PlayStation5(以下「PS5」)は、映像と音質を引き出す性能がかなり向上しているという話は有名です。
それを体感したいとは思うが、オーディオ機器を揃えるとなると、相当の費用が発生してしまいます。
たご作は、現在、デスクトップPCから接続している既存の外付けスピーカーを使っています。
これをPCと外付けスピーカーを接続したままでPS5でも音声の出力ができないかを思案してたところ、HDMIアダプター(『ASTRO HDMIアダプター』)を購入することで、「液晶モニター」と「外付けスピーカー」での切替作業は必要となりますが、PCで遊んでも、PS5で遊んでも音声をスピーカーから出すことに成功しました!
この方法は、液晶モニターに音声出力端子がないモニターにも対応できると思います。
すべての人に当てはまるものではありませんが、参考にしてみてください。
なお、結論から申し上げますと、外付けスピーカーには、アナログ入力端子と光デジタル端子の2つの端子があることが条件となります。
現在の環境
PS5に搭載されている端子では、HDMI接続しかできなそうです。
たご作が持つ外付けスピーカーには、HDMI端子がないため、デスクトップPCからのみしか外付けスピーカーからの音を聞くことがでません。
現在の環境は、こんな感じです。
映像は、自作デスクトップPCからDVI端子を使って液晶モニターへ繋ぎ、出力。
音声は、自作デスクトップPCのオーディオ端子からスピーカーのアナログ入力端子へ接続することで出力。
このPC環境で、日常的なネットサーフィンやSteamでのゲーム、写真のRAW現像処理作業などで活用している。
外付けスピーカーは、10年以上前に購入したONKYO『GX-D90』を使用しています。
また、液晶モニターは、iiyama『XU2390HS-B3』を使用。
恥ずかしながら、どちらも安物を使っている次第です。
これから対応方法に触れていきますが、外付けスピーカーには「アナログ入力端子」と「光/同軸デジタル入力端子」の2つの端子が必要とします。
この2つがない場合は、おそらく併用については、別の方法になると思います。
PS5を接続してみる
iiyama『XU2390HS-B3』の液晶モニターには、「DVI端子」と「HDMI端子」があります。
「DVI端子」は、すでにPCと接続しているので、PC画面の映像を出力している状態です。
ちなみにPS5からは、HDMIケーブルを使って液晶モニターと接続すれば、映像と音声が液晶モニターから出力されるので、遊べるといえば、遊べるという状態。
しかし、音質は最悪といっていいほどの悪さ…
DVI接続画面とHDMI接続画面を液晶モニター側のスイッチで切り替えることで、「DVI接続画面ではPC作業」、「HDMI接続画面ではPS5でゲームのプレイ」と、それぞれ楽しむことができるようになります。
ただし、この接続方法だと、先ほど言った通り、PS5で遊ぶ際は、スピーカーから音は出ません。
液晶モニターから音声が出力されます。
さっきも書いた通り、これがショボい音声なんです!
臨場感など、「ほとんどない」と言ってもいい感じなんです。
液晶モニターと外付けスピーカーから出る音を比較すると、液晶モニターの音のチープさは否めません。
なんとか、PS5でゲームを楽しむときにスピーカーから音を出せないか思案して、結果を出したのが以下の方法です。
解決策を考えてみた
今、使っているスピーカーは、さっき言った通り、ONKYO『GX-D90』。
このスピーカーには、「アナログ入力端子」と「光/同軸デジタル入力端子」が搭載されています。
現在は、「アナログ入力端子」にて、PCの音を出力しているので、「光/同軸デジタル入力端子」とPS5を繋ぐことができれば、スピーカーから音が出力されるに違いない!
しかし、ここでもう一つ問題が生じます。
PS5本体には、PS4にあった光デジタル端子が搭載されていません。
よって、何らかの変換機を用意して、光ケーブルを使えるようにする必要がありそうです。
そして、以下のとおり、試してみました。
解決策を実行
これから実際に、行うために、必要なものを用意します。
用意したもの
HDMIケーブルの信号は、映像と音声が液晶モニターへと送られます。
これを映像は液晶モニターへ、音声は外付けスピーカーへと分ける必要があるので、変換機を購入することにしました。
購入したのは、『ASTRO HDMIアダプター』。
正式名称は公式ページをみても、よくわからないですが、自分は上記のものをAmazonで購入しました。
価格は、4,000円ちょっと。
「PLAY STATION5用」という表記あり
マニュアルを撮り忘れたが、同梱物はこんな感じ
・本体(5.3cm x 5.8cmx 2.1cm、70 g)
・マニュアル
・HDMIケーブル
・USBケーブル
ちなみに、マニュアルは簡単な絵が描いてあるのみで、マニュアルといえるようなものではありません。
本体は、非常にコンパクトなサイズで場所にとらわれることなく使えるのが強みです!
この『ASTRO HDMIアダプター』には、「HDMI出力端子」、「SPDIF」、「DC5V」が搭載されています。
「SPDIF」が音声信号をデジタル転送することができる端子のため、ここに自分が持っている外付けスピーカーと接続すれば、PS5の音声がスピーカーから出ることになります。
さらに、外付けスピーカーとHDMIアダプターを接続するために「光デジタルケーブル」を合わせて購入。
用意したものを接続
購入したものを使って、早速、接続してみます。
こんな感じで接続していきます。
これにより、PS5の音声を外付けスピーカーから出すことに成功しました。
やはり、液晶モニターから出る音質の差が圧倒的に違います。
本当にこの環境を作り出してよかったです。
ただ、注意点として、光デジタルケーブルによって音声を外付けスピーカーへ出力できていますが、液晶モニターとHDMI接続している影響で、液晶モニターからもPS5の音が出ています。
外付けスピーカーと液晶モニターの両方から音が出る
液晶モニター側の音量をゼロにするなどすれば、外付けスピーカーからの音のみを楽しむことができます。
また、PCでゲームをしたり、YouTubeを観るなどPCの音声を聞きたいときは、自分が持つ外付けスピーカーONKYO『GX-D90』では、前面の「INPUT」のつまみを「ANALOG」にします。
一方、PS5を遊ぶ際は、「DIGITAL」に合わせる必要があります。
同様に、液晶モニターも「PCを使うときはDVI接続」、「PS5で遊ぶときはHDMI接続」に切り替える必要があります。
やってみた感想
最後に、メリット・デメリットを挙げさせていただきます。
- 既存のスピーカー(光デジタル端子が必要)を活かせる
- 価格が安い(要光デジタル端子搭載)を活かせる
新たに音響機器で揃える必要がなく、今あるスピーカーをそのまま活用するには、この『ASTRO HDMIアダプター』を使うことで、PCとPS5の音を楽しむことができます。
音のクオリティは、スピーカーの質によりますけども。
そして、価格が4,000円強なので、新たなオーディオ機器を購入するよりもずっと割安です。
- モニターが真っ暗になることがある。
- 本体の加熱が驚くほどある
- PCとPS5の映像・音声切替作業が面倒である
PS5から本HDMIアダプターに電源供給をしていると、たまに液晶モニターの画面が真っ暗になる現象があります。
5秒程度待っていれば元に戻るのですが、どのタイミングで起きるのかが一定ではないので、やや困ります。
解決策としては、PS5以外から電源供給をしてください。
自分の場合、PCのUSBポートから電源供給を行っており、画面が突然、真っ暗になるといった現象は起こらなくなりました。
PCなどPS5以外から電源供給することで、HDMIアダプターに供給を行うとよい
PS5を使用すると、本HDMIアダプターが異常なくらい熱くなります。
使用するにあたって、上述の画面が暗くなる以外には問題ありませんが、気になるといえば気になってしまう・・・
こちらについては、残念ながら対処法はなさそうです。
PCとPS5で遊ぶときに状況によって、液晶モニターとスピーカーの切替作業は、はっきり言って面倒です。
例えば、PS5で遊んでいるときに攻略動画サイトが見たいなあ、と思った時に画面と音声を切り替えてからPCの動画サイトを見ることになります。
そして、サイトのチェックをし終えた後にPS5に戻る際も、切替作業をしなければならないので、正直手間です。
しかし、イチイチ配線を直したりするわけではないので、それに比べれば、大したことはないですけどね。
まとめ
PS5の音声を少しでも体感してみたいという思いでモニターからの音ではなく、せめて持っているスピーカーで音声を楽しみたいということから対応してみた次第です。
諦めて、純正のスピーカーを購入しようかも悩みましたが、モノが増えるのも嫌なので試してみてよかったです。
肝心の音質ですが、モニターに比べれば、雲泥の差。
音質はかなりアップしていることを体感しています。
なかなかこのような悩みを抱えている人がいないのか、ググっても出てこなかったので、同じような悩みを持つ方に参考になっていただけると嬉しいです。
最後に一応、本記事で紹介したものを改めて、貼っておきます。
コメント