ウイニングポスト10が発売されることで、ウイニングポストのゲームを開始前、そして開始直後に設定しておいた方がよいことをお伝えします。
なお、次作の『ウイニングポスト10 2024』における確認しておいた方が良い内容については、以下の記事を参照。
ゲーム開始前にやること
ウイニングポスト10ではゲームを開始する前に、エディットをしておく必要があります。
ゲーム開始の初期設定において、以下のメッセージで確認できると思います。
この画像にある通り、ゲームを開始した後に、エディットで騎手などの名前を変更しても、そのセーブデータで遊ぶ場合に限っては、変更が反映されることはありません。
どうしてもエディットを反映させたい場合は、新しくNEW GAMEゲームをするしか方法がないです。
エディット(実名化作業)
ウイニングポスト10では、多くの競馬関係者(馬主、調教師、騎手など)が登場します。
実名で登場する騎手の一部を除いて、ほとんどが架空の人物となっています。
ただし、その架空の人物に実在モデルが存在するため、リアリティを持たせたい方にとっては、このエディットによる実名化作業は、必須な作業となることでしょう。
エディット機能においては、以下の内容の修正が可能です。
- 騎手の名前
- 調教師の名前
- 馬主の名前
- 牧場名と牧場長の名前
変更できるのは、名前のみです。
顔グラフィックなどは変えられません。
なお、年度版(「ウイニングポスト9 2022」のように後ろに西暦が付く作品)のエディットには、競走馬の能力や騎手・調教師の能力まで細かく設定できますが、今回は、新規ナンバリングのため、エディットには能力編集機能がありません。
ちなみに競馬関係者のすべての人物を実名化させる作業にかかる時間ですが、Twitterなどから確認できるのが8時間かかったとか、3日かかったとかの確認ができ、苦行であることは間違いありません。
なお、実名化にあたるモデルの特定については、Googleで「ウイニングポスト10 実名化」と検索すれば、出てきますので、興味を持ったら確認してみるといいでしょう。
ウイニングポスト9シリーズにおいて編集したエディットデータを本作へ引き継ぎたいと思っている方は多いと思います。
残念ながらウイニングポスト9シリーズのエディットデータはウイニングポスト10のエディットへは引き継げません。
そこのところを何とかしてほしかったぜ…
ただし、ウイニングポスト10の体験版で編集したエディットデータは、製品版へ引き継げますので、ご安心ください。
- ゲーム開始前にエディット作業を済ましておくこと
- エディットにおいて、すべて実名化作業すると、とんでもない時間がかかる
- ウイポ9シリーズのエディットデータは引き継げない
- ウイポ10体験版のエディットデータは、製品版へ引き継げる
引継ぎデータの作成
ゲーム開始から30年以上プレイして、所持金30億円以上のセーブデータを使うことで、新規にゲームを始めることができます。
このとき、所持金とお守り、牧場施設などを引き継ぐことができます。
強くてニューゲーム的な感じ。
このデータを事前に用意しておくのが「引継ぎデータ」とということです。
今回は、新規ナンバリングのため、最初は引継ぎデータを持っていないでしょうから気にする必要がありませんが、2周目などを始める際は、オート進行などを駆使して、ゲーム開始から所持金30億円と30年経過させたデータを作っておくとよいでしょう。
エディットデータ同様、ウイニングポスト9シリーズのセーブデータの引き継ぎはできません。
ゲームスタート直後の設定
「NEW GAME」を選んでゲームを始めたら、プレイする年代を選択する必要があります。
ゲームを始める年代を選ぼう
ウイニングポスト10では、以下の7つの年からゲームを始めることができます。
どの年代から始めてかまいませんが、皆さんの思い入れのある馬や騎手が登場する時代で遊びたいですよね?
僕がおススメする選び方は、自分の思いれのある馬が登場する10年以上遡った年代から始めるということです。
サイレンススズカを所有して遊びたいと思った場合、1998年スタートを選んではいけません。
1998年にサイレンスズカは登場しますが、ゲームスタート1年目では所有することはできません。
1年目であるため、プレイヤーが所有するライバルにもなりえず、ただただサイレンススズカの強さを傍観するだけです。
また、1991年スタートだと、サイレンススズカを所有するために必要となる金のお守りが得られない可能性があるため、15年くらいさかのぼって、1984年開始スタートを選ぶとよいでしょう。
システム設定①
難易度を「EASY」、「NORMAL」、「HARD」、「EXPERT」から選びます。
秘書たちからも「HARD」以上は手ごたえのあるプレイが楽しめるといっていますので、ストレスをためても仕方ないので、初めてウイニングポストを遊ぶ方には、「NORMAL」以下の難易度を推奨します。
難易度の変更は、5年に一度変更することができますので、自分に合った難易度で遊びましょう。
なお、前述のデータ引継ぎのセーブデータを作りたいという目的の方は、「EASY」を選びましょう。
その方がレースに勝ちやすく、お守りをたくさん手に入れることができるからです。
史実馬の生年は、史実通りの年でいいでしょう。
仮想の年を選ぶメリットは、全く感じません。
ウイニングポスト9シリーズのセーブデータがある方は、ボーナスが得られるので、必ず読み込むようにしてください。
金・銀・銅・緑のお守りが各3個ゲットできます。
また、体験版を遊ぶことで、金のお守り1枚くれるので、遊んだうえで、製品版へ引き継いだ方がいいですよ!
システム設定②
システム設定②は、スペシャル種牡馬とスペシャル繁殖牝馬の導入の有無です。
早逝してしまった馬を種牡馬や繁殖牝馬として登場させることができます。
先ほどの例を挙げたサイレンススズカは、史実では種牡馬になることができませんでした。
このスペシャル種牡馬で導入することで、彼の子孫たちをゲーム内の登場させることができるわけです。
スペシャル種牡馬とスペシャル繁殖牝馬は、それぞれ10頭ずつ導入することができます。
なお、1頭も導入しないという選択肢もありです。
馬主登録申請
プレイヤーの名前などを決めます。
ここで大事なのは、年齢です。
本ゲームでは、異性と結婚ができますが、ゲーム内で結婚ができるのが50歳までとなっています。
なので、できるだけ若い年齢を設定するのが無難です。
本拠地は、関東と関西どちらを選んでもかまわないです。
序盤に選んだ拠点の調教師や騎手に出会ったりしやすくなるだけであり、中盤以降は関東・関西問わず、知り合うことができるようになります。
牧場開設
開設地域は、どこでも良いです。
一応、庭先取引などで、牧場数、種牡馬、繁殖牝馬が多い地域が有利とされていますが、そこまでの重要性はないと思います。
北海道に限定せず、九州とかにも設置できるようにしてほしいぞ!
重賞を勝った九州産の馬だっているんだぞ!
牧場長も好みで選んでよいと思いますが、ウイニングポストシリーズで優秀なのは、「牧野一族」です。
前作では、「牧野一族」をコンプリートで登場させるには、牧野良夫が必須でしたので、今作も彼を起用した方が良いかもしれません。
秘書選択
逢坂やよいと志摩倉夕映の2名のうち、どちらを選んでも良いです。
見た目やプロフィールで選びましょう。
何年か1度に交代することができます。
(ウイポ9シリーズでは、下1桁が0の年の1月1週に交代できた)
ゲームが始まってからの設定
以上の設定が終わったらゲームが始まります。
この後にも、まだ設定しておいた方が良い項目があるので、紹介しておきます。
結婚話
始まっていきなり、秘書から結婚についての話があります。
お見合い①が配偶者のみとの結婚
お見合い②が配偶者との結婚に加え、配偶者の2人の連れ子
このゲーム、自分の子孫を騎手や調教師などにすることができます。
お見合い②を選択すると、一番上の子どもがすでに競馬学校に通っているため、次年には子どもに所有馬の騎手として起用することができます。
子どもを自分の所有馬に乗せまくり、リーディングジョッキーにさせるといった遊び方を早く体験できるのがメリットになると思います。
独身のメリットは、ゲーム内で出会う知人と結婚ができる可能性があるということです。
それぞれの人物に設定されている競馬関連の要件を達成することで、プロポーズが可能となります。
プロポーズで結婚した後に、子どもが誕生し、彼らを競馬関係者にまで育てることができますが、かなりの年月を要することになります。
最初の所有馬の選択
結婚の有無の後には、現役馬を所有することになります。
どの年代から開始する場合においても、①クラシック路線を目指す3歳馬、または②王道路線を目指す古馬のどちらか1頭を選ぶことになります。
どちらの馬を選んでもいいと思いますが、このあたりは今後、検証して紹介できる機会があれば、紹介したいと思います。
環境設定
これはゲーム進行をスムーズにするために、必ず設定してほしい項目があります。
「機能」から「環境設定」を選んでください。
「表示」の「レース結果」を「見ない」にするようにしてください。
これを行わないと、毎週、自分の馬が出走していないにもかかわらず、以下のレース結果を見させれることになります。
毎度、これの必要性って何なんですかね?
なお、ゲームに慣れたら「コマンド説明」や「月末収支報告」などを「見ない」にしておくとよいでしょう。
その方が、ゲームをスムーズに進行させることができます。
「レース観戦」の方も所有馬が少ないときには、デフォルトで構いません。
特に今作は、迫力のあるレースシーンもあるため、結構楽しめますからね。
ただ、所有馬が増えるとすべて観戦するとかなり時間を要し、ゲーム進行に支障しかねないので、所有馬をGⅠだけ限って、観戦するなどに設定してもいいと思います。
まとめ
以上が『ウイニングポスト10』のゲームを始めてから最序盤までに設定しておいた方がよいものとなっています。
ゲームを始めるまでに結構な設定をしなければならないので、このシリーズを初めてプレイする方は、最初は驚くかもしれません。
しかし、ゲームをプレイし始めれば、ウイニングポストの世界にどっぷりとつかると思います。
なんと言ってもこのゲームは、プレイヤーそれぞれでゲーム目標を設定できるので、いろいろな楽しみ方ができてしまう素晴らしいゲームだと思っています。
- 凱旋門賞制覇や全GⅠ制覇
- 登場キャラクターとの結婚(結婚条件が○○のレースを勝つといった仕組みになっている)
- 子孫騎手や子孫調教師をリーディングにする
- 好きな馬の子孫を繁栄させる(系統確立をめざす)
ウイニングポストではこんな感じで、多種多彩な目標設定を掲げることができます。
何らかの目標を立てながらウイニングポスト10を楽しむためにも、この記事で揚げた設定を念頭に置いていただければと思います。
コメント