(Lv1)が成立し、繁殖牝馬側の3代前までの祖先がすべて零細血統の場合に成立します。
メールライン活性配合(Lv3)は、メールライン活性配合(Lv2)が成立し、種牡馬側メールライン以外の3代前までの祖先がすべて零細血統の場合に成立します。
メールライン活性配合 | 成立要件 | 効果 |
メールライン活性配合(Lv1) |
父が流行血統で、母、母母、母母母がともに零細血統 |
爆発力3 |
メールライン活性配合(Lv2) | Lv1+母父、母父父、母父母、母母父が零細血統 |
爆発力6 |
メールライン活性配合(Lv3) | Lv2+メールライン以外の3代前の先祖すべてが零細血統 |
爆発力10 |
ゲームが進むと、系統が増えていき、零細血統が増えるため、適合する繁殖牝馬が多くなる印象があります。
爆発力が大きいですが、流行・零細血統は年々変化するので、難しいです。
しかし、海外牧場が建設されていれば、国内だけで確立した系統で構成された繁殖牝馬を海外に移動させることで、Lv2は比較的容易に成立させることができる配合です。
例えば、テスコボーイ系、ノーザンテースト系、サンデーサイレンス系で血統構成された牝馬を海外牧場に移動させれば、繁殖牝馬側はすべて零細となるため、海外の流行血統の種牡馬と配合すれば、メールライン活性配合(Lv2)が成立しやすくなる。
ボトムライン活性配合
ボトムラインとは、「母-母母-母母母---」と続く、血統表の最下段を指します。いわゆる牝系。
メールラインが零細血統の種牡馬と母系が流行血統となる繁殖牝馬と組み合わせていくのが「ボトムライン活性配合」です。
ボトムライン活性配合(Lv1)は、「繁殖牝馬ー母―母母―母母母」が流行血統もしくは因子を持っており、種牡馬が零細血統である場合に成立します。
ボトムライン活性配合(Lv2)は、ボトムライン活性配合(Lv1)が成立し、の3代前までの祖先がすべて零細血統の場合に成立します。
ボトムライン活性配合(Lv3)は、ボトムライン活性配合(Lv2)が成立し、繁殖牝馬側メールライン以外の3代前までの祖先がすべて流行血統の場合に成立します。
ボトムライン活性配合 | 成立要件 | 効果 |
ボトムライン活性配合(Lv1) |
父が零細血統で、母、母母、母母母がともに流行血統または因子持ち |
爆発力3 |
ボトムライン活性配合(Lv2) | Lv1+父の3代前の先祖すべてが零細血統 |
爆発力6 |
ボトムライン活性配合(Lv3) | Lv2+母方の3代前の先祖すべてが流行血統 |
爆発力10 |
繁殖牝馬側のボトムラインは流行血統でなくとも能力因子を持っていればよいので、強い牝馬を自家生産し、滅亡しそうな系統(零細血統)の種牡馬を保護するときなどに使いたい理論になります。
多くの強い牝馬を生産できれば、ボトムライン活性配合(Lv1)は、比較的簡単に成立させることができるでしょう。
SP昇/ST昇華配合、SPST融合配合
父と母の系統特性により成立します。
系統特性とは、血統表に「SP」または「ST」がついているものです。
「SP昇華配合」、「ST昇華配合」、「SPST融合配合」の3種類があります。
ST昇華配合やSPST融合配合は、爆発力に加えて、サブパラも強化されます。
血統表にどれだけSP系統やST系統で埋まっているかが要件となるため、Lv3を成立させるとなると、場当たり的な配合では、決してうまくいかないでしょう。
SPST系統の種牡馬を系統確立させるとともに自家繁殖牝馬を計画的に生産していく中長期的な戦略が必要になってきます。
過去作ではST系統が少なかった印象ですが、シリーズが進んだ今作ではST系統を持つ馬が増えたように思えます。
SP昇華配合
父系と母系がともにSP系統特性の場合に成立します。
この配合にもLvがあり、高いほど爆発力を得ることができます。
SP昇華配合 | 成立要件 | 効果 |
SP昇華配合(Lv1) |
父と母ともにSP系統 |
爆発力1 |
SP昇華配合(Lv2) | 2代前までの先祖がすべてSP系統 |
爆発力3 |
SP昇華配合(Lv3) | 3代前までの先祖がすべてSP系統 |
爆発力5 |
ST昇華配合
父系と母系がともにST系統特性の場合に成立します。
この配合にもLvがあり、高いほど爆発力とサブパラのアップが期待できます。
ST昇華配合 | 成立要件 | 効果 |
ST昇華配合(Lv1) |
父と母ともにST系統 |
爆発力1 |
ST昇華配合(Lv2) | 2代前までの先祖がすべてST系統 |
爆発力2 |
ST昇華配合(Lv3) | 3代前までの先祖がすべてST系統 |
爆発力3 |
SPST融合配合
父(母)方の3代前のすべての先祖がSP系統、かつ母(父)方の3代前のすべての先祖がST系統であれば成立します。
爆発力5とパワーアップの効果が見込まれます。
母父〇
母父に大種牡馬因子(
爆発力は、能力因子の数×2となります。
- 母父が大種牡馬または名種牡馬因子を持ち、能力因子を1つ持つ 爆発力2
- 母父が大種牡馬または名種牡馬因子を持ち、能力因子を2つ持つ 爆発力4
新たに繁殖牝馬を購入するとき、繁殖牝馬の父に着目するだけなので、初心者にもわかりやすいです。
系統確立を積極的に行うことで、系統確立した種牡馬の娘が繁殖牝馬になったときに必ず成立する配合となります。
積極的に系統確立とともに狙っていきたい配合理論です。
活力源化種牡馬因子
父と母の先祖に大種牡馬因子(
父と母の先祖それぞれに「大種牡馬因子」を持つ馬がいる場合に、「活力源化大種牡馬因子」が成立し、父と母の先祖それぞれに「名種牡馬因子」を持つ馬がいる場合には、「活力源化名種牡馬因子」が成立します。
大種牡馬因子、名種牡馬因子それぞれの持つ馬の数に応じて、爆発力がアップします。
ただし、インブリードが発生した際には、効果が半減するので注意です。
活力源化種牡馬因子 | 成立要件 | 効果 |
活力源化大種牡馬因子 |
父と母のそれぞれの先祖に大種牡馬因子( |
大種牡馬因子の数×1の爆発力 |
活力源化名種牡馬因子 | 父と母のそれぞれの先祖に名種牡馬因子( |
名種牡馬因子の数×1の爆発力 |
種牡馬側と繁殖牝馬側にそれぞれ同じ種牡馬因子がないと成立しません。
この理論は、大種牡馬因子または名種牡馬因子に着目するだけで簡単に判断できます。
つまり、系統確立した多い馬が含まれる種牡馬や繁殖牝馬は、優秀であると判断できるので、血統表を見るときは必ず押さえておくべきです。
また、系統確立することでメリットが大きい配合理論の一つです。
活力補完
3代前の先祖の中に、特定の条件を満たす場合に成立します。
効果は、産まれる競走馬の競走寿命が延びるということ。
条件に応じて4種類あり、それぞれの成立条件を満たしていれば同時に成立することができます。
3代前先祖8頭全てが何らかの活力補完を成立させた場合、さらに爆発力上昇の効果がプラスされます。
活力補完の種類 | 成立要件 | 効果 |
名種牡馬型活力補完 |
3代前の先祖の中に、系統確立した種牡馬がいる |
競走寿命延長 |
名牝型活力補完 | 3代前の先祖の中に、能力系因子を持つ繁殖牝馬がいる |
競走寿命延長 |
異系血脈型活力補完 | 3代前の先祖の中に、零細血統の馬がいる |
競走寿命延長 |
完全型活力補完 | 3代前の先祖すべてが、上述のいずれかの活力補完が成立している |
競走寿命延長 |
隔世遺伝
父と母がともに能力系因子を持たず、祖父(父父、母父の順)が因子を持っているときに成立します。
祖父の持つ能力系因子の能力がアップします。
父と母の祖父とも因子を持っている場合は、父方の祖父が優先され、母方の祖父は影響しません。
また、スピード因子を持っている場合は、スピード因子数×3の爆発力を得ることができます。
稲妻・疾風配合
父、母がともに瞬発力A以上かつ勝負根性D+以下の場合に、「稲妻配合」が成立します。
一方、父、母がともに勝負根性A以上かつ瞬発力D+以下のときには、「疾風配合」が成立します。
「稲妻配合」が成立するときは、爆発力がアップする反面、勝負根性がダウンしてしまいます。
一方の「疾風配合」が成立するときは、爆発力がアップする反面、瞬発力がダウンします。
稲妻・疾風配合 | 成立要件 | 効果 |
稲妻配合 |
父と母ともに瞬発力A以上 勝負根性D+以下 |
爆発力6 |
真稲妻配合 | 稲妻配合が成立するとともに、父と母ともに芦毛 or 白毛 |
爆発力12 |
疾風配合 | 父と母ともに勝負根性A以上 瞬発力D+以下 |
爆発力6 |
真疾風配合 | 疾風配合が成立するとともに、父と母ともに黒鹿毛 or 青鹿毛 or 青毛 |
爆発力12 |
3冠配合
父、母ともに3冠馬の場合に成立します。
3冠配合により、爆発力4が得られます。
3冠レースの対象は以下の通りです。
【日本国内】
3冠(いわゆる3歳牡馬クラシック)
牝馬3冠
春古馬3冠
秋古馬3冠
【アメリカ】
米国3冠
トリプルティアラ
【ヨーロッパ】
欧州3歳牡馬マイル3冠
欧州3歳牝馬マイル3冠
欧州3冠
欧州オークス3冠
英国3冠
英国牝馬3冠
仏国3冠
仏国牝馬3冠
愛国3冠
愛国牝馬3冠
米国芝3冠、米国芝牝馬3冠、香港トリプルクラウンは3冠配合の対象外です
牝系配合
父と母がともに主流牝系や名牝系に属している場合に成立します。
それぞれの条件によって、得られる爆発力が異なります。
牝系配合の種類 | 成立要件 | 効果 |
牝系配合 |
父と母がともに主流牝系に属している |
爆発力2 |
名牝系配合 | 牝系配合の成立に加え、父と母のどちらかが名牝系に属している |
爆発力3 |
W名牝系配合 | 父と母がともに名牝系に属している |
爆発力4 |
そっくりさん配合
父と母の毛色と顔白徴が同じであることと成立します。
爆発力2アップします。
ライバル配合
ライバル関係にある父と母を配合させた場合に、「ライバル配合」が成立します。
ライバル関係が深いと、さらに爆発力がアップします。
また、父と母父がライバル関係にある父と母を配合したときには、「ライバル配合母父」が成立し、こちらもライバル関係が深いと爆発力がアップします。
ライバル配合の種類 | 成立要件 | 効果 |
ライバル配合 |
父と母が現役時代ライバル関係である。 |
爆発力3 |
ライバル配合◎ | 父と母が現役時代ライバル関係である。 稲妻マーク3個あること。 |
爆発力6 |
ライバル配合母父 | 父と母父が現役時代ライバル関係である。 稲妻マーク1個あること。 |
爆発力3 |
ライバル配合母父◎ | 父と母父が現役時代ライバル関係である。 稲妻マーク3個あること。 |
爆発力6 |
雷嵐配合
春嵐(シュンラン)イベントを発生させている父と、春雷(シュンライ)イベントを発生させている繋養年数が3年以内の母を配合することで成立します。
春嵐イベントと春雷イベントの達成状況(イベント対象馬の3冠達成できるか否か)によって、得られる爆発力が異なります。
雷嵐配合の成立要件 | 効果 |
春嵐イベントの父、春雷イベントの母で発生(雷嵐配合) |
爆発力6 |
上述の雷嵐配合イベントを発生させたうえで、父または母どちらかが3冠を達成している。 |
爆発力8 |
上述の雷嵐配合イベントを発生させたうえで、父と母がともに3冠を達成している。 |
爆発力10 |
上図の3番目については、父と母がともに3冠を制しているので、あわせて3冠配合も成立します。
よって、「雷嵐配合」と「3冠配合」を合わせた爆発力14が発生します。
お笑い配合
種付料100万円以下の父と、評価額1億円以上で賢さC以上の母によって成立します。
爆発力5と精神力、勝負根性、賢さがアップします。
お似合い配合
種付料200万円以下で賢さA以上の父と、評価額1000万円以下で賢さA以上の母によって成立します。
爆発力5と精神力、勝負根性、賢さがアップします。
お披露目配合
父と母がともに繁殖年数1年目で、現役時代にGⅠを勝利しているときに成立します。
爆発力2アップします。
サヨナラ配合
23歳以上で、同じ子系統の種牡馬がその繋養地域に1頭もいない種牡馬と配合することで成立します。
サヨナラ配合の種類 | 成立要件 | 効果 |
サヨナラ配合 |
父の年齢が23歳以上で同じ子系統に属する種牡馬が同地域にいない |
爆発力5 |
Wサヨナラ配合 | サヨナラ配合の成立に加え、15歳以上の零細血統の母と配合 |
爆発力8 |
23歳以上の日本にしかいない系統の種牡馬を海外牧場に移動させれば、安易にサヨナラ配合を成立させることができます。
関係性配合【NEW】
『ウイニングポスト9 2022』で新しく追加された配合理論。
優駿の絆において、「配合効果」を持つ父と母を配合することで成立します。
関係性配合の種類 | 成立要件 | 効果 |
関係性配合 |
優駿の絆マーク2個 |
爆発力3 |
関係性配合◎ | 優駿の絆マーク3個 |
爆発力4 |
まとめ
『ウイニングポスト9 2022』における配合理論をまとめてみました。
新たに追加された配合理論は、「関係性配合」と「サブパラ爆発力」となり、大きく変わった配合理論はありません。
しかし、今作から海外牧場が早期に開設することができるようになったので、「メールライン活性配合」や「サヨナラ配合」を活用しやすくなったことや、系統確立が1年1頭から2頭に増えたことにより、「母父〇」や「活力源化因子」の活用の幅が広がっています。
より競走馬の生産における配合理論で計画的に実践することができるように進化したため、いろいろ試してみて遊びましょう!
参考にしていただけると幸いです。
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