どうも、鬼のインドア派のたご作(@tagosaku881)です。
今回は、映画のシリーズで有名な「STAR WARS(スター・ウォーズ)」の世界を描いたゲームをレビューしたいと思います。
STAR WARS観たことないからわかんね。
ゲームのストーリーは独立しているからスターウォーズを知らなくても楽しめるよ!
2023年には本ゲーム『STAR WARS ジェダイ: フォールン・オーダー』の続編となる『STAR WARS ジェダイ:サバイバー』が発売される予定のため、遊んだことがある人は物語の復習として、未プレイの方はこの記事を機に遊んでみてはいかがでしょうか?
また、本ゲームを通じて、STAR WARSシリーズに少しでも興味を持ってくれると嬉しいと思っています。
- スター・ウォーズが好きな人
- 死にゲーををやってみたい人
- SFの世界観での冒険を楽しみたい人
ゲーム概要
タイトル | Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー |
対応機種 | PS5、PS4、Xbox One、PC |
ジャンル | アクションゲーム |
発売日 | 2019 年11月15日 |
本作は、映画「STAR WARS(スター・ウォーズ)」をテーマとして、3人称視点のアクション・アドベンチャーのゲームです。
公式ページには「ジェダイ」になれる、とあるようにパダワン(見習い)のジェダイが主人公となります。
少し古めのゲームですが、PS5でも映像美がパワーアップして発売されているゲームです。
あらすじ
スター・ウォーズを観たことがある人ならわかると思いますが、本ゲームはシリーズの時系列的にはエピソード3「シスの復讐」からエピソード4「新たなる希望」までの間のストーリーとなっています。
皇帝・パルパティーンが発した「オーダー66」によって、多くのジェダイが帝国に殺され、その5年後が舞台。
パダワン(ジェダイの訓練生)の生き残りの主人公であるカル・ケスティスは、ジェダイである身を隠しながら生活していたが、ある時にジェダイが使えるフォースが使えることがバレてしまい、ジェダイ・オーダー再建のため奔走していくことになる。
ジェダイの生き残りを抹殺しようとする帝国と戦いつつ、出会った仲間とともに冒険していく。
このようなあらすじを読んでも、スター・ウォーズを観たことのない人には、こんな印象を抱くでしょう。
STAR WARS観たことないから、何言っているのかさっぱりわかんね!
ただ、このゲームではストーリーが独立しているため、上述のあらすじを知っている必要はほとんどありません。
主人公がジェダイということで、敵に追われているということだけわかれば、全然、楽しめますよ!
スター・ウォーズを知らない人にも向けると、怪しく光る蛍光灯のような剣を振り回し、敵を吹き飛ばしたり、時間をスローにしたりする特殊能力を持つ男を操作しながら、帝国という敵を倒しつつ、物語を進めるアクションゲームなのだ。
これをSTAR WARSを知っている人に換言すると、ライトセーバーやフォースを駆使するジェダイを操作して、ジェダイ再建に向けて、邪魔をする帝国の兵士たちを倒していくわけだ。
スター・ウォーズでおなじみのモブ兵士・ストームトルーパーや異生物などを倒しながら、遺跡にある謎を解明するため、進路を邪魔するギミックを解きがら物語を進めていくのが大まかなゲームの流れとなる。
スター・ウォーズ感の死にゲー
いくらプレイヤー自身がジェダイという立場でも、多くのストームトルーパーといったや襲ってくる異生物といった敵モブに集中的に攻撃されると、簡単に倒されてしまい、ゲームオーバーとなってしまいます。
そう、「数の暴力」には、ジェダイといえども、無力なのです。
ライトセーバーでブンブンと剣を振り回すだけでなく、相手の攻撃を避け、パリィを使いながら1体ずつ、着実に倒していくことが重要となります。
無双系のゲームのように「俺、強えぇー」という世界観とは異なるわけです。
そこで、本作でよく評されるのがスター・ウォーズの「死にゲー」。
よく的を射ている評価だと思います。
死にゲーだから難しんじゃないの?
そこは難易度を調整すれば、死にゲーではなくなるぞ!
死にゲーと言われると、プレイが難しいのではないか、と心配する人がいらっしゃるかもしれません。
ですが、そこはご安心を。
この『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』には難易度が設けられており、プレイヤーの実力に合わせて、4つの難易度から自分に合った設定をすることができてしまうのです。
- ストーリーモード (一番簡単 ストーリーだけを追いたい人向け)
- ジェダイ・ナイト (普通 まずはこの難易度でやってみるとよい)
- ジェダイ・マスター(難しい アクションゲームが得意な人向け)
- ジェダイ・グランド・マスター(鬼難しい 限界に挑戦したい人向け)
しかも、この難易度は、プレイ中にいつでも変更することができるのがありがたい!
攻略に手詰まりになったときには、ストレスを溜める前に難易度を落として、楽しむことをおススメします。
僕は、「ジェダイ・マスター」でクリアできた!
「仁王」シリーズくらいしか、死にゲーをほとんどプレイしたことがありません。
そんな僕でも、ジェダイ・マスターで設定して遊んだところ、クリアすることができました。
本作のジェダイ・マスターの設定の中でプレイしたころ、「仁王」シリーズよりは簡単であると断言できます。
謎解き、探索ゲー
ただ、敵を倒していくだけのゲームではありません。
宇宙船で星を行き来し、降り立ち、探索していきます。
敵を倒しながら、入り組んだマップを探索するアドベンチャー要素が多く盛り込まれています。
謎めいた神秘的な建物の中をよじ登ったり、壁の横を走ったりとフィールド内のあらゆるところを走り回ります。
真っ暗な中では、ライトセーバーをたいまつ代わりに用いたり、フォースの力を使って、縄を手繰り寄せて、上部へ登ったり、古い扉をフォースでぶっ壊したり、行く手を阻む個所で頭を使う場面がチラホラあります。
これらは後述のジェダイでできることの能力を使うことになります。
これらの冒険要素については、他のゲームで例えるならば、「アンチャーテッド」シリーズや「トゥムレイダー」シリーズの遺跡探索やクライミングアクションを行い、「ゼルダの伝説」シリーズの謎解きを解くといった要素までも盛り込まれていると言っていいでしょう。
ジェダイでできること
本ゲームの公式ページにも「ジェダイになれる」とあるくらいですから、本作のジェダイが何ができるかを簡単に説明していきます。
敵を倒したり、マップに点在する探索物を得ることで経験値が貯まり、スキルツリーから自分の使いたいアビリティを取得するという形で、パワーアップを図ることになります。
そのほか、随所でイベントが発生し、マスター(師匠)との修行の記憶により、新たなアビリティを得ることもあります。
これらのアビリティは、敵を倒すだけでなく、探索面でも多用することになります。
ビームを跳ね返す
敵が撃つ銃の光線をライトセーバーではじき返して、倒すことができる。
個人的に一番、スター・ウォーズ感を感じるゲームプレイである。
(動画を用意したかったけど、静止画だと爽快感ないので、掲載していません)
ライトセーバーのダブル・ブレード化
ウォール・ラン
フォースの力
敵や物体を吹き飛ばす「プッシュ」、逆に引き寄せる「プル」などは探索面でも大活躍!
そして、敵のモーションをゆっくりにする「スロウ」がある。
良い点・悪い点
まず、プレイしてこう思うはず。
「うおお、これスター・ウォーズっ!(で観たことあるっ)」
スター・ウォーズの世界観での作られたゲームなので、当たり前なんですけどね。
本プレイを遊ぶと間違いなく、映画の新たなスター・ウォーズを観ているかのような作り込みとなっています。
良い点
- ジェダイとなった剣劇アクションがカッコいい
- スター・ウォーズの世界観をキレイに表現
ジェダイとなった剣劇アクションがカッコいい
スター・ウォーズの映画さながらのアクションを楽しむことができるのが本ゲームの醍醐味。
「ブーン、ブーン」というライトセーバーの響きだけで、STAR WARS愛好者は歓喜になること間違いなし!
敵のストームトルーパーが銃で撃ったレーザーをライトセーバーではじき返して、倒すといったスター・ウォーズで見たことのある戦闘シーンや、パリィで敵を倒すカメラアクションのカッコよさをぜひとも体験してほしいところ。
無双系ではないゲームですが、こういったカメラアクションの演出によって、ジェダイによる無双系の強さを演出してくれるところなど、テンションが上がりまくりになっちゃいます。
また、地味なところでは、ライトセーバーの見た目や発光するカラーをカスタマイズすることもできるので、オリジナルのライトセーバーを作って、帝国軍を倒しつつ楽しもう!
スター・ウォーズの世界観をキレイに表現
僕は、PS5で遊びましたが、グラフィックがとてもきれいです。
訪れることができる星は4つ存在しており、ジャングルのような自然豊かな星や荒廃した不気味な星、機械だらけの場所など、スター・ウォーズの世界に引き込まれるくらいのリアリティさがあります。
スター・ウォーズではおなじみの種族・ウーキー族やドロイドなどが登場します。
ストーリーを通じて、様々なハプニングが起こる主人公・カルを大いに助けてくれるBD-1の存在はひときわ目立つ登場キャラと言えよう。
ストーリーが進行するにつれて、カルとBD-1の絆が生まれていることがはっきりわかるような演出が多く、BD-1の小気味いい動きから嬉しさや悲しさの感情をよく表せており、よきパートナーとなっていきます。
そして、愛嬌と可愛さが抜群!!
このBD-1のドロイドの存在だけでもこのゲームは買いと言えるくらい僕は気に入りました。
自分のそばにもこんな愛嬌のいいドロイドが欲しいものですな。
一方で、AT-ATに乗って、操縦するというダイナミックなアクションも存在します。
このAT-ATで帝国軍を蹂躙する場面は、本ゲームでもっともストレス発散ができたシーンであると言えよう。
このAT-ATのシーンで『がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め』のゴエモンインパクトの操縦シーンを思い出してしまった…
おい、ジジイ。ネタが古すぎるだろ…
最後にはスター・ウォーズで最も有名なダークヒーローも登場し、物語を最高潮に盛り上げてくれます。
悪い点
続編『STAR WARS ジェダイ:サバイバー』が登場することも決まっているため、本ゲームを通じての以下の不満点が解消してくれると嬉しいです。
- ファストトラベルがない
- 収集アイテムなどが超地味
ファストトラベルがない
本ゲームには、ファストトラベルがありません。
道中のショートカットのアンロックは存在するため、近道を作ることはできます。
しかし、冒険する舞台はオープンワールドといってもいいくらい広く、謎解き要素を含んだ入り組んだ複雑な形状の洞窟なども存在するため、スタート地点の自分の宇宙船に戻らなくなったりするときなど、「ファストトラベルがあれば便利なのに…」と思うシチュエーションが結構、ありました。
つまり、プレイするにつれて、移動が面倒になってくるということです。
しかも、複雑な地形だけなく、ホログラムで表現されるマップがとても見にくいため、自分が向かう先のルートの確認に手間取ることにつながります。
取りこぼしたアイテムなどを改めて取りに行くときにも普通に迷い、行きたい場所まで時間がかかるため、プレイ効率を考えてファストトラベルは用意するべきなのではないか、と思いました。
収集アイテムなどが超地味
収集アイテムが地味ということで、要は武器や防具によるプレイヤーの強化はありません。
道中、敵を倒しても経験値を得るだけ。
宝箱などのアイテムを得る収集アイテムに新たな武器や防具の取得というものがありません。
あくまで主人公の衣装やライトセーバー、BD-1などの見た目が変わるくらいアイテムを得るのみなので、アイテムボックスを見つけたとしても、ワクワク感が全く沸かないというのが本音。
ジェダイという立場ゆえにライトセーバーという武器と防具なしという点に拘束されてしまうので、装備品を整えるということができないのは仕方ないことかもしれませんが、もう少し良いアイデアがないものだろうか、と思いました。
ただ、自分もこれに代わるアイデアを考えましたが、思いつきませんでした。
まとめ
スター・ウォーズの世界観でアクションゲームを楽しみたい方には、絶対にお勧めできるが本作の『STAR WARS ジェダイ: フォールン・オーダー』です。
まさにスター・ウォーズ版の死にゲー。
SFの世界をキレイなグラフィックで表現し、かといって洞窟などの謎解き要素など心をくすぐられ、冒険心をワクワクさせてくれる作品です。
アクションゲームが苦手でもストーリーを把握したい方に向けての難易度を設定できるので良心的なゲームといえますので、死にゲー、スター・ウォーズのデビューには持って来いです。
スター・ウォーズファインに加えて、こういった方にも是非とも手に取っていただきたいですね。
- スター・ウォーズが好きな人
- 死にゲーををやってみたい人
- SFの世界観での冒険を楽しみたい人
ゲームおすすめ度:
また、本作の続編『STAR WARS ジェダイ:サバイバー』が2023年4月に発売されました!
正当な続編として、ゲーム性はもちろんのこと、重厚なストーリーに感動間違いなしの作品に仕上がっていますので、本ゲームを遊んだ後は、必ずプレイしてほしいですね。
ただ、『STAR WARS ジェダイ:サバイバー』を遊ぶ前にこの本作『STAR WARS ジェダイ: フォールン・オーダー』を遊ぶ時間が増えたという考えを改め、未プレイの方はプレイをおススメしたいと思います。
あわせて、スター・ウォーズシリーズの映画も観ておくと、『STAR WARS ジェダイ:サバイバー』がより楽しめるのではないでしょうか。
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