ペルソナ4 ザ ゴールデン(P4G)【ゲーム評価とレビュー】

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どうも、鬼のインドア派のたご作@tagosaku881)です。

『ペルソナ4 ゴールデン(P4G)』をレビューしたいと思う。

もっと早く(若い時に)このゲームに出会いたかった!
プレイした後の率直な気持ちである。
RPGの物語、というかメインキャラクターのキャラクター性の魅力に引き込まれた。
それぐらい素晴らしいのだ!

ちなみに僕は、『ペルソナ3』と『ペルソナ5』をプレイしたことがある。
その中で、ストーリーが最もポップで高校生らしい雰囲気が最も楽しめるのはこの『ペルソナ4 ゴールデン』だろう
つまり、青春純度がたっぷりと詰まっているゲームなのだ!
なので、上記の率直な感想が出たわけ。

個人的には、高校生の青春をいっぱいに感じることができるという点が相当の高いポイントを得ている。

たご作

こんな仲間たちと高校時代を過ごしたかった!

ゲームおすすめ度:

『ペルソナ4 ゴールデン』おすすめはこんな人
  • ペルソナシリーズが好きな人
  • 青春時代をゲームに求めたい人
  • 時間に余裕がある人
目次

ペルソナ4 ゴールデンとは

スクロールできます
タイトルペルソナ4 ザ ゴールデン
対応機種Nintendo Switch、PlayStation Vita、PS4、Microsoft Windows、Xbox One、Xbox Series X/S
ジャンルRPG
価格1,980円(税込)

2008年7月にPS2で発売された『ペルソナ4』。
この4年後の2012年6月に新要素が追加された『ペルソナ4 ゴールデン』がPlayStation Vitaで発売された。

現在は、この『ペルソナ4 ゴールデン』を元にして、リマスター版という形で各ゲーム機でマルチ展開されている。

リマスター版では、グラフィックの強化やコミュイベントを見直すことができる「アルバム機能」、1周目から難易度設定等ができるといった具合の改善が入っている。
とりあえず、これから購入して遊ぶ人は。『ペルソナ4 ゴールデン』リマスター版を選ぶとよいだろう
値段もめちゃ安いし。

たご作

P5 → P5R → P4G(今作) → P3R の順でペルソナシリーズを遊んでます。

簡単なあらすじ

都会育ちの主人公。
両親が海外転勤したことから母親の親戚である堂島家へと居候するために稲羽市へ引っ越してきた。

その稲羽市では連続殺人事件と”マヨナカテレビ”という奇妙な噂でもちきりだった。
主人公と出会った仲間たちは、殺人事件の解明と”マヨナカテレビ”の異世界への飛び込んでいくのであった。

ペルソナ4 田舎風景
通学路に田んぼがある場所が舞台

『ペルソナ3』と『ペルソナ5』が都会を舞台にしていたところ、『ペルソナ4』の舞台は田舎が舞台である。
本作の主人公は、他のペルソナシリーズのように両親がいなかったり、前科者の噂を立てられるようなこともない、純な主人公であることも特徴であり、割とすぐに同級生たちと馴染んでいる感があるのが感情移入しやすいポイントだ。

日常生活では学生生活の青春を謳歌し、事件解決に向けてのダンジョン攻略は、コマンドRPGを楽しむといったゲームだ。

特にペルソナシリーズは広大な舞台の大地へと旅立つわけでもなく、高校生が生活する範囲で様々な事件が起こるのが特徴である。

ペルソナシリーズの基本的な流れ
期限までにダンジョンとボス攻略

ダンジョンに出てくる敵(シャドウ)を倒し、プレイヤーのレベルやペルソナを集める。
集めたペルソナを合体させることでより強いペルソナを作れる。

これらを駆使して期限までにボスを倒す!

次の事件までに学校生活を楽しみつつ、プレイヤーを育成

次の事件発生までに学校生活などで仲間と絆を深めたり、勉強やアルバイトをして人間力を伸ばしていく。

ダンジョン内の様子

ダンジョンは、『ペルソナ3』の「タルタロス」同様、ランダム生成ダンジョンだ。
奥にいるボスを倒すことで事件解決につながるため、目的がはっきりしており、タルタロスのように「いつまでずっと上り続けるんだよ!」という単調さはない。

良い点

このゲームをプレイしてみて良かったと思う点は、こんな感じ。

良い点
  • ストーリーが良い
  • 何度も聴きたくなる音楽

ストーリーが良い

殺人事件解明に向けて仲間たちと相談する様子
仲間たちとの事件解決

もっと早くこのゲームに会いたかった!
これがクリアしてから思わず出た言葉だ。

地元の連続殺人事件の真実解明ということで、ゲームが進むにつれて、犯人捜しを推理する楽しみがある。
そして、事件解決したかと思いきやバットエンディングということもあるのがこのゲームの醍醐味。

実は、マルチエンディングが採用されており、途中の選択肢を誤るとバットエンドで終わってしまうことも。
未プレイの人はネタバレに気を付けてドキドキしながら遊んでほしいと思う。
(セーブデータをロードをし直せば、すぐにやり直せるので)

たご作

そんな自分も一発目はバットエンド…

とにかく雰囲気が明るい

『ペルソナ4』は、メインカラーが黄色だけあって、全体的に雰囲気が明るい!
地元での連続殺人事件というダークな部分がありながらも、その暗さを完全に打ち消しているのが主人公の周りにいる仲間たちの存在だ。

たご作

仲間間の関係がめちゃくちゃいい!

例えば、『ペルソナ5』の場合は冤罪であったものの前科者である主人公だけでなく、仲間たちもそれぞれ学校内で孤立しているタイプであったこと、都会が舞台だったことからかどこかクールで高校生らしからぬ雰囲気が出ていたように感じた。
また、『ペルソナ3』では、いきなり寮に集められて、粛々と毎月の現れるシャドウを倒すというビジネスライク的な関係が目につく。

一方、こちらの『ペルソナ4』は、実に精神的にも高校生らしい和気あいあいの部分が随所にみることができる。
原チャリ免許を取っての海水浴、即席バンド結成して曲を披露したりと他のペルソナシリーズにはない青春爆発ファイヤーな日常を送っている

ペルソナ4 原チャリ旅行
仲間との夏休みの一コマ

陰キャの学生生活を送っていた身としては羨ましい場面がチラホラあるわけで…
僕が高校生に戻れるのであれば、この『ペルソナ4』のメンバーと高校生活を送りたいと感じている。

ちなみに本作でのお切り入り女性キャラは、里中千枝

闊達な性格のカンフーマニアで肉好きの彼女。
戦闘中に時折発動する千枝が繰り出す渾身の中段蹴りを叩き込めば、どんな敵シャドウも一撃必殺の「どーん!」という声で敵をはるか彼方へと飛ばしていく(ドラクエでいう「バシルーラ」)。
これが発動するのが毎戦闘楽しみで使ってしまうほどお気に入りだ。

日常パートのやり応え

ペルソナ4の人間パラメータ
パラメータ項目が多いぞ

『ペルソナ3』での人間パラメータが3つしかなかったのが本作から5つに増えている。
パラメータを上げる項目が増えたことにより、放課後や夜の行動範囲が広がる結果につながっている。
つまり、日常パートが作業化になりにくい工夫が凝らされる

夜のスナックのバイト
田舎のスナックのバイトでパラメータを上げよう!

例えば、アルバイトの種類が多く用意されていたり、自宅でも勉強だけでなく、読書、プラモデル作りなど最新作の『ペルソナ5』よりも日常パートでできることが多い気がする。

よって、プレイヤーそれぞれのプレイに個性が出やすくなるのではないだろうか。

何度も聴きたくなる音楽!

音楽の良さにも定評があるペルソナシリーズですが、この『ペルソナ4 ゴールデン』は、歴代最強の楽曲がそろっている。

『ペルソナ5』が悪い大人たちを倒すという意思を表現したような「いざ、倒さん!やってやるぜ!」という力強い曲が多い印象。
一方、『ペルソナ4』は、仲間と一緒に仲良くといった協調性を感じる曲に仕上がっていると感じた。
なので、聴いていて心地よく落ち着ける曲が多いな、と感じてる

第4位の「Reach Out To The Truth – First Battle -」
イントロのカッコいいギターサウンドに加えての女性ヴォーカルのラップ調の曲。
こんな曲を戦闘曲に使うかね、と思うくらい最初の戦闘の時に流れるBGMを聴いたとき衝撃が走った

そして、第2位の「Your Affection」
このさわやかな気持ちにしてくれる曲は何なんだ!
自分が晴れた日に外出する時にたまに聴いている。
特に河川敷で聴くと本ゲームのストーリーを思い出す。

ということで、僕はペルソナシリーズの中で『ペルソナ4 ゴールデン』の音楽が一番好きだ!

ゲーム音楽が大好評だったのか、音ゲーまで発売している(PS Vita)

イマイチな点

イマイチ…
  • 昔のゲームらしい古さ

昔のゲームらしい古さ

ストーリやキャラクターは、良くてもやはりそこはオリジナル版からカウントすれば、15年以上も前のゲーム。
オリジナル版は、PS2ですらね。
そこは仕方ないと思って遊んでいただきたい。

グラフィックは…

デフォルメされたポリゴンで描写されているため、各キャラクターの表情は乏しい
イラスト絵と違って、まるで能面のようだ。

『ペルソナ5』等の最新作を遊び、あの等身大で表現されるキャラクターを見ると、残念な気持ちは否めない。
ただ、戦闘中に入るカットイン等は『ペルソナ5』にも引けを取らないくらいカッコイイ!

一斉攻撃カットイン
戦闘の一斉攻撃前のカットイン

今のゲームが進化したと思うしかないだろう。
ついては、『ペルソナ3 リロード』でリメイクされたわけで、この『ペルソナ4 ゴールデン』のリメイク版をぜひ期待したい!

たご作

千枝の追撃「どーん!」をリメイクで観たいぞよ

システム面もテンポ悪し

キャラクターステータス画面
メニューのキャラステータスの様子

本作のメインカラーの黄色のUIは、とてもオシャレだ。

でも、使い勝手は悪い。
昔ながらの十字キーで項目を選択して決定ボタンのコマンドという従来のRPGなのだ
『ペルソナ5』や『ペルソナ3 リロード』のように即座にアビリティを呼び出せる直感的なシステムではないわけで、いかに『ペルソナ5』がUIにこだわり、洗練させたかがよくわかる。

昔ながらのコマンドバトル
ペルソナ5のようにワンボタンでペルソナを呼び出せないのだ

また、敵の弱点を突いてもう一度攻撃ができる「1More」はあるが、「1More」の後に続く『ペルソナ5』でいう「バトンタッチ」はないため、雑魚戦に時間がかかる

たご作

結構、敵の攻撃ターンがあるせいで、ゲーム序盤は死にまくった。
僕だけか??

まとめ

以上、『ペルソナ4 ゴールデン』のプレイした感想だ。

ゲームおすすめ度:

『ペルソナ4 ゴールデン』おすすめはこんな人
  • ペルソナシリーズが好きな人
  • 青春時代をゲームに求めたい人
  • 時間に余裕がある人

グラフィックやシステムの古さは否めないが、ストーリーやキャラクターはずば抜けていい作品である
『ペルソナ5』や『ペルソナ3 リロード』といった最近のシリーズから遊び始めた人にも手に取ってほしいゲームだ。

ペルソナ3~5の中で、どのシリーズで高校生活を過ごしたいか選ぶとすれば、間違いなくこの『ペルソナ4 ゴールデン』のメンバーと過ごしたいと答えるだろう
それくらい明るい青春を謳歌している姿にほっこりする自分がいた。

新作『ペルソナ6』を発売してほしい一方で、『ペルソナ3』もリメイクしたわけだし、この『ペルソナ4 ゴールデン』を現在の技術を駆使したグラフィックとシステムで生まれ変わらせてほしいぞ!

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この記事を書いた人

鬼のインドア派。
当然、仕事もインドア派を望むも、叶わぬ毎日の現実に嘆息している。
本ブログでは、鬼のインドア派にふさわしいパソコンの紹介やパソコンを使ってできるゲームやデジタルイラストなどを紹介している。
唯一のアウトドア派の趣味である野球観戦・競馬観戦を踏まえた写真撮影方法なども記している。

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